2月29日(水)、雨。
昨日の朝は0℃。
昼すぎにはマズマズ暖かさ。
今朝は小ぬか雨。
関東では雪、積雪だそうですね。
昨日今日と、とにかく雛祭りの準備。
そのためにも昨日は、1階床に広げたまま途中だった「薩摩ツゲ」柾目の木地揃えを再開。
半日かかって30組ぐらいは終えたものの、まだまだ。
木地揃えばかりやっていると、時間が足りません。
と言うことで、昨日はこれでお終いにして、今日は、展示品を並べます。
ーーーー
「チョッと小振りな彫り埋め駒」。
その「古水無瀬」を急遽、何組か追加制作することに。
木地は10組分ほど準備が出来ているので、彫りからです。
別途、仕掛かり中の盛り上げ駒も、終えなければなりませんし、確定申告も残っています。
まあ、1つ1つ片付け無ければ、前には進めません。
先日、バタさんから「書き駒」についてお訊ねがありました。
「書き駒」については、後日、少し触れておきたいと思っています。
ーーーー
検索キーワード
1 将棋駒の作り方
2 熊澤良尊
3 良尊
4 将棋盤
5 将棋藤谷豪
6 字母 清安
7 将棋駒
8 碁盤師 町田
9 熊澤良尊将棋駒工房
10 駒工房
11 駒づくりを楽しむ会
12 名駒大鑑
13 安清 清安
14 天童駒 楷書
15 竹内淇洲
16 将棋駒 ツゲ
17 御蔵黄楊
18 字母紙
19 駒木地 販売
20 加茂船屋雛まつり
昨日の朝は0℃。
昼すぎにはマズマズ暖かさ。
今朝は小ぬか雨。
関東では雪、積雪だそうですね。
昨日今日と、とにかく雛祭りの準備。
そのためにも昨日は、1階床に広げたまま途中だった「薩摩ツゲ」柾目の木地揃えを再開。
半日かかって30組ぐらいは終えたものの、まだまだ。
木地揃えばかりやっていると、時間が足りません。
と言うことで、昨日はこれでお終いにして、今日は、展示品を並べます。
ーーーー
「チョッと小振りな彫り埋め駒」。
その「古水無瀬」を急遽、何組か追加制作することに。
木地は10組分ほど準備が出来ているので、彫りからです。
別途、仕掛かり中の盛り上げ駒も、終えなければなりませんし、確定申告も残っています。
まあ、1つ1つ片付け無ければ、前には進めません。
先日、バタさんから「書き駒」についてお訊ねがありました。
「書き駒」については、後日、少し触れておきたいと思っています。
ーーーー
検索キーワード
1 将棋駒の作り方
2 熊澤良尊
3 良尊
4 将棋盤
5 将棋藤谷豪
6 字母 清安
7 将棋駒
8 碁盤師 町田
9 熊澤良尊将棋駒工房
10 駒工房
11 駒づくりを楽しむ会
12 名駒大鑑
13 安清 清安
14 天童駒 楷書
15 竹内淇洲
16 将棋駒 ツゲ
17 御蔵黄楊
18 字母紙
19 駒木地 販売
20 加茂船屋雛まつり
2月28日(火)、晴れ。
2月は明日でお終い。
いよいよ3月。
と言うことで、各地では「お雛まつり」の話題。
当地、加茂町でも同様で、30軒ほどの商家を中心に「お雛祭り」が開催。
期間は、3月1日(木)から5日(月)まで。
小工房もご近所さんから呼びかけで、昨年から参加しています。
とは言え、雛人形は持ち合わせておりません。
しかし、将棋関係の古い雛道具なら少しばかりあります。
昨年は、「三面(将棋盤・碁盤・すごろく盤)」の雛飾りや、将棋を指している人形など並べました。
今年も参加するのですが、只今、床や机には「木地」が広げっぱなし。
今日はそれを片付けるところから始めて、何を並べようかという段階です。
去年と同じものでは面白くありません。
雛道具の「三面」は欠かせないとして、その他は何が良いか。
「駒」なら、江戸時代や明治時代のものに、懐かしい大正・昭和時代のもなど。
「盤」は、貝合わせ蒔絵将棋盤などの大名道具と、これに前田家梅鉢紋・唐草蒔絵の双六盤、江戸時代の碁盤が加わえれば本物の「三面」に。
しかし、展示スペースの制約もあり、どうするか。
