万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3545 安須可川3290

2020年03月30日 | 万葉短歌

2020-0330-man3545
万葉短歌3545 安須可川3290

安須可川 堰くと知りせば あまた夜も
率寝て来ましを 堰くと知りせば  ○

3290     万葉短歌3545 ShuG554 2020-0330-man3545

□あすかがは せくとしりせば あまたよも
  ゐねてくましを せくとしりせば
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第91首。男。
【訓注】安須可川(あすかがは=安須可河泊)[前歌参照]。堰く(せく=世久)[「二人の仲への親の妨害を譬える」]。率寝(いね=為祢)[「ここは母親などの目を盗んで女を家から連れ出して外で共寝する意」。ほかには、3388為祢弖夜良佐祢(ゐねてやらさね)]。