家紋蒔絵の箱に、中将棋駒を入れてみました。ぴったり。
映像の駒は、これまでにはない新しい発想で、制作開発している中将棋駒です。
中将棋の普及発展は、かっての大山名人が心を配っておられました。普及には高品質で安なものを多く作らなければとの思いで、およそ3年前から試行錯誤しながら試作をかさねて、ようやくこれならと複数組が完成。発表できる段階に至りました。
当分は試作品として市販は行わず、これまでの半額のモニター価格にて使っていただける方にと思っています。ご関心ある方は、お問い合わせください。
駒の仕様ですが、
材は薩摩ツゲのレギューラーサイズ。表の文字は黒漆で、裏は盤上で一見して裏だとわかるよう朱漆で(もちろん、黒文字の裏でも可能)、盛り上げ駒や書き駒のように漆が盛り上がった風合いと指し心地を追求。耐久性にも配慮とテストを重ねての成果品です。
お届けした駒が、もしお気に召さないときは、送料ご負担で返品可能とします。
11月29日(金)、晴れ。
碧く明るい空。寒いですが、すばらしい陽光です。
昨夜、日ごろ懇意に願っている方から電話をいただきました。
「来年3月に、I先生をしのぶ会を計画している。引き出物として、先生が好きだった香車の根付を60個ほど作ってもらえないか」ということでした。
「ハイ、それは光栄です、ありがとうございます」。
ということで、今日は早速、どのように作ろうかを考えながら、材料を調べ確保しました。
香車根付にする以外は任せるとのことですので、どのような根付にするかは、これから考えます。
ところでこのブログ。つまらないことを書いています。
にもかかわらず毎日、500人、600人を超える皆様が見ていただいているようです。
この数が多いのかそうでないのか。毎日のことですから、結構多いのかもしれません。
更新は、仕事から離れて気が向いた時、朝とか、昼休みとか、あるいはふと目が覚めた夜中に、その時、思いついたことを書きなぐっております。これからもお付き合いください。
あ、それと気楽にコメントにて質問などもお寄せください。できる限りお応えするつもりでいます。
11月28日(木)、曇多し。
今日は畳の表替え。朝、雨がパラっとした時間もありましたが、何とか持ちこたえた一日でした。畳にもいろいろで、食材もそうですが、日本産にこだわりました。昔は岡山県でも栽培されていたのですが、現在は熊本県八代あたりが生育地だそうです。
畳替えが終わった部屋は、見た目にもすっきり。女房と畳は・・何とかと言いますが、青いイグサの香りでいっぱい。2~3か月は続くでしょう。
仕事は、今日も漆盛り上げの続き。まもなく「錦旗」と「水無瀬兼成卿写」が完成します。完成すれば、それぞれアップしたいと思います。
11月27日(木)、曇り時々雨。
気温はまずまず。仕事は盛り上げの続き。途中、所用で奈良に。
その盛り上げの所要時間ですが、おおよそ表一枚が15分。これ以上時間をかけるのは、かえって良い結果にはなりません。裏のと金ですと、5分ぐらいでしょうか。スイスイと進みます。
愛用する蒔絵筆は、大阪の角岡製。ただし、この蒔絵筆、製造停止になってから15年くらいになります。盛り上げ漆の書きっぷりは、この間の駒サロンでは、皆さんの前でご披露しました。
まもなく12月。来年の年賀状は何枚買おうかと。まだ購入しておりませんが、いずれ買うことにはなります。まもなく、寝ることにします。
今日も、つまらないことを書き連ねました。
でも、これは生きている証でもあります。
中将棋駒入れにしようと、ちょっと切り縮めてみました。
もともとはこんな金具がついておりましたので、金具を外し、深すぎる中箱を半分ほどに。
金具の穴をふさいで、こんな感じになりました。
レトロ感いっぱいの駒箱になりました。
11月25日(月)、曇り。
曇っていましたが、暖かな一日でした。
数日前から、盛り上げ仕事の合間に「水無瀬兼成卿写」の彫りを開始しています。
12月の就位式や祝賀会。結局、21日に木村新王位のお祝い会に行こうと思います。
この間、テカテカのことを書きました。
これに対して「オークションですか」と、問い合わせをいただきましたが、個人がお持ちの駒を、とやかく言うつもりは毛頭ありません。個人のご勝手ですからね。
でも発覚したのは別のステージ。テカテカの駒は私の感性とは全く合わないものだ、ということを申しあげておきます。
11月24日(日)、晴れ。
今日も小春日和。昨日も暖かでスカッとした青空でした。
今朝も、窓からの陽光がスーッと部屋いっぱいに差し込んでいます。
朝食は終えたので、今から仕事場に入ります。
赤柾の「錦旗」は、昨日で盛り上げを終えました。漆はまだ塗れたままでしょう。今日は何をするかですが、仕事場に入ってから考えることにします。
昨日アップした蒔絵の箱。いろいろな家紋が。丁子紋、鶴紋、松紋といろいろ。何に使われた箱なんでしょうか。少し痛みはありますが状態はまずまず。
金具を取り付けていた穴の部分は、同じような黒漆で埋めて塞ぎます。
大きさは5寸x4寸くらい、深さは3寸ほどあったのですが、これを1寸5分に切り縮めました。中将棋駒入れにはちょうど良い大きさです。
昨日夜、おやっと思ったニュースがありました。「女流名人戦、休止、産経新聞」の見出し。
確か、女流名人戦は、報知新聞のはずだが、と思って確かめると、囲碁の話でした。
やれやれと思ったのですが、スポンサーの新聞業界は、以前よりかなりの経営困難がささやかれています。今回の話は、囲碁界の話だとは片付けられないように思いますが、将棋界に飛び火しないことを願っています。
11月23日(土)、晴れ。
小春日和。穏やかで、温かい一日でした。
今日の映像は、江戸時代末期の蒔絵の箱。
ちょっと背が高いので、金具を取り外して、中箱を手ごろな深さに切り縮めて、中将棋駒入れにしようとしているところです。
完成には、数日かかります。