2020-0310-man3525
万葉短歌3525 水久君野に3270
水久君野に 鴨の這ほのす 子ろが上に
言緒ろ延へて いまだ寝なふも ○
3270 万葉短歌3525 ShuG525 2020-0310-man3525
□みくくのに かものはほのす ころがうえに
ことをろはへて いまだねなふも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第71首。男。
【訓注】水久君野(みくくの)[地名]。這ほのす(はほのす=波抱能須)[「<這ほ>は<這う>の東国形。・・・<のす>は<なす>の訛り」]。寝なふ(ねなふ=宿奈布)[3375、3426注参照]。