2017-0717-man2535
万葉短歌2535 おほろかの2347
おほろかの 心は思はじ 我がゆゑに
人に言痛く 言はれしものを ○
2347 万葉短歌2535 ShuF203 2017-0717-man2535
□おほろかの こころはおもはじ わがゆゑに
ひとにこちたく いはれしものを
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2517~2618、102首)の第19首。女。
【訓注】おほろかの(凡乃)[06-0974凡可尓 念而行勿(おほろかに おもひてゆくな)、07-1312凡尓 吾之念者(おほろかに われしおもはば)、ほか。ただし連体修飾語法格助詞はここだけ]。心(こころ=行)[09-1741己之行柄(ながこころから)、20-4465(長歌)於煩呂加尓 己許呂於母比弖(おぼろかに こころおもひて)]。我がゆゑに(わがゆゑに=言故)。言痛く(こちたく=事痛)。