熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
ご注文方法、住所、電話番号はコメントでお問い合わせください。

目次

作品 文章 写真 販売品

巻菱湖写し

2022-09-29 19:06:13 | 文章

9月29日(木)、雨がち。

時折り小雨降る、涼しい一日でした。
仕事は、相変わらずの木地揃え。
その映像ですが、もう何日も続けております。

コメントで、東京の某碁盤店hpに関して、お尋ねがありました。
小生作「巻
菱湖写」についてです。

あの駒は、2週間くらい前に制作し納入した品ですが、碁盤店のコメントに「影水写しの巻菱湖」云々の記述がありました。

どういう意味でしょうね。作者たる私には、意味が皆目分からない記述です。
小生が、王将駒尻に「巻菱湖写」としているのは、書家「巻菱湖の筆跡を写した」という意味なのですが、それを何か取り違えているのかもしれません。
そもそもが、江戸時代の書家・巻菱湖の筆跡を駒の文字に仕立てたのは、大正年間になって、大阪の高浜禎という人。確か将棋五段だったかと記憶しますが、ある時、風邪で病臥中に、巻菱湖の書道手本の中から文字を選び出したり、偏と旁を組み合わせたりして駒の文字を作り、それを豊島龍山に作らせたのが始まりです。
その後の時代になって、宮松影水が十八番(得意)の駒文字として、人気不動のものにした功績は認めるところですが、宮松さんの真似をしても、しようがありません。
あくまで、ルーツは巻菱湖の筆跡そのものであり、それを基本として追及、制作しなければ、私は意味が
ないと考えており、それを実践するべきであります。
まあ、その辺のところをどう考えているか、ですね。

 

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浅炒りのモカ

2022-09-26 17:54:08 | 文章

9月26日(月)、晴れ。
空気は秋の様子。
ブログは、3日ぶりの更新です。

取りたてて書くこともないのですが、更新することにいたしました。
生きている証です。
私が住まいする加茂町。ここに移っておよそ20年。
行政上は京都府でも、文化や歴史では奈良の影響が色濃く残っている地域です。
地理的にも京都へは車で1時間。奈良へは20分そこそこ。
ということで、買い物も奈良に行くことが多い。
町内には五重の塔が一基。三重の塔が二基。隣町にも五重の塔がもう一基。
歴史好きなお客様がいらっしゃったとき、時間があれば案内することもあります。そんな景観が安らぎを感じさせてくれます。
加茂町には、もう一つ良いところがあります。

水道水。これが美味いのですね。
加茂町には、百人一首にも「泉川と呼ばれた木津川」が流れているのですが、加茂町の水道水は、地下水。よって、夏は冷たく、冬は暖かい。一番良いところは、殺菌のための塩素が少ないのです。
来客が来られた時に出す「コーヒー」。
多くの方は、「おいしい」と言ってくれる。
お世辞も入っているかもしれませんが、「おいしい」そうです。
私は一日に、5杯から多い時には7杯くらい飲むこともあります。
豆ですか、豆は浅炒りの「モカ」が好みです。

まあまあ、今日はこんなところでした。

 

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シンプル、イズベスト

2022-09-23 12:30:27 | 文章

9月23日(金)、雨。

今日は、彼岸の中日。
家内がチョッと押した所用で、大阪へ出かけている。

昼になって、昼食は何にしようかと考えて、結局は、近所のスーパーで、お寿司と、カップに入った味噌汁を買い、家で済ませることにした。

ここまでは、良かったのだが、トコロがである。
お湯を沸かす段になって、戸惑ってしまった。

軽便な電気式の湯沸かし器。ひと月ほど前に、今まで使っていたのが故障したので、買い替えた品物である。
電源スイッチを入れただけでは動かない。
スイッチボタンと表示ランプがいくつかあって、どのボタンを押していいのやらわからない。100℃、沸騰したお湯が欲しいので、それらしいボタンを押してみる。
標示ランプが、一瞬「100℃」を表示するが、直ぐに「43℃」に代わってしまう。これでいいのかわからないし、
その意味も分からない。
ポットの音に注意しても変化がなく、ヒーターが発熱しているとは思えない。
分からないまま、いろいろなスイッチを押してみる。
それを5~6回、繰り返すと、表示が「100℃」、そして、ヒーターの音がし始めた。

困った品物である。
以前のポットは、電源を入れたらヒーターの音が始まり、「沸騰」すれば、スイッチが切れる。
それを見て、お湯が使えた。
ところがである。最近の機械には、複雑な機能を付加したものが多くなった。
メーカーの多くは、その方が良い品物だと思っているようだ。
それは間違いなのです。
設計者も「シンプル、イズベスト」という言葉をご存じない人が多いようだ。
今使っている「エヤコン」然りである。
複雑な機能を満載して、それが最新式だとエバっている。
私から言わせれば、どうでもよい機能は、結局使わないし、コストをふやして、値段を吊り上げる「愚の骨頂」のようなもの。

基本機能をしっかりした上での「シンプル、イズベスト」。
これがベストなんですね。
設計者の皆さん。いかがでしょうか。





 

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10月の気配

2022-09-21 17:45:48 | 文章

9月21日(水)、曇りがち。

本日は、チョンボの話。

ハガキと手紙、それぞれ1通の出し忘れ。
引き出しと机の上に在るのを、先ほど見つけて、慌てました。
ひとりの方には、早速電話でお詫びして、速達で投函。
もう一人の方は、電話番号が分からないので、出し忘れたハガキに、赤ペンでその旨と、お詫びの文言を書き添えて、先ほどポストへ。
完全に、チョンボでした。
このようなチョンボは、時々あるのですね。困ったものです。
全く情けないと言いましょうか、本来はあってはならないことではあり、気を引き締めなくてはなりません。自戒の一手。

