熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。配本中。
ご注文方法、住所、電話番号はコメントでお問い合わせください。

目次

作品 文章 写真 販売品

ポリビニールアルコール

2011-02-28 06:00:47 | 文章
2月28日(月)、雨。

夜は雨でした。
目を覚ますと、かすかに雨音が聞こえていました。

「駒サロン」は、4月30日(土)に開催します。
連休が始まった最中ですが、チョッと理由があってこの日に決めたいと思いますので、よろしく。

このあいだ、ちょっと気になるニュースを耳にしました。
文化財絵画などの修復に、「ポリビニールアルコール」を使っていたという話。
何十年が経った今、ひび割れが出来て、しかも再修復できない状態だということ。

「ポリビニールアルコール」は、親水性があり、使いやすいそうだが、一種のプラスチック。
それを「ノリ」代わりに文化財修復に使ったらしい。
問題は、固まったら元に戻らないということです。
それが分かって使用していたのか、知らないで使っていたのかは知りませんが、とにかく新しい異質なものを充分な見極めもなく安易に、何百年も歴史ある文化財の修復に使ったことです。

昔から「ノリ」は、「フノリ」とか「麦ノリ」とかの「でんぷんノリ」を、極限にまで薄めたものを使っています。これは、永年の間に劣化はするけれども、水を含ませれば接着力が無くなって、元通りの修復が出来るからです。
現に、絹本の絵画などは、水を含ませた刷毛でなでるだけで、見事に剥がれて元に戻ります。

と言う訳で、歴史を積み重ねた素材や手法は、それなりの裏付けに裏打ちされて生き残っているわけですから、見境もなく新しいものに飛びつくのは、よほどの慎重を期さなければならないと思うのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び「名駒大鑑」

2011-02-27 06:03:11 | 文章
2月27日(日)、晴れ。

午前中は、ご近所の寄り合い会議。
仕事は昼食後と言うことになります。

昨日は、訪問者が三々五々。
珍しい仕事でもあり「どんなことをしているんだろう。この機会に・・」ということで、来ていただいたと思います。

そんなこんなで、昨日は落ち着いた仕事も出来ないので、物入れの整理をしていると、2包みの「名駒大鑑」が出てまいりました。
10冊単位にハトロン紙でくるまれていて、開けてみると汚れや黄ばみもなく新品同様です。

そういえば、2年前にも「名駒大鑑」が出てきました。
その時は手元に10冊を残して、残りを希望者にお分けしました。

「2包み20冊が残っているのはどうしたことか」などと考えながら、とにかく「ラッキー」なことでありました。
欲しい方もいらっしゃるかなあと、とにかく、本の姿を写真にしました。

ーーーー

今朝、町内の雛祭りを見学をひとめぐり。
早い時間なので、まだ外からは見られないところもありましたが、一部は写真に撮ることが出来ました。








飾りには、「三面」も見られるものもありました。

ーーーー

「名駒大鑑が欲しい」というご連絡をお二人からいただきました。有難うございます。
2年前の前回と同じ条件、「税送料込み、1冊2万円」でよろしければ、お分け致します。
ご希望の方は先ずはFAXで、お名前ご連絡先の電話番号、送り先住所をお知らせください。
先着順に予定数の10冊になるまでお受けして、ご連絡いたします。
なお、小生の揮毫と署名ご希望の時は、喜んで書かせていただきます。
ご希望の時は、その旨を書いておいてください。




コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛祭り

2011-02-26 06:51:09 | 文章
2月26日(土)、晴れ。

本日から当地「加茂船屋雛まつり」が始まります。
「船屋」は、昔、木津川沿いに港があって、船が停泊したりした名残による地名。

木津川は、淀川に合流し大阪湾にそそいでいます。
奈良の大仏に使われた資材の一部は、海路で大阪湾、淀川、そして木津川に。
加茂の隣町「木津」は、昔は「木の津」と呼ばれていました。

