万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3530 さを鹿の3275

2020年03月15日 | 万葉短歌

2020-0315-man3530
万葉短歌3530 さを鹿の3275

さを鹿の 伏すや草むら 見えずとも
子ろがかな門よ 行かくしえしも  ○

3275     万葉短歌3530 ShuG531 2020-0315-man3530

□さをしかの ふすやくさむら みえずとも
 ころがかなとよ ゆかくしえしも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第76首。男。
【訓注】さを鹿(さをしか=左乎思鹿)。かな門(かなと=可奈門)[「道に対して曲がり角をなす戸口」。04-723小金門尓(こかなとに)、09-1739金門尓之(かなとにし)、など。参考:曲尺(かねじゃく)]。行かくしえしも(ゆかくしえしも=由可久之要思母)[「<行かく>は<行く>のク語法。<えし>は<よし>の古語」。2491従是此度(こゆかくわたる)、3509安路許曽要志母(あろこそえしも)]。