気候は10月の気配。
おかげさまで、外仕事も、内仕事も、仕事は捗りました。
「古水無瀬」の木地磨きと、漆仕事ね
でも、喜んでばかりではいられない。きっと、そのうちに逆戻りもあるんでしょう。

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台風14号

2022-09-20 06:19:12 | 文章

9月20日(火)、曇り。

昨夜、台風は日本海べりを通過。

雨はそれほどでもなく、夜中の風はゴーゴーと、吹き止まず。
警報も出たようで、やっぱりかなりの勢力だったようです。
今は青空も。

各地からのニュースでは、被害甚大の様子も。
皆様のところは、いかがでしたでしょうか。


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安心が増えれば、それでいい

2022-09-19 18:44:47 | 文章

9月19日(月)、雨がち。

今日は「老人の日」なんだそうですね。
誰かさんの肝いりで、祭日が増えたのですが、「老人の日」はその一つなのでしたかね。イヤあ、余りよく覚えてはおりません。

昨日、今日と、「駒」を持たない日が続きました。
めずらしいことです。
理由は、台風。
なんでも、これまでに経験したことが無い規模の大型台風だ、ということで、この二日間、その対策に費やしました。
その対策というのは、窓。
近年の住宅には、雨戸が無い家が多く見受けるのですが、我が家も雨戸がありません。
で、毎年、台風が来るたびに、雨戸の無い窓のことが気になっておりました。今回も、どうするかなと考えていたのですが、毎年、おっかなびっくりを繰り返していてもはじまらないと、今回は、これまで考えていた対策を具体化実行することにしました。

その対策ですが、次のようなもので、窓のガラス板を2重にしようとすることでした。

市販品の窓ガラスには「複層ガラス」というものがあります。
2枚のガラスを中空に重ねて、断熱効果を狙ったものですが、今回のそれは2次的な効果とし、主目的は板ガラスの強化。それと、もしもの時の飛散防止による被害最小化を考慮したものです。
具体的には、2枚目のガラス板として透明なプラスチックボード。
ボードは、元のガラス板の大きさにカットして、両面テープで四辺をぴったり合わせて貼り付けます。
張り付けたボードは、さらにその四辺をアルミの窓枠ごと、一体になるように、アルミ製テープで押さえつけると一体化が強化され、見た目にもすっきりして、一見、そのような工作がしてあるようには、見えないのですね。

昨日、今日と、素材の入手を含め、こんな細工をやり続けました。
2日間で、掃き出しを含むガラス窓を7枚。およそ、半分が終りました。
残り半分は、台風が過ぎ去った後にはなりますが、徒労に終わっても、それで安心が増えれば、効果ありなんですね。
台風さん、今後とも、お手柔らかに、です。

閑話休題。
今回の窓ガラス複層化、ちょと気になることもあるのです。
市販の複層ガラスは、中空に乾燥空気を入れたり、真空にしたりなんですが、今回は普通の空気になっているので、
時間が経つと、「中空部分が曇ってくる」恐れがあり、実際どうなるかです。
時間が経ってみないとわからないのですが、その時はその時。
まあ、気楽に行きましょう。そんな心境です。

 

 

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柿の季節

2022-09-17 13:04:56 | 文章

9月17日(土)、雨。
台風が、日本国土を窺っています。
それに備えて、小一時間かけて、屋外の道具や資材を家の中に入れました。
大きな被害が無いと良いのですがね。

秋も、幾分進んできました。
2週間ほど前から、一部のスーパーで大好物の「柿」を見かけるようになり、早速購入して、一日一個、食しているのですが、昨日あたりからは、別のスーパーでも見かけるようになりました。
冬ごろまでは「柿」の時期。そして「柿は医者いらず」。今年も、大いに食したいと思っています。

仕事ですか。
今日は、木地揃えを再開しました。
薩摩ツゲですが、まだまだ終局にはなりませんね。

 

 

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3組目の駒

2022-09-16 17:45:16 | 作品

9月16日(金)、曇り。

毎日が同じようなことで、曜日も日にちも覚えきれず、スカタンを書くときもありますね。

本日の映像は、「木村一基書の盛り上げ駒」。

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駒形木地の寸法

2022-09-15 12:10:29 | 写真

木地のサイズについて、質問がありましたので、一例として、計測しおつたえします。

なお、木地のサイズについては、ひと組ごとに揃えるようにしていますが、成型作業のロットごとに、若干のバラツキが生じます。
よって、どの木地セットでも同じということではなく、一つの例示だとご理解ください。
よって、大振りな木地を希望される場合は、その旨をおっしゃってくだされば、と思います。

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プロの極み

2022-09-15 06:38:32 | 文章

9月15日(火)、曇り。

昨日の大相撲。
いつものように、ラジオつけっぱなしで、それとなく聞いていたら
「伝え反り」という技。
勝負が決まるかどうか、間髪を入れずのタイミングでの「伝え反りぎみ」という
アナウンスでした。

なんでも「20年ぶりの宇良の技」だということで、「へーっ」と聞きながら、NHKアナウンサーのとっさの解説にびっくり、感心した。
20年ぶりの技を、間髪なしで伝え放送するなんて・・。
日頃の、訓練の積み重ね以外にない、プロの極み。

アナウンサーの名は、あとで小林陽広アナウンサーだと知りました。

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駒の写真集

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