万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1604 秋されば1465

2015年01月05日 | 万葉短歌

万葉短歌1604 秋されば1465
2015-0105-man1604
万葉短歌1604 秋されば1465

秋されば 春日の山の 黄葉見る
奈良の都の 荒るらく惜しも  大原真人今城

1465     万葉短歌1604 ShuD685 2015-0105-man1604

あきされば かすがのやまの もみちみる
  ならのみやこの あるらくをしも

大原真人今城(おほはらのまひと いまき)=「もと今城王。天平十一年(739)頃、大原真人の姓を賜る。天平勝宝九年(757)五月、正六位上より従五位下。治部少輔、左少弁、上野守、兵部少輔、駿河守などを歴任。04-0519題詞参照。
【編者注】題詞は「大原真人今城傷惜(いたむ)寧楽(ならの)故郷(ふるさとを)歌一首」。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第94首。
【訓注】秋されば(あきされば=秋去者)。黄葉見る(もみちみる=黄葉見流)。奈良の都(ならのみやこ=寧楽乃京師)。