熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

中将棋教室(2回目の講座)

2011-11-30 04:50:19 | 文章
11月30日(水)、天候不明。

宣伝するのを忘れていました。
今度の日曜日12月4日の午後、大阪府島本町・JR島本駅に近い「歴史資料館」で、2回目の中将棋講座(参加料無料)があります。

面白いですよ。
ルールを理解するには、相手を見つけて実戦することが一番。
会場に来れば、講師陣が優しく分かりやすくルールを教えてくれるし、相手も見つかります。
次の講座では、講師として女流棋士二人が加わります。
参加すれば、みんな仲良しにもなりますね。
是非、参加してください。

小生も参加したいのですが、この日は遠来の客があって、参加できないのが残念。

前回は、受講者30人ほどが参加。
小生もその一人で、初めて実戦を体験しました。
やあー、実際やってみて、面白かった。
普通の将棋とは感覚的にちょっと異質で面白い将棋です。

未だ行き方が覚えきれていませんが、機会を見つけてやりたいものです。
どうですか田中さん、またやりましょう。


その前に、自分用の「中将棋駒と盤」を作らなければなりません。
実は、そのための木地は、何組分かをもう作ってあります。
根付けと同じように「チョッと小型の書き駒」で作ってみます。
盤もそれに合わせて、チョッと小型にします。

ところで田中さん。92枚の駒の中で、一番難しいのは「どの駒」だと思われますか。
小生の場合は「歩兵」なんですね。
24枚もあるのですし、それ以上に「歩」の文字はバランスが取りにくいのですね。


今日は早起きでしたので、また眠ることにします。
オッとっと、その前に「馬偏に龍」の字。
こんな字があるのですね。
勿論、「坂本龍馬」ではありません。
書道字典で見つけました。
この字も「龍」だそうです。

では、また。
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根付け

2011-11-29 17:48:11 | 写真
本日は根付け書き。
成果は凡そ140枚。
未だ、濡れています。
来年の干支「辰(龍)」を中心に書きました。
同じことをやっていると飽きてきますね。
午前中は「朱」で、午後からは「黒ッぽく」と変化させたり、グラデーションにしたり。
「龍」の文字もいろいろあります。
文字の形を変えたりして、勉強です。

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虫食い跡が修繕された「将棋馬日記」

2011-11-29 05:23:50 | 文章
11月29日(火)、曇り。

2~3日前に、「虫食い跡が修繕された将棋馬日記」について思うところを書きました。
その写真が無かったので、「どんなんかなあ」と思った方もあったはず。

翌日の日曜日、硝子越しにその姿を撮影しました。
展示室天井のライトが写りこんでいますが、アップしておきます。

土曜日に講演された正岡さんからコメントを戴きました。
高槻高校は勤め先でなくて、母校なのですね。
しかも、将棋部とか。
今後の研究には、頼もしい限り。

ーーーー

昨日の午前中は、ご近所さん関係の文書作成。
ホンの1枚ですが、半日かかってしまいました。
テレビは、大阪のダブル選挙、橋下・大阪維新の会の勝利で持ちっきり。


午後からは仕事。
そろそろ来年の干支「辰」の根付けを作ろうと思っています。
文字は「辰」が良いのか「龍」が良いのか。
木地は以前に駒型にして作り貯めていたやや小ぶりなモノと、中型のモノ。

数は数えてはおりませんが、半年前に表面を平滑にして金具を付けてあッたものです。
文字を書くにあたってもう一度、表裏を磨き直しすることに。
これで残りの半日が経ってしまいました。

1階の床には、中断している木地揃え中の木地が広げっぱなし。
片付くのは半月後ですね。




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残念石

2011-11-28 07:17:14 | 写真
11月28日(月)、曇り。

昨日、島本町に出かける途中で木津川河原の「残念石」を見ることにしました。
「残念石」のことは以前にも触れましたが、河原の「残念石」を見たのは今回が初めて。
四百数十年前、この地を差配していた藤堂高虎が、大阪城築城のために切り出した石を木津川を利用して運び、最後まで送り出されずに残った大石です。
石の大きなモノは、長さ4~5メートル。
ここには7~8個。
残された石は、他にもあるかと思いますが、とにかく「一見は百聞に如かず」。
何事も自分の眼で見ることが重要ですね。

と言うことで、昨日は「残念石」への下り口に車を止めて実見。
河原に放置された大きな石を見て、何かを感ずるところがないかという気持ちでした。
しかし、発想力の希薄さゆえ、「浅い木津川なのに、どのような船で運んだのだろうか」と思う程度でした。
その内にもう一度、ゆっくり見ておこうと思います。

ところで、「講談師、見て来たようにモノを言い」という揶揄があります。
講談師が見て来たように言うのは技。
講談師でもない人が「見て来たようにモノを言う」のは、どうかと思う次第。