まあ、今日と明日、実際にアレコレ並べながらですね。
展観者大歓迎。
「どうぞお出で下さい」。
時間は10時から16時まで。
但し、時には留守で「クロウズ」していることもあります。
遠くからお越しの時は、事前に電話くださいネ。
2月は明日でお終い。
いよいよ3月。
と言うことで、各地では「お雛まつり」の話題。
当地、加茂町でも同様で、30軒ほどの商家を中心に「お雛祭り」が開催。
期間は、3月1日(木)から5日(月)まで。
小工房もご近所さんから呼びかけで、昨年から参加しています。
とは言え、雛人形は持ち合わせておりません。
しかし、将棋関係の古い雛道具なら少しばかりあります。
昨年は、「三面(将棋盤・碁盤・すごろく盤)」の雛飾りや、将棋を指している人形など並べました。
今年も参加するのですが、只今、床や机には「木地」が広げっぱなし。
今日はそれを片付けるところから始めて、何を並べようかという段階です。
去年と同じものでは面白くありません。
雛道具の「三面」は欠かせないとして、その他は何が良いか。
「駒」なら、江戸時代や明治時代のものに、懐かしい大正・昭和時代のもなど。
「盤」は、貝合わせ蒔絵将棋盤などの大名道具と、これに前田家梅鉢紋・唐草蒔絵の双六盤、江戸時代の碁盤が加わえれば本物の「三面」に。
しかし、展示スペースの制約もあり、どうするか。
まあ、今日と明日、実際にアレコレ並べながらですね。
展観者大歓迎。
「どうぞお出で下さい」。
時間は10時から16時まで。
但し、時には留守で「クロウズ」していることもあります。
遠くからお越しの時は、事前に電話くださいネ。
2月27日(月)、曇り。
今日は、昼前から大阪へ。
2~3か所を廻って夕方に戻ります。
まもなく「雨」か「雪」。
そんなお天気です。
ーーーー
この間の「不思議な駒」は紙細工。
関口さんの自作です。
発想がユニーク。そして器用なんですね。
と言うことで、写真を撮りました。
ーーーー
豊島家の資料。
残されていた薄葉紙の字母紙。
今日は、昼前から大阪へ。
2~3か所を廻って夕方に戻ります。
まもなく「雨」か「雪」。
そんなお天気です。
ーーーー
この間の「不思議な駒」は紙細工。
関口さんの自作です。
発想がユニーク。そして器用なんですね。
と言うことで、写真を撮りました。
ーーーー
豊島家の資料。
残されていた薄葉紙の字母紙。
2月26日(日)、曇り。
昨日は、一日中暖かでした。
これまで断続的に成型を続けていた木地作業。
これは数日前に一段落して、昨日は1組毎に模様とか色合いに違和感がないかを再度チェック。
トランプで言うと、まあ「神経衰弱」みたいなもの。
最終的に1組単位で違和感の無い組み合わせにするのですが、量が多いので結構時間がかかります。
チョッとやっていると、首筋がパンパン。
そんなとき、家内が「奈良で買い物をしたい」と。
当方は気分転換で、オールライト。
ついでに、ランチとコーヒー豆。
と言うことで、帰着は15時。
その後も朝の続きを夕方まで。
全体の1/3程度が一応終わりました。
と言っても、未だ、少し大きめなので、最終成形はこれからです。
今日は午前中に、ご近所さんの寄り合い。
木地揃えの続きは、また明日以降。
と言うことで、写真は昨日の様子です。
ーーーー
先日、関口さんから見せてもらった駒。
許可を得て撮影しましたので、幾つかアップしておきます。
「俊光」の中将棋駒。
「安清」の朱文字の駒。
1枚だけ混じっていた「竪行」の駒。
昨日アップした「不思議な駒」への反応。
皆さん、よく見ていますね。
戴いたコメントを貼っておきます。
Unknown (Unknown)
2012-02-25 20:54:32
バレンタインのチョコレートかアメ
なんだ? (ばた)
2012-02-26 03:57:05
通常の駒を紙で包んでいるのか?、最初から紙で作っているのか?