船で運ばれてきた資材は、木の津から奈良坂へ。
大仏の資材も、そのようなルートで、奈良の都に運ばれたのでしょう。

木津川はその昔、「泉川」とよばれました。
百人一首に、
         みかのはら わきてながるる いづみがは(泉川)
          いつみきとてか こひ(恋)しかるらむ

 という歌がありますね。
「みかのはら」は加茂北部に広がる「瓶原」であり、三香原、甕原などとも書かれたり、これも木津川を読んだ恋歌であります。

ーーーー
展示風景




ーーーー
金沢で「棋王戦」が始まりました。
盤駒は、塩井さん所蔵の品とのことです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

漆が届きました

2011-02-25 07:26:01 | 文章
2月25日(金)、曇り。

昨日の最高気温は17℃。4月上旬の暖かさでした。
当地は曇り。僅かですが、淡い青空も見えています。

写真は「ボケ」の花。
一昨日立ち寄ったホームセンターで小さな鉢植えを見つけたので購入。
カウンターの上に置いて、眺めています。


ーーーー業務連絡。

このあいだの漆屋さんから、注文していた「漆」が、当方のところへまとめて届きました。
皆さんには4月の「駒サロン」のとき、お渡しすることにします。
ただし、お急ぎの時は宅急便にて転送しますので、ご連絡ください。
漆屋さんには事情を説明して「代金支払いは、4月末になります」と伝えて、了承いただきました。

なお、「漆の木桶」は、漆屋さんがこちらに来る折り(日にち未定)に持ってきて貰うので、欲しい方は連絡ください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大将棋と泰将棋

2011-02-24 18:22:36 | 文章
今日、「将棋馬日記」関連で、ある方からお尋ねがありました。

写真はその回答の文章ですが、関心がある方もあると思いましたので、文面のみ掲載しておきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

工房の雛祭り

2011-02-24 06:43:10 | 写真
2月24日(木)、曇り。

雲が厚く時間とともに雨になりそうです。

昨日は、雛祭り展示準備を少々。
その様子を何枚か写真にしました。

トップは玄関。
手前の「雛図」(絹本)と中央の「天女図」(紙本)は、古い掛け軸を自分でこの大きさに仕立て直ししたものです。
時には、表具師まがいのことも致します。


三面。三面は「将棋・碁・双六」。
江戸時代以降の大きな雛飾りには、このような「三面」が含まれました。
手前は、参考資料の大名家図録「ひいな」。


御所人形「将棋遊び」。


手前は「摩訶大々将棋」。6年ほど前に自作、奈良国立博物館「やまとの匠展で展示されたものです。

向う側は、15年ほど前に原田先生から頂いた「駒文字の色紙」(これはコピー)。
「雛」とは関係がありませんが、こんなものも常時展示しています。
右は、江戸時代の「中将棋駒」。作者は「俊光」。



このほか、江戸時代の大名道具も出したいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古水無瀬

2011-02-23 06:59:58 | 作品
2月23日(水)、快晴。

只今7時。
素晴らしいお天気が続いています。

ニュージーランドでの大地震。
まだ安否の分からない人が大勢とか。
その中には日本人の若い人も。
遠い土地での生命にかかわる災難。
ソレニシテモ、地震はいつやってくるかわからないだけに特に恐ろしい。
早急な救出と、一人でも多く無事であることを祈ります。


ーーーー

写真は数日前に出来上がった「古水無瀬」。
当初12月にお渡しする予定でしたが、昨年来の寒波は漆の調子がいまひとつ。
と言うことで、漆の良いタイミングを見計らっておりました。
このほどようやく出来上がって、お届けした1組です。

「大幅に遅れて姉妹昨申しわけないな」の気持ちでしたが、昨日、東京の届け先の方から「大変、満足している」との連絡を戴いて、ひと安心。
許可を得て、ブログに掲載させていただきました。