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中将棋講座

2011-11-27 21:00:37 | 写真
今日の中将棋講座。その情景をアップしておきます。


小生は生徒として参加。
同じく、田中賢一さんも会場に。

先ずは、講師陣の紹介から始まりました。

続いて、神崎先生が大盤で「ルール」の説明。
大人に交じって、小学生の参加者も6~7人と多かった。

中将棋特有の最強の駒が「獅子」。

実戦は今回が初めての小生。
駒の行き方もロクスッポ覚え切れていないので、説明図と首っ引き。
田中さんも同じらしく、対局することにしました。

レッスン対局風景。
生徒は30人近い。



田中さんとの中将棋初体験の記念すべき「指しかけ局面」。手前が小生です。

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二つの講演

2011-11-27 04:34:52 | 文章
11月27日(日)、(多分)晴れ。

昨夜は、修繕なった「将棋馬日記」の印象について、小生なりに感じたところを書きました。
その続きです。
島本町の麗天館(歴史資料館)では、二つの講演がありました。

最初に、高槻市文化財課長兼しろあと歴史館長・鐘ヶ江一朗さんによる「高槻城跡からの出土駒」についてのお話。
高槻城は明治初期に取り壊されて、今は市街地です。
数年前、その城跡の井戸から市営会館建設に伴っての発掘調査で、2組の駒が同時に見つかった経緯です。
写真展示もあり、1組は「小将棋」、別の1組は「中将棋」。

前者は27枚。
そのほとんどは彫り駒。
内2枚は単に漆書きと墨書されたものだとか。
比較的厚みもあり駒形も比較的しっかり、という印象。
材は木目が細かな針葉樹。
樅とか椹あたりではなかろうか。
手慰みに作られたものだとしても、手を掛けて作られたものだと思える。

後者は、「本猪」などと読める駒もあり「中将棋」だと分かる。
こちらのグループは20枚だったか21枚だったか。
2ミリほどの薄い杉板で作られており、残っている何枚かの文字は墨書。
駒型は寸胴、尖がった山形など、稚拙なものである。
いずれも江戸時代、下級武士達によって、実際に遊ばれたものであろう。
「しろあと歴史館」に展示されているとのことなので、その内、実見したい。

2つ目の講演は、正岡義朗さん。
大阪大学大学院の後期博士課程に在籍して、戦国時代から江戸時代が専門分野だそうです。
大阪にある高校にお勤めの先生でもあり、新進気鋭の27歳と若々しい。
今回は「将棋馬日記」に登場する人物の関わり合いについて、掘り起こす内容であった。
秀次と水無瀬家の人々、秀吉・家康と水無瀬家とのかかわりなど、小生が知らなかった事柄についても興味深く聞かせていただいた。

講演後は正岡さんと暫し懇談。
継続しての調査研究を期待している旨を申し上げました。

ーーーー

今日も、島本町行き。
「中将棋」の指し方の勉強です。

あっ、それに資料展示で、四半期前の中将棋名人・松田正一さん手作りの著書「中将棋全集」が並べてありました。
全体で11か12分冊。
薄々は聞いてはいましたが、現物を見るのは初めて。
傍にいたKさんに「これはダレのものですか」と尋ねると、最近「中将棋連盟の富田さんから頂いた」とのこと。
「おおー、それは素晴らしい」。

水無瀬神宮のある大阪府島本町。
いよいよ「中将棋のメッカ」となる予感がいっぱいです。
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将棋馬日記のこと

2011-11-26 19:50:13 | 文章
11月26日(土)、晴れ。

午前中は久しぶりに「漆の盛り上げ」を少々。
その前に、棒っきれ体操でウオームアップ。
今日は、いつもの小学生の集団登校は見掛けませんでした。
どうやらお休みなのでしょう。

盛り上げは、ほぼ10日ぶりと言うところ。
心なしか調子が出るまでには至りません。
何事もお休みが永くなってはいけないということです。
戸惑いながら、以前残していた「玉将・王将」など10枚程度が終わったところで本日は終了。
早めの昼食にしました。

午後は、島本町。
例の展示会と、講演会に参加。
主たる展示は、2点。

先ずは、「墨書の中将棋駒」。
駒尻に「八十六才」とある本物の水無瀬駒。
これには確か古い桐の箱があったはず。
これも見てもらうのが良かったのでは・・。


もう一つの品は「虫食い箇所の修繕なった将棋馬日記」。
修繕後の姿を見るのは今日が初めて。楽しみにしていました。

虫食い部分は、すっかり分からなくなっており、見事。
第一印象は「綺麗」の一言。
しかし、どこかがおかしいとも。

紙の端は、直線で刃物で切ったような鋭さ。(本当に刃物で切っていなければ良いのですが・・)
上下左右の四つ角は鋭く直角。

古い和紙特有の、少し擦られて端がスレて丸くなったりしたところが無くなっていて、400年前のものとは思えないほど。
綺麗になりすぎなのですね。

虫食いだけを修繕すれば良かったところを、他のところもついでに綺麗にしてしまった。
そんな印象です。
やり過ぎて、チョッと残念。
横で見ておられた女性も「これはレプリカなんですね」とつぶやいて見ておられました。


