万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3544 阿須可川3289

2020年03月29日 | 万葉短歌

2020-0329-man3544
万葉短歌3544 阿須可川3289

阿須可川 下濁れるを 知らずして
背ななと二人 さ寝て悔しも  ○

3289     万葉短歌3544 ShuG554 2020-0329-man3544

□あすかがは したにごれるを しらずして
  せななとふたり さねてくやしも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第90首。女。
【訓注】阿須可川(あすかがは=阿須可河泊)[「上べはきれいだが底は濁っている〔川〕・・・大和の明日香川か、それとも同名の東国の川か」]。背なな(せなな=勢奈那)[「男を親しんで呼ぶ東国語。・・・<背なの〔既出〕>」に同じ]。さ寝て(さねて=左宿而)。