ポジャギアートYangja-pang

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フリーダ・カーロの遺品

2015-07-31 13:46:00 | 緩和休題(~_~;)
今日で7月も終わり。でも、まだまだ夏は真っ盛り。
どうせ暑いなら、思いっきり熱い映画が観たい
……ということで、この夏ぜひ観に行きたいのが
『フリーダ・カーロの遺品  石内都、織るように』
公式サイトはこちら



メキシコ人キュレーターの発案による、フリーダ・カーロの遺品撮影プロジェクト
で、その依頼を受けたのが日本人の女性写真家・石内都。
さらにその撮影過程に密着したのが、小谷忠典という若い監督。
日本人が撮るメキシコの魂って、どんな感じなのかな。

生まれてこの方、アメリカ大陸にとんとご縁のない私ですが
行ってみたいなあ、メキシコ。
ルイス・バラガンの建築なんかも見てみたいなあ。
……というわけで、この夏はコロナビールでも飲みつつ
暑さを徹底的に味わうこととしましょう(^_^;)A



18年前の図録

2015-07-30 10:27:00 | 美しい本
FB友でもあるMさんからの情報で、素敵な本を入手することができました。
『韓国の伝統 華麗なる結び』
1997年に京都の茶道資料館で開催された、名匠・金銀暎さんの作品展図録です。
感謝感激(*^_^*)



なんと、当時のチラシも同封されていました。嬉し~❤



金銀暎(김은영)さんといえば、メドゥプ好きの間ではこれらの著書が有名です


もちろん、主宰される伝承メドゥプ研究会としての作品展もたくさんあって
たま~に運よく遭遇できた時の図録がこちら。
チュモニを中心とした作品展だったようです。



しかし、いうまでもなくこれらはすべて韓国語ですから、
今回ゲットできた図録のように、日本語で説明がなされているものは
きわめて貴重です。
ああ、やっぱりいいなあ。メドゥプ。
このところちょっとサボってしまったけれど、また練習を再開しよう!

……というわけで、こちらは伝統メドゥプとはちょっと違いますが
ヘンプ編みなどでよく目にする、簡単な組結び。



なんという名前なのかな
韓国語では원형정자などとも呼ばれているようですが……わかりません。
芯となる部分が丁子なので、円形丁子というんでしょうか。
原理的には、3~4色でこのカタチを編むこともできるわけですが(昔やった気がする)
それはまた、根性が戻ってきたときに(^_^;)

ついでに申しますと、この図録はまだ茶道資料館でも販売されています。
こちらのHPでご確認ください⇒
もちろん、古本屋サイトでもうちょっとお安く探すこともできます。。
ともかくも比較的容易に入手できるので、メドゥプ好きの方にはお勧め!



理想のサトゥギ

2015-07-27 22:59:00 | ポジャギ2015
理想のサトゥギって、いったいどのような形状なのか
正直なところ、まだわからないでいます。
細い紐をくっつけているんじゃないかと思えるほど、細かく盛り上がっているものもあれば、
三つ編みのようにざっくりした感じのものもある。
縫い進む間隔を一定に保つことが基本といえば基本なんでしょうが
その間隔の基点をどこに定めるかが、実はちょっとしたコツだったりもします。
モロモロの本にはだいたい同じような方法が書いてあるけれど
個人的には、それに拘りすぎるとどうもやりにくい気がする。



結局のところ、糸と相談するってことかなあ。



大暑

2015-07-24 13:13:00 | ポジャギ2015
昨日が大暑で、今日が土用(^_^;)A
天気情報によると、この猛暑のピークは向こう10日くらいだとのこと。
……ということは、立秋とともに秋の気配がやってくるのか!?
旧暦と同じペースで季節が巡ってくることを祈りたい
……などと言いつつも、やってることは何だか暑苦しいことばかり。

まずは、リクエストのあった「コチュ」づくり。
五方色(五正色)のバリエーションにしようと思っているのだけれど、
なんとなく、暑い(~o~)



