万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3517 白雲の3262

2020年03月02日 | 万葉短歌

2020-0302-man3517
万葉短歌3517 白雲の3262

白雲の 絶えにし妹を あぜせろと
心に乗りて ここば愛しけ  ○

3262     万葉短歌3517 ShuG516 2020-0302-man3517

□しらくもの たえにしいもを あぜせろと
  こころにのりて ここばかなしけ  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第63首。男。
【訓注】あぜせろと(阿是西呂等)[「ここは<あどせろ>の意」。3465注参照]。ここば愛しけ(ここばかなしけ=許己婆可那之家)[「こんなにもひどく・・・。<愛しけ>は<愛しき>の東国形」。3412可奈師家児良尓(かなしけこらに)]。