4月30日(火)、雨。
大型連休に入りました。
高速道路、各地で渋滞のニュースですが、このところ車での遠出は控えている私には無関係ではあります。
と言いますのは、いつ起きるかわからない南海地震。
知らない土地では、最悪の事態にもなりかねません。
特に、海辺に沿った知らない地域には行かないのが肝要だと心得て、毎日が仕事仕事。
そのように明け暮れる毎日。今日も変わり映えしない1日でありました。
4月27日(土)、曇り。
私にとっては何の効用もありませんが、黄金週間が始まりました。
駒づくり。このところ、何か新しいステージに入ったような感覚があります。
と言いますのは、これまで八十八歳までは駒づくりを続けたいと言ってきましたが、この年、81歳になって、何か視野が変わったような気がするのです。
具体的には何が変わったのでしょうか。
ストレス無く以前よりごく自然体で駒づくりが進むような気がするのですね。
ところで、水無瀬神宮に遺る「八十二才の水無瀬駒」。
あれに記してある「八十二才」は、現代風で言えば満81歳。
つまり、水無瀬兼成さん「盤寿」作の駒なのですね。
このことは今まではあまり考えなかったのですが、「アッそうか、今の自分と同じ年の作品なんだ」と、今頃気が付いたわけで、今度、あの駒を見るときは、その気持ちで見ようと思うのです。
何か、新しい発見があるかもしれません。
4月26日(金)、晴から曇り。
夜は雨でしょうか。
暖かな日が続いています。
漆には格好の気候。
盛り上げも、きわめて順調、快調。
結果は上々。
慌てずうまず騒がずで、調子のままに。
気候も気分も身体も皆んな良好で、このまま進むのみではあります。
一方、「本」の出足はこのところペースダウンしてぽつぽつとです。
と言うことで、今はどのくらい残っているかを確かめました。
すると、残数は盤ボールで40箱ほど。
4ヵ月でおよそ半分近くが出払って、これからどうなるかが少し気になるところではありますが、慌てず、成り行きに任せるしかありません。
水無瀬駒見学会。
日取りはまだ決まっておりませんが、希望者は6人になりました。
しかも、女性がお二人。
定員が18人だとすれば、と考える今日この頃ではあります。
4月25日(木)、晴。
さわやか。
と言うことで、外仕事中心の1日でした。
ところでこの辺り、木津川市に編入されるまで加茂町は相楽郡に含まれていました。
相楽郡の読みは「そうらくぐん」なのですが、ここ木津川市には「相楽」という地域があり、「相楽町」「相楽神社」「相楽台」等ですが、その呼び名は「そうらく」ではありません。
京都には多い難読地名の一つで、普通ではまずは読めないと思います。
さて、どう呼ぶのでしょうか?
今日は、ここで終わりにしておきます。
では、また。
さてさて。
正解を残しておきます。
正解は「さがなか」でした。
アベマで名人戦を見ています。
映像は盤面であったり、大盤であったり、対局姿であったり。
その中で、私が望むのは、リアルな盤面で、これには重要な情報が情報がいっぱい詰まっています。
一方、大盤を使った解説では、リアルな盤面や指し手から外れた局面を何手も何手も進めてトクトクと語り続けることも多く、早く実際の局面まで戻してほしいと思うことも多い。
解説者は、実際の指し手から外れても、説明しなければと思っているのでしょうが、果たしてそれが、視聴者が望んでいることかどうか分かっていないケースが多いようにます。
私などは、現状の局面を見てどういう手が良いか、ヘボはヘボなりに考えるのです。だから現状の場面、局面をメインの映像で見られることを望んでいるのですね。
皆さんはどうでしょうか?
4月22日(月)、晴。
やや涼しく感じますが、5月の陽気。
先に水無瀬駒見学会の話を書きましたところ、3人の方から「日程さえ合えば是非参加したい」とのことで、事務局へはその旨を伝えました。
定員が18人だとすれば、1/6が埋まったという感じですが、未だ追加希望の申し出があるかもしれません。希望の方はご連絡ください。
今のところの3人は千葉県、東京都、兵庫県からの方々。内、お一人は女性で珍しく、貴重な存在です。
仕事は「原田書、空蝉」。彫り始めたり、彫り終わったものは漆を埋め込んだりで、漆にとって良い季節になりました。
4月21日(日)、夜明け前。
昨日、水無瀬神宮がある島本町の「水無瀬神宮研究会」から、電話をいただきました。
内容は神宮の客殿に於いて、この秋「水無瀬駒見学と説明会」を開催することが決まった。日程や詳細はこれから決めるが、講演は1時間程度、その後の見学を含めて質疑応答が1時間の合計2時間程度。ついては講師を務めていただきたいとのことでした。
今回は、水無瀬神宮の客殿で開催され、しかも、日ごろは公開していない「本物の水無瀬駒」を実見でき、これまでにない内容になりますが、客殿に上がっての座学でもあることから参加者は20人以内(18人か?)に絞られるとのこと。
私は「ハイ、分かりました。喜んで務めさせていただきます」と即答して、嬉しくなりました。
日程や費用などの確定情報と募集広報は先になりますが、決まり次第、このブログでもお知らせしたいと思います。
(ブログをご覧になって、是非参加したい方もいらっしゃるかと。その時は、ご遠慮なくその旨をお知らせください。何らかの支援が出来るかもしれません)
先ほど、福井県にある朝倉遺跡から出土した「朝倉駒」に関して、二人の方からコメントをいただきました。
お一人は、最近ここを訪れて、展示してあった「朝倉駒」を見学してこられたこと。
それに対して私は、次のような応答をしました。
ーーー
精力的に、各地へお出かけのことにて何よりです。
福井県の朝倉駒。
確か全部で170数枚の出土でしたね。
その中から、42枚が展示されていると思いますが、「酔象」の出土駒は1枚だけだったので、不足する1枚は、頼まれて作った小生作だと思います。
材は出土駒らしく、檜(色の濃い台湾檜)の薄いヘギで作りました。
(実際は、朝倉駒の複製ではなく、ちょうど平安大将棋を推定復元したものが手元に有ったので、それが良いだろうということでこれを送りました。何十年も前のことです)
遺跡から発見された場所は、ごみ捨て場のような水路だまりと言うことで、不要になって捨てられたのでしょう。
おっしゃる通り、文字はそこいらの余り上手とは言えない武士か僧侶の墨書きですね。
ーーー
そうしたところ、それらを見たもうひとりのTさんが、「その朝倉駒が写真付きで、読売新聞(2022.12の記事)に掲載されている」ことを教えてくれました。
記事執筆は、西條耕一さん。
写真は、古厩正樹さん。
その記事には、朝倉駒の写真が掲載されていますので、転載させていただきます。
この写真、中央ほどに「復製」とあるのが、日本将棋連盟経由で複製依頼を受けて制作した「酔象の駒」で、駒の周りにある「黒い点」は、駒の進める方向を示しています。
記事は、次のURL。
https://www.yomiuri.co.jp/pluralphoto/20221214-OYT8I50058/
ご覧ください。