ところで、古書画・古文書類の虫食い跡の修繕方法は大別すると、
①、全面を薄い紙で裏打ちする方法。(比較的簡便だが、紙全体が厚くなる)
②、虫食いで無くなった部分を、同質の和紙でつなぎ貼りして欠損部分を補う方法。(手間がかかるが、厚くならない)
の2種類。
今回は費用と手間のかかる後者が採用されました。

修繕するならこの方法がベストかと思いますが、程度によっては、修復をしない選択もあります。
と言うより、必然性が無いときはむしろ修繕しない方が良いという選択です。
書かれた内容に変化は無くても、下手に手を加えることで、全体の印象を含む歴史的価値を損なう恐れもあるからです。

と言うことで、今回の修繕は本当にこれで良かったのか。
率直に言って、少々疑問の残るところではあります。









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年賀状

2011-11-25 17:45:32 | 文章
11月25日(金)、晴れ。

今朝は、冷え込みが強かった。
車のフロントガラスが露で曇っていたので、ワイパーでひとハジキすると、何事もなくすっとクリヤーに。
車が走り出して間もなく、フロントガラスが再び曇ってきたので、ワイパーを動かすと、「ジャリ」。
凍っていなかったフロントガラスが、1分ぐらいの間に凍ったのですね。
念のため、外気温を確認すると2℃でした。
理科の実験ではありませんが、フロントガラスが気化熱で氷点になったのですね。

ーーーー

年賀状を書く時節になりました。
小生にとって年賀状は、新年を寿ぐと言うより、1年ごとに未だ生きていることのご挨拶のつもりです。
しかし、今年は未だ年賀状を買ってはおりません。
ずれその内にと思っているところです。

ーーーー

今日も木地揃えでしたが、そろそろ限界。
ウズウズ。
駒づくりがしたくなってきたのですね。
と言うことで、今日はチョッとだけ漆を使いました。
Tさんの3枚目の「玉将」。
1枚だけやり残していたものですが、間もなく出来上がりです。

ーーーー

明日と明後日の午後は、島本町行き。
その土日2日間は、本物の「水無瀬駒(小将棋と中将棋)」の展示があり、「将棋馬日記」も展示が予定されています。
本物が見られるのは、2日間限り。
興味のある方はどうぞ。

それに土曜日は、関連の講演会があります。
小生も聴きに行きます。
若しお会いできればと思います。

日曜日は、中将棋の講座があります。
神崎七段と中将棋連盟の方々が講師。
面白そうなので、小生も勉強します。

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今日も木地揃えでした

2011-11-24 18:41:22 | 文章
11月24日(木)、晴れ。

昨日、世間は「勤労感謝の日」。
休日も平日も変わりはない当方は、出かけた郵便局が閉っていてそのことに気がつきました。

秋も深まった今日この頃。
近所の紅葉も、色づきはじめました。

と言う訳(?、紅葉の色づきとは全く無関係)で、昨日はほとんど一日中が木地揃え。
今日も同様です。

対象は6~7年前に、ざっくりとやや大きな駒形にしていた島ツゲ。

ツゲは同じ一本の原木でも、根元に近い幹と、上の方の細い部位とでは、色合いや木目の調子がまるっきり違います。
同様に、中心部の木の色は濃く、周辺部は白っぽい。
それを同じ1組にはできないのです。

その違いを見分けるために、あらかじめ少し大きめに成型して表面を磨きます。
そうすれば微妙な木目がハッキリくっきり、見分け易くなる訳です。
1組分としてのグルーピングは、歩止まりを考慮すると47~8枚から50枚。
それを再成型して、最終的な玉将以下歩兵までの大きさにするのですが、明日以降も、まだまだこの作業が続きます。

ーーーー

面白いホームページをみつけました。
どなたかのかは存じませんが、次のものです。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~Tan-Lee/shogi/index.html

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ニセモノを見分ける知力

2011-11-23 06:04:52 | 文章
11月23日(水)、天候不明。

外は真っ暗。
天気不明なれど、恐らく雲が多いのでしょう。

昨日の毎日新聞に「ニセモノを見分ける知力を」という表題の記事がありました。
書いたのは専門編集委員・牧太郎さん。
22年前、あのインチキ宗教の反社会性を追及するキャンペーンを張ったサンデー毎日の編集長です。
記事はその時のこと、その後のこと、そして現在のことに触れて、最後に述べている次の言葉が心に刺さります。


―― ただ一つだけ、言えるとすれば、日本人は「ニセモノ」を見分け、これを排除する「知的基礎体力」に欠けていた。
   飾った言葉にだまされないチカラに欠けていた。 --


「ニセモノを見分ける知力の欠如」。
これは、現在の日本と多くの日本人にも当てはまると思うのです。

自分で考え自分で判断し行動する。
言葉の裏に隠れている意味を考える習慣と知力。

例えば、3.11直後に官房長官が国民に言った「直ちに身体への影響は有りません」の言葉。
これは「いずれ影響があるかもしれません。政府としてこれに触れるつもりはありません」の裏返しなのでした。

不安定なこの時期こそ、そのことを見抜く知力が大切なのですね。
いかがでしょうか。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726