でも、なぜこんなにギラギラしているのかは不明。飴と言われれば飴のような・・・。
書き駒、いいですねえ。
こんな事を言っていいのか、迷いますが、書体(筆致)は、良尊さんの駒の中で一番良いかも。
通常サイズの書き駒って製作可能ですか?
その場合、価格はおいくらなんでしょうか?
この少し小さい駒、木地もいいですねえ。
ああ、工房へ行ってみたいなあ。
(全く帰国予定はありませんが)
昨日は、一日中暖かでした。
これまで断続的に成型を続けていた木地作業。
これは数日前に一段落して、昨日は1組毎に模様とか色合いに違和感がないかを再度チェック。
トランプで言うと、まあ「神経衰弱」みたいなもの。
最終的に1組単位で違和感の無い組み合わせにするのですが、量が多いので結構時間がかかります。
チョッとやっていると、首筋がパンパン。
そんなとき、家内が「奈良で買い物をしたい」と。
当方は気分転換で、オールライト。
ついでに、ランチとコーヒー豆。
と言うことで、帰着は15時。
その後も朝の続きを夕方まで。
全体の1/3程度が一応終わりました。
と言っても、未だ、少し大きめなので、最終成形はこれからです。
今日は午前中に、ご近所さんの寄り合い。
木地揃えの続きは、また明日以降。
と言うことで、写真は昨日の様子です。
ーーーー
先日、関口さんから見せてもらった駒。
許可を得て撮影しましたので、幾つかアップしておきます。
「俊光」の中将棋駒。
「安清」の朱文字の駒。
1枚だけ混じっていた「竪行」の駒。
昨日アップした「不思議な駒」への反応。
皆さん、よく見ていますね。
戴いたコメントを貼っておきます。
Unknown (Unknown)
2012-02-25 20:54:32
バレンタインのチョコレートかアメ
なんだ? (ばた)
2012-02-26 03:57:05
通常の駒を紙で包んでいるのか?、最初から紙で作っているのか?
でも、なぜこんなにギラギラしているのかは不明。飴と言われれば飴のような・・・。
書き駒、いいですねえ。
こんな事を言っていいのか、迷いますが、書体(筆致)は、良尊さんの駒の中で一番良いかも。
通常サイズの書き駒って製作可能ですか?
その場合、価格はおいくらなんでしょうか?
この少し小さい駒、木地もいいですねえ。
ああ、工房へ行ってみたいなあ。
(全く帰国予定はありませんが)
2月25日(土)、曇り。
冒頭の駒は、先日出来上がったばかりの小ぶりの書き駒。
全体は2日前にアップしていました。
嫁入り前に、大きさが分かるように、通常サイズの「古水無瀬」と一緒に撮影してみました。
玉将の駒尻には、小生の肉筆ゆえ「良尊筆」。
並べてみると、王将・玉将は古水無瀬と似ている感じになりました。
王将には作成した年などを記しています。
盤は、小ぶり駒に合わせたサイズに作った日本産榧。
レギュラーサイズの王将ではが少しハミ出す感じです。
ーーーー
昨日は、新潟からお客様。
遠来のお客様なので、4時間ほどゆっくりしていただきました。
ご持参の幾つか駒を拝見。
写真はその中の一つ、不思議な駒。
お分かりになるでしょうか。
答えは、ノーヒント。
2月24日(金)、曇り。
寒さは一段落。
とは言え、週明けには寒さが戻ると言う予報とか。
気を抜いて風邪なぞ引きこまないようにと思います。
冒頭から「業務連絡」で失礼。
「豊橋のマムシ」さん、受け取りました。今度は名古屋でお会いできますかね。
検索キーワード 20
1 熊澤良尊
2 熊澤良尊 根付
3 水無瀬駒
4 熊澤良尊将棋駒工房
5 駒木地販売
6 王将戦
7 井上 雛駒
8 チェス 駒
9 淇洲書 将棋
10 鶴林寺 王将戦
11 彫雛駒
12 大将棋 駒
13 大局将棋
14 正岡義
15 雛駒
16 チェスト
