熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

大将棋駒の小駒

2021-10-31 17:47:08 | 写真

現時点の映像は、大将棋駒の小駒。
ここに掲載している駒の文字は小生の筆跡ですが、水無瀬兼成さんをイメージして描いたオリジナルです。
比較のためのレギュラーサイズ歩兵も写しています。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出たとこ勝負

2021-10-30 12:21:51 | 文章

10月30日(土)、晴れ。

11月17日の大学研究室での予定は、講演というよりも、飯田先生との対談形式になるそうです。
ですので、当日は出たとこ勝負ということで、気が楽にやれそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

制作途上の「古水無瀬」

2021-10-29 19:40:29 | 文章

本日の映像は只今作成中の「古水無瀬」。
「大将棋駒」制作と並行して、こちらは彫り埋めが終わった段階。
明日からは、盛り上げに移ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒裏文字と取り駒再使用のルール

2021-10-29 05:42:57 | 文章

10月29日(金)、晴れ。

先のブログで、駒の文字は標識であるから「分かりやすく見やすい文字でなければならない」と述べました。
事実、駒の文字は楷書または楷書に準じたものが多く、そうした文字が好まれるのは、見慣れた文字で分かりやすいからである。

ところで15年か20年くらい前、NHKテレビ将棋で、高段者が駒台で裏返しになっていた「銀将」を裏返したまま盤上に打ち付けて、即、反則負けになった場面を見たことがある。原因は、銀将の裏の「金」を「金将」と誤認したためのトラブルである。

テレビ将棋で一文字の駒を使うようになったのは、画面で駒を見やすくするための大山名人の発案なのだが、金将の「金」は、銀将裏と紛らわしく、ウッカリその落とし穴に落ち込んでしまった稀な実例ではあるが、一文字駒に内在する欠陥だとも言える。
その点、表が二文字の駒は、一見して表裏の区別は明瞭であり、そのようなウッカリは起こらない。(だがしかし、二文字の駒でも天童伝統花文字の駒は、「角行」と「銀将」が酷似しているので注意が必要)

ところで、ご承知の通り歩兵裏の「と金」をはじめ、香車・桂馬・銀将裏は形が違えども、同じ「金」の文字ではある。
それらは、同じ「金」であっても、なぜの形を変えて書かれているのであろうか。それには確たる理由があって、そのことにも触れておきたい。

賢明な読者諸氏は、もうお分かりでしょうが、これは「取り駒を再使用できるルール」を円滑に運用するための工夫であり、プレイ中、盤上に置かれた成駒の文字を見ただけで、表の本来の駒が分かるようにしてあるのだが、私が言いたいのは、いにしえの出土駒との関係性。つまり、「歩兵・香車・桂馬・銀将」の裏文字がどのようになっているかに注目したい。

将棋の歴史研究では「取り駒再使用ルール」の成立時期が、しばしば話題になるのだが、上記4種類の出土駒の裏文字の形の違いでその時期が特定できる。
そのことにも留意しなくてはならない。

今日は、ここまで。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五角形将棋駒の成立について

2021-10-28 01:35:52 | 文章

10月28日(木)、晴れ。

以前、このことをブログに書いた記憶がありますが、ポイントについて、改めて書くことにいたします。
なお、研究者の中には「船の形や絵馬の形」だとかを言う方がいますが、論理性が無く、単なる思い付きに過ぎないことだと思います。

さて、なぜ日本将棋の駒が5角形になったのかです。
①、道具を使う遊びが定着し永続するには、道具がたやすく得られることが重要だと考えています。
因みに東南アジアなどでは、石ころや貝殻がそのまま駒として使ったり、漢字文化の中国では木の枝を輪切りにしたところに文字を書いて駒にしました。

②、その昔、将棋の原型が日本へもたらされた時、わが国には「木簡」という恰好な材料が身近にありました。木簡は、文字を書いて記録したり、札として使われたりするモノで、先人は木簡を適当な大きさに削って、文字を書いて駒の素材としました。

③、最初は札のように四角いモノだったのかもしれませんが、一方の先を削って方向性を持つ5角形にするのは工作上も容易いことで(むしろ、木の繊維に逆らって直角に切る方が手間がかかる)、山形の示す方向で敵味方を区別することを思いついたのは先人の知恵であり、自然なことと考えます。

④、これは外国の駒のように、色や文字の違いで敵味方を区別するのではなく、同じ一つの駒をどちらにでも使える合理的なモノでもあり、敵から取った駒を、味方の駒として再び使える日本将棋のルールを成立させる密接かつ重要要件でもあります。

本日は、ここまで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古水無瀬と、大将棋駒

2021-10-23 19:11:46 | 文章

10月23日(土)、晴れ。
寒くなりました。
仕事場でも、ジャンバーが離せなくなりました。
「古水無瀬」の作成が終わって発送したのですが、写真撮影を忘れていました。
ということで、本日の映像はありません。

「大将棋駒」。
最終仕上げは盛上げですが、残っていた7種類28枚を彫り始めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

将棋展がはじまりました

2021-10-22 06:25:30 | 写真

昨夜帰宅。しばらく遠ざかっていた駒づくりは、今日から復帰します。

高槻市立しろあと歴史館「将棋展」が始まっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北の地は雨

2021-10-20 09:24:33 | 文章

10月20日(水)、北の地は雨。

このところ、駒づくりはお休み。
明日あたりには再開する予定です。
ということで、今日は失礼します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新史料

2021-10-19 14:40:12 | 写真

びりたんさんから、次のような史料の知らせがありました。

江戸時代初期の資料で、小生にとっては初見。貴重な史料です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高槻市立しろあと歴史館

2021-10-19 11:19:17 | 文章

今日から、高槻市立しろあと歴史館にて「将棋文化の特別展」が開催されています。
例の「400年前の象牙水無瀬駒」も展示されています。

詳しいことは、ホームページで確認ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726