ヘタと房を除いた本体は5㎝程度なので、サトゥギはオヤ糸で。
でも、もっと細かいほうがいいかなあ。

実は、もっと暑苦しいこともやってます。
冬場に向けてマフラー編み(@_@;)



以前から編んでみたかったOpal毛糸を4号かぎ針で。
本当はメリヤス編みのほうが模様がきれいに出るのでしょうが
懐かしの雄鶏社の編物本を見ているうちに、
これまた懐かしの「松編み」がやってみたくなりまして(^_^;)
ただただひたすら、鎖/長編み/細編みを繰り返していくだけ。
模様がジグザグになっていくのがミソかな。
計算もな~んもありませんが、なかなかよい、ボコボコ感です。
Opal毛糸は一巻100g(約425m)これでどこらへんまで行くのでしょうか。
ゲージなどまったく取っておりませんので、行く先は未定です。
幅約30㎝で現在まだ20㎝長。先は長いわ(~o~)



兒嶋画廊へ

2015-07-21 10:27:00 | ポジャギ2015
「丘の上APT 兒嶋画廊」で開催中の「古ポジャギを囲む展覧会」で、
ぱくきょんみさんの講演会「五正色の世界」に参加してきました。

JR国分寺駅から徒歩10分の、文字通り丘の上。暑かった~(+o+)




お話してくださる、ぱくきょんみさんの後ろにも、大きなモシのポジャギ。

ご存じのとおり、「五正色」(五方色という場合、方向性の意味合いが強くなるそう)は
古代中国の陰陽五行思想に発する東西南北中央という世界のあり方を示す色ですが
その色のパワーを借りた衣によって邪を封じるという考え方が最も端的に表れているのが
子どものお祝いに着せられる「セットン」です。
赤白青黒黄の五色に代わって、黒を緑と粉紅色(ピンク)にするのが一般的なのだとか。

満一歳のお祝いに着せる子どもの衣装(なんと、あの韓尚沫先生の製作!)をはじめ
ばくさんご自身が身に着けられたもの、ご家族のもの、お友達が舞踊に使われたもの、
さらには、ポジャギやノリゲのコレクションなど、
たくさんの美しいものを見せていただきましたが
その中で印象に残ったものをいくつかご紹介します。
※写真撮影はOKでしたが、公開のブログ掲載となるとまた話は別なので、
 ちょっとだけね(^_^;)



名匠・李利子さんによる素晴らしい刺繍のチマチョゴリ。
ぱくきょんみさんのお母さまがオーダーされたものだそうですが
表も裏も厚手のノバン!金の刺繍がまた素晴らしい(@_@)
ケッキチョゴリであろうか…と、前の人の頭越しに目を凝らして見てみましたが
チマは、しっかりケッキで繋いであった……ように見えました。



ぱくきょんみさんの著書『いつも鳥が飛んでいる』の表紙にも使われたポジャギ。
緑とチンダルレ(ツツジ)のピンクに、なんと友禅の布が使われています。
その模様が鳥(藪に雀かな…?)なのですね。
実は、和服地が使われたポジャギは、ソウルでも何度か見かけています。
制作者にはさまざまに複雑な思いもあったと思われますが
時代を超えてこのように美しいものに昇華しているものを目にすると
大昔、何かの本で読んだ「良い恨(ハン)と悪い恨」というエッセイを思い出します。
私も良い恨(ハン)があふれるようなポジャギを作りたいと
常日頃願ってはいるのですが、それがなかなか……(*_*)

ぱくきょんみさんのコレクションの中には、金賢姫さんのポジャギもありました。



なんともいえぬ色合いのピンク、紺、グレー、緑の組み合わせ
そして、この縫い目!
裏も薄いピンクの桃榴緞です。手に取って見れるなんて……ああ眼福(*^_^*)
これぞ、「良い恨」の結晶ですね。

講演では、歴史と色彩についての興味深いお話もありましたが
展示品も含めて素晴らしいポジャギに酔っぱらっていたせいか、
用意していただいた資料のコピーを会場に置き忘れてしまいました。
あ~、なんとソコツな私(>_<)
そのよ~なわけで、説明も中途半端で、申し訳ありません。