17 宗歩好
18 熊沢良尊
19 駒 販売
20 駒工房
寒さは一段落。
とは言え、週明けには寒さが戻ると言う予報とか。
気を抜いて風邪なぞ引きこまないようにと思います。
冒頭から「業務連絡」で失礼。
「豊橋のマムシ」さん、受け取りました。今度は名古屋でお会いできますかね。
検索キーワード 20
1 熊澤良尊
2 熊澤良尊 根付
3 水無瀬駒
4 熊澤良尊将棋駒工房
5 駒木地販売
6 王将戦
7 井上 雛駒
8 チェス 駒
9 淇洲書 将棋
10 鶴林寺 王将戦
11 彫雛駒
12 大将棋 駒
13 大局将棋
14 正岡義
15 雛駒
16 チェスト
17 宗歩好
18 熊沢良尊
19 駒 販売
20 駒工房
2月23日(木)、小雨。
外はソボ降る雨。
道路が濡れています。
ーーーー
写真の「囲碁語園」は、古文書上、囲碁に関する記述の数々を集めたもの。
上下巻あって、合わせると10センチほどの厚さ。
囲碁の歴史史料料満載です。
編著者は増田忠彦さんと言う方。
2年ほど前に、大阪商業大学アミューズメント産業研究所により発行されました。
この本のことを知ったのは、発売されて数カ月経ったときで、直ぐに売り切れてしまって在庫は無いとのこと。
「囲碁」に関係する記述の抜粋ですが、直感的に「将棋」の手がかりにもなると思って、欲しいと思いましたが、叶いませんでした。
ところが昨日、思いもかけない幸運で、これを戴きました。
読み切るのは、時間がかかりますが、楽しみが増えました。
嬉しいので、早速アップさせていただきました。
では、また。
外はソボ降る雨。
道路が濡れています。
ーーーー
写真の「囲碁語園」は、古文書上、囲碁に関する記述の数々を集めたもの。
上下巻あって、合わせると10センチほどの厚さ。
囲碁の歴史史料料満載です。
編著者は増田忠彦さんと言う方。
2年ほど前に、大阪商業大学アミューズメント産業研究所により発行されました。
この本のことを知ったのは、発売されて数カ月経ったときで、直ぐに売り切れてしまって在庫は無いとのこと。
「囲碁」に関係する記述の抜粋ですが、直感的に「将棋」の手がかりにもなると思って、欲しいと思いましたが、叶いませんでした。
ところが昨日、思いもかけない幸運で、これを戴きました。
読み切るのは、時間がかかりますが、楽しみが増えました。
嬉しいので、早速アップさせていただきました。
では、また。
2月22日(水)、曇り。
昨日は、尾崎さんと加古川泊り。
今日は、王将戦が開かれている鶴林寺に暫し。
午後は、東大阪の某所を訪問。
加茂への帰着は15時でした。
鶴林寺でのショット。
国宝の太子堂、二景。
御本尊の薬師如来。
境内の梅。
二輪、三輪、咲き始めたところ。
いよいよ春。
お茶席。
お抹茶を頂戴しました。
美味しさに、お代わりを所望。
入り口に、記念扇子が飾ってありました。
前夜祭での抽選で運よく当たったのだそうです。
控室の風景。
昨日は、尾崎さんと加古川泊り。
今日は、王将戦が開かれている鶴林寺に暫し。
午後は、東大阪の某所を訪問。
加茂への帰着は15時でした。
鶴林寺でのショット。
国宝の太子堂、二景。
御本尊の薬師如来。
境内の梅。
二輪、三輪、咲き始めたところ。
いよいよ春。
お茶席。
お抹茶を頂戴しました。
美味しさに、お代わりを所望。
入り口に、記念扇子が飾ってありました。
前夜祭での抽選で運よく当たったのだそうです。
控室の風景。
2月21日(火)、晴れ。
西の方に低気圧が近づいているようですが、今のところその気配はありません。
今日は午後から、西へ行きます。
気になっていたNHK木村・畠山戦、先ほど見終わりました。
長手数の詰み手順は見事なものでした。
ーーーー
豊島家の資料。
