2020-0320-man3535
万葉短歌3535 己が命を3280
己が命を おほにな思ひそ 庭に立ち
笑ますがからに 駒に逢ふものを ○
3280 万葉短歌3535 ShuG538 2020-0320-man3535
□おのがをを おひになおもひそ にはにたち
ゑますがからに こまにあふものを
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第81首。女?
【訓注】己が命(おのがを=於能我乎)[[<命(を)>は緒]・・・。3466己許呂乃緒呂(こころのをろ)。中央語の”息の緒”(人の命)]。おほに(於保尓)[「いい加減に」。02-0217(長歌)髣髴見之(おほにみし)、-219於保尓見敷者(おほにみしかは)、など]。笑ますがからに(ゑますがからに=恵麻須我可良尓)[「ほほ笑まれるだけですぐに」。07-1257咲之柄二(ゑますがからに)、02-0157如此耳故尓(かくのみからに)、04-0624咲之柄尓(ゑまししからに)、ほか]。