万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1609 宇陀の野の1470

2015年01月10日 | 万葉短歌

2015-0110-man1609
万葉短歌1609 宇陀の野の1470

宇陀の野の 秋萩しのぎ 鳴く鹿も
妻に恋ふらく 我には増さじ  丹比真人

1470     万葉短歌1609 ShuD693 2015-0110-man1609

うだののの あきはぎしのぎ なくしかも
  つまにこふらく われにはまさじ

丹比真人(たぢひの まひと)=02-0226歌参照。「[02-0226、09-1726と]同一人らしい。<真人>は姓。」
【編者注】題詞は「丹比真人歌一首」。「秋相聞」三十首(08-1606~1635)の第4首。題詞脚注に「名闕(名は欠けたり)」。
【訓注】宇陀の野(うだのの=宇陁乃野)[奈良県宇陀市大宇陀地区(安騎野)辺]。秋萩(あきはぎ=秋芽子)。