朱肉の付いた字母駒は、書体ごとにビニール袋に入れています。
右の方に、紐を通すような穴があいたものがあります。
表は、「王将」が彫ってあります。
表面がシワシワのものもあります。
彫った時に貼った字母紙の経年変化です。
別のモノもアップしておきます。
見慣れない書体も幾つか。
左側手前は「行書の菱湖」。
珍しいものです。
西の方に低気圧が近づいているようですが、今のところその気配はありません。
今日は午後から、西へ行きます。
気になっていたNHK木村・畠山戦、先ほど見終わりました。
長手数の詰み手順は見事なものでした。
ーーーー
豊島家の資料。
朱肉の付いた字母駒は、書体ごとにビニール袋に入れています。
右の方に、紐を通すような穴があいたものがあります。
表は、「王将」が彫ってあります。
表面がシワシワのものもあります。
彫った時に貼った字母紙の経年変化です。
別のモノもアップしておきます。
見慣れない書体も幾つか。
左側手前は「行書の菱湖」。
珍しいものです。
2月20日(月)、晴れ。
今日は最上級の快晴と言った方がピッタリ。
とにかく暖かい日射しが素晴らしい一日でした。
先ほどの西の空は「茜色」。
それが周りの山々に映えています。
明日もこのお天気が期待できそうです。
ーーーー
この秋にTさんから頼まれていた「自筆の書き駒」が出来ましたのでアップします。
駒はチョッと小振りの赤柾。
文字は小生の自筆というか、漆直書き肉筆です。
盛上駒のように下地は彫っておりません。
従って、良く見ると一文字一文字は大きさや点画は微妙に変化しています。
盤は選りすぐりの日本産柾目榧。
大きさは、30センチx27センチの一枚板。
駒は、駒入れごと盤の下の空間に収めます。
写真、上方に見えるのは、蓋。
これを被せて、全体を一体化収納します。
ところで、自筆の文字とは言え、何もないところに文字を書くのは一発勝負。
根付けなら、一文字ごとに大きさや文字の形が変わっても何ら問題がありません。
しかし駒の場合は、歩兵なら20枚、香車なら4枚、同じような大きさ形で揃え無ければなりませんので、これが大変なプレッシャー。
神経を使うのはこの点ですね。
勿論、そこそこの文字が書けることが前提です。
駒づくりを始めて数年経った頃、36~7年前のことです。
初めて水無瀬神宮で兼成卿「八十二才」の駒を見た時、生き生きしたその筆跡に感動しました。
名工の盛上駒が最上と思っていた価値観が覆された瞬間でした。
能筆(上質な)筆跡の書き駒こそ最上であり、究極の駒だと思うようになりました。
自筆の文字で駒を作りたい。
如何にすればこのような生き生きした駒が作れるか。
いつもは盛上駒を作りながら、ズーットそのことが頭にありました。
勿論、筆の練習やら漆の練習は続けました。
しかし、何年経っても上手く書けるという自信は皆目ありません。
そんな時の平成12年。
大阪商業大学・谷岡学長から「大局将棋駒」の制作依頼を戴きました。
あの804枚の世界最大の将棋。
「大きさとか文字とか、細かなことはお任せする」とのことでした。
古将棋の復元なのだから、直感的に「書き駒」でと決めました。
それまで書き駒の実績はありませんが、まあ、ナントか出来るだろうとの思いです。
気合を入れて取り掛かると、結果はマズマズ。
これで少し自信が出てきました。
正味2か月ほどで804枚の駒と、これを並べる36升四方、145x140センチほどの盤が出来ました。
駒の大きさは、普通サイズよりやや小ぶりです。
2つ目の書き駒は、その数年後、192枚の「摩訶大々将棋駒」です。
「摩訶大々将棋」は19x19升。
盤は本願寺の庭にあったという巨木の榧で作った古い碁盤を、升目は書きなおして活用。