寒さゆえの仕事の遅れが続いておりました。
このところの暖かさで、このほかも含めて遅れを取り戻しているところです。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

加茂船屋雛まつり

2011-02-22 07:21:12 | 文章
2月22日(火)、晴れ。

今度の土曜日から6日間、「加茂船屋雛まつり」が開催されます。
町内のお宅にあるお雛様を、各戸が飾ってお客様に見てもいらうという催し。
ご近所さんから声を掛けられて、今年はこれに参加します。

何をご覧頂こうかですが、やはり「将棋」関係。
今のところ、コレクションの中から、

「昔の雛道具の将棋盤、碁盤、双六盤」のセット。
「江戸時代の大名道具の蒔絵将棋盤と駒」。
「幕末~明治の婚礼道具の蒔絵将棋盤」。 
 自作「極小の将棋盤と象牙駒」。
「将棋を指している御所人形」。
などを予定しています。

期間中、当方は留守の時もあるので、オープン予定は、
初日の26日(土)、28日(月)、3月3日(木)の3日間限定です。

当日は、仕事場もご覧頂けます。
コーヒーも振舞いますので、若し、よろしければどうぞ。

なお、遠方からの方は、万一留守のこともありますので、電話で事前にお知らせください。
当方は、図の左下、37番です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の兆し

2011-02-21 06:03:18 | 写真
2月21日(月)、晴れ。

只今、西空に下弦の月。もうすぐ東の山から太陽が顔を出すところです。

昨日、遅咲きの「水仙」が一輪。
春の兆しを庭先で見かけました。

昨日は、羽生さん対佐藤さんのNHK将棋。
双方ギリギリの読みと意地の戦い。熱戦でした。

ところで気になることが一つ。
相変わらず、駒台が「グラグラ」。
これは前にも書きましたが、1年前から続いています。
最初の頃は、先手側がグラグラ。
秋ごろからは、先手後手ともグラグラ。
近頃は、後手の台が大きく波打って、昨日も佐藤さんが取った駒を置くとグラグラぐらぐら。

あれはいけません。
スタッフのみなさん。誰もそれに気がつかないのでしょうか。
ソレニシテモ、何とかなりませんかねえ。

たまらずそのテレビ画面を通じてスタッフに念力を飛ばしてみました。
念力が伝わるかどうかです。
関係者に伝わったなら、次の次(優勝戦?)には改善してほしいものです。


ーーーー

昨日は、銀座4丁目の丸八碁盤店が最終営業日とのことでした。
銀座通りの一等地。
10年も前から家主さんから立ち退きを要望されていたそうです。
近年は世界の有名ブランドが進出するなど周りは大きく変化していました。

今後は馬込の本店だけでの営業となるのでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪しい雲

2011-02-20 09:05:34 | 写真
今日の太陽の沈む方向に見た怪しい雲。
放射線状の筋状の雲。
飛行機雲ではありません。
昨日の夕刻、17時30分頃の西空に現れた怪しい雲。

チョッと右へ振ったショットも掲載しておきます。

どなたか、分かる方、お教えください。


ーーーー
この件に関し、「攵水」さんからコメントを戴きました。

 ご無沙汰しております。
 写真の雲ですが、上が巻雲と巻層雲、下が巻層雲だと思います。
 両方とも高気圧が接近してくると現れやすいらしく、今の時期ですと本当に春がもうすぐ来ている兆しではないかと思います。
 …こちらは今現在大雪ですが…。


ということで、そこまで近づいた「春」を待つことにします。

ところで、「攵水」さんの「攵」の字。
枚や政の字の旁ですが、浅学のため読み方が分かりません。
フン、ブン、マイでも有馬電ありませんね。
後で漢和辞典で調べようと思うのですが、攵水さん。教えていただければ嬉しいです。
それに、
…こちらは今現在大雪ですが…。
とありますが、新潟とかでしょうか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726