万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3533 人の子の3278

2020年03月18日 | 万葉短歌

2020-0318-man3533
万葉短歌3533 人の子の3278

人の子の 愛しけしだは 浜洲鳥
足悩む駒の 惜しけくもなし  ○

3278     万葉短歌3533 ShuG534 2020-0318-man3533

□ひとのこの かなしけしだは はますどり
  あなゆむこまの をしけくもなし  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第79首。男。
【訓注】人の子(ひとのこ=比登乃児)。愛しけしだ(かなしけしだ=可奈思家之太)[「<愛しけ>は<愛しき>の東国形。・・・<しだ>は時の意の東国語」。3412可奈師家児良尓(かなしけこらに)、3517許己婆可那之家(ここばかなしけ)、3533、3548可奈思家世呂尓(かなしきせろに)、など。3363麻都之太須(まつしだす)、3461安家奴思太久流(あけぬしだくる)、など]。浜洲鳥(はますどり)[「浜洲にいる鳥」]。足悩む(あなゆむ=安奈由牟)[「蹄を傷めて行きなずむさま」]。