それで、駒は碁石をスリムにしたくらいで、普通サイズと比べると、半分ほどの大きさ。
親指の爪くらいの、まさに「雛駒」。
これも、自筆文字です。
余談ですが、このセットは平成16年、奈良国立博物館・特別陳列「やまとの匠ー近世から現代までー」の後、現在も仕事場に展示しています。
ああしんど。
ちょっと疲れました。
駒を作っている方が疲れないですね。
この続きはまた今度。
と言う訳で、今回出来上がりました自筆駒の大写しをご覧ください。
今日は最上級の快晴と言った方がピッタリ。
とにかく暖かい日射しが素晴らしい一日でした。
先ほどの西の空は「茜色」。
それが周りの山々に映えています。
明日もこのお天気が期待できそうです。
ーーーー
この秋にTさんから頼まれていた「自筆の書き駒」が出来ましたのでアップします。
駒はチョッと小振りの赤柾。
文字は小生の自筆というか、漆直書き肉筆です。
盛上駒のように下地は彫っておりません。
従って、良く見ると一文字一文字は大きさや点画は微妙に変化しています。
盤は選りすぐりの日本産柾目榧。
大きさは、30センチx27センチの一枚板。
駒は、駒入れごと盤の下の空間に収めます。
写真、上方に見えるのは、蓋。
これを被せて、全体を一体化収納します。
ところで、自筆の文字とは言え、何もないところに文字を書くのは一発勝負。
根付けなら、一文字ごとに大きさや文字の形が変わっても何ら問題がありません。
しかし駒の場合は、歩兵なら20枚、香車なら4枚、同じような大きさ形で揃え無ければなりませんので、これが大変なプレッシャー。
神経を使うのはこの点ですね。
勿論、そこそこの文字が書けることが前提です。
駒づくりを始めて数年経った頃、36~7年前のことです。
初めて水無瀬神宮で兼成卿「八十二才」の駒を見た時、生き生きしたその筆跡に感動しました。
名工の盛上駒が最上と思っていた価値観が覆された瞬間でした。
能筆(上質な)筆跡の書き駒こそ最上であり、究極の駒だと思うようになりました。
自筆の文字で駒を作りたい。
如何にすればこのような生き生きした駒が作れるか。
いつもは盛上駒を作りながら、ズーットそのことが頭にありました。
勿論、筆の練習やら漆の練習は続けました。
しかし、何年経っても上手く書けるという自信は皆目ありません。
そんな時の平成12年。
大阪商業大学・谷岡学長から「大局将棋駒」の制作依頼を戴きました。
あの804枚の世界最大の将棋。
「大きさとか文字とか、細かなことはお任せする」とのことでした。
古将棋の復元なのだから、直感的に「書き駒」でと決めました。
それまで書き駒の実績はありませんが、まあ、ナントか出来るだろうとの思いです。
気合を入れて取り掛かると、結果はマズマズ。
これで少し自信が出てきました。
正味2か月ほどで804枚の駒と、これを並べる36升四方、145x140センチほどの盤が出来ました。
駒の大きさは、普通サイズよりやや小ぶりです。
2つ目の書き駒は、その数年後、192枚の「摩訶大々将棋駒」です。
「摩訶大々将棋」は19x19升。
盤は本願寺の庭にあったという巨木の榧で作った古い碁盤を、升目は書きなおして活用。
それで、駒は碁石をスリムにしたくらいで、普通サイズと比べると、半分ほどの大きさ。
親指の爪くらいの、まさに「雛駒」。
これも、自筆文字です。
余談ですが、このセットは平成16年、奈良国立博物館・特別陳列「やまとの匠ー近世から現代までー」の後、現在も仕事場に展示しています。
ああしんど。
ちょっと疲れました。
駒を作っている方が疲れないですね。
この続きはまた今度。
と言う訳で、今回出来上がりました自筆駒の大写しをご覧ください。
駒の写真集
リンク先はこちら」
http://blog.goo.ne.jp/photo/11726