ポジャギアートYangja-pang

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久々に…

2015-01-17 22:05:00 | Arts & Crafts
午前中の教室のあと、久々に東京・有楽町の「織田有」へ。
1月いっぱいは「韓国の服飾工芸」と銘打って
チョゴリ、ポジャギをはじめとする閨房工芸、ノリゲ、
またメドゥプを使ったアクセサリーなどが展示販売されています。
詳細はこちら⇒



ただし、一部の作品(↑の写真も、名匠・趙一順さんの作品)や
個人の蒐集品、復刻品など非売品もかなりあります。
いいなと思うと非売品だったりしてね(~o~)
ポジャギに関して言えば、このお店は絹製の華やかな色合いが多いのが特徴。
さまざまなタイプのものが飾られていますが
個人的にはやはり昔の人の手になるモノに惹かれますね(^_^;)

「織田有」は、まだポジャギが日本で殆ど知られていなかった頃から扱っていた骨董店で、
何を隠そう、私メがポジャギへと道を踏み外す^^;
もとい、ポジャギをつくり始めるキッカケとなったお店です。
そのイキサツは、あちこちで話しているので改めては書きませんが、
今日は久々にお目にかかった店主の鈴木さんと、そんな昔話も含めてゆっくりお話しができ、
楽しい時間を過ごしました。

もっとも本日のささやかなお買い上げは、ポジャギともメドゥプとも関係のないこちら↓



おなじみ、真鍮製のスッカラです。
左の光ってるのが今日買ったもの、右は8年くらい前に買ったもの。
「こんなの、どこにでも売ってるじゃない」と思われるかもしれませんが
2本とも柄の長さが、通常より2㎝くらい長いんです。
この「ちょっとの違い」が実に大きい!
和え物や煮物の返しに超便利なこれくらいの長さ、なかなかみつからないんですよ。
なんでも織田有には、朝鮮時代のもう少し長いのもあったのですが
既に「お取り置き」なんだとか。残念(T_T)

心地よい刺激を受けたせいか、帰宅後に小さくて可愛いモノが作りたくなって
キーホルダーの中身(?)をモデルチェンジしました。
円の内径は2.8㎝くらい。
織田有の名品とは比べるべくもなく、お恥ずかしい限りですが(~_~;)



ついこの間、鍵を無くしたと思い込んで
家の中をさんざん探し回ったあげく、
なぜか母親のカバンの中に入っていたのを発見(@_@;)
それじゃあ、見つかるわけないわね。
今後そのようなことのないよう、ちょっと派手目にしました。
お間違えのないようにっ!

ピサンキ2個目

2014-12-26 09:41:00 | Arts & Crafts
先月に続き、飯野先生のアトリエのピサンキ教室へ。
クリスマスの日にイースターエッグ!?というのも何ですが
基本の菱形模様に、トナカイならぬ鹿の描き方を教えていただきました。



いちばん上のが先生のお手本。
下の右側が私、左側は現役美大生のお嬢さんです。
さっすが、初めてとは思えない見事な作品。
それに比べて私メのは、線はガタガタ、塗りつぶしはトホホ……な状態(T_T)
でも何事も継続が大事ですからね。
最初は赤・緑・黄のカラーリングですが、来月は違った色を使えるそうです。
来年のイースターは4月5日ですから
うまくいけば、あと3つの色とりどりピサンキが作れるかも。楽しみ(*^_^*)

さて、本業(?)のほうも来春の予定がボチボチと。
けっこう布を切らないといけないなあ……と思っていたところ
先日のお教室でロータリーカッターを使っていた方がいて、
「やっぱり便利ですよぉ」とのことなので、私もひとつ購入してみました。



カッターの専門メーカーOLFAのロータリーカッターSewing
持ち手がとても工夫されていて、デザインも可愛い(お値段は可愛くない)
これまた可愛い銘菓チロリアンの缶を専用ケースにしてやって
頑張って使いこなしてみましょう。
ところでOLFAって、「折る刃」をもじった名称なんですってね。面白い~(~o~)


ピサンキに挑戦

2014-11-24 09:50:00 | Arts & Crafts
以前から興味をもっていた、ウクライナのエッグアート「ピサンキ」
中身のない卵の殻に絵を描くなんて!
しかも、なんだかすご~く精密そうな幾何学模様なんて、とても無理無理
と、思い込んでおりましたが、
実は3年前、例によって重い腰を上げてWSに申し込んだことがあったのです。
ところがその直前に東日本大震災が起きてしまい、結局キャンセル。
これは「手を出すな」という天の声ではないかとビビって今日に至っていたのが、
このたびようやく再び思い立ち

……というわけで、
Craft Studio Karakusa の飯野夏実先生のスタジオにお邪魔してきました。


スタジオでは素晴らしい作品たちが、卵ケースの中に無造作に並べられています。
まあ考えてみれば、卵ケースが最も安全なんですよね。
もう、これだけで眼福モノ。


手前のシリーズは、茶色の卵の殻を特殊な技法で削ったもの(@_@)

卵はスーパーで売られていてる、ごくフツーのものですが
そもそも、これらの中身を取り除くだけでも大変な作業です。
(今回は言うまでもなく、先生が既に用意してくださったものを使用)
内側の薄皮が残っているので、思いのほかしっかりした感触ですが
これを潰さないようキープしつつ、絵が描けるものなのか……!?

最初に鉛筆で薄~く基本線を描き、
「キストカ」と呼ばれる特殊な道具に蜜蝋を溶かし込んで
ロウソクの火で温めながら描いていきます。
ははは……線がブレブレです。しかも蜜蝋の出具合がわからないので
線が太くなったり細くなったり(^_^;)


ともかくも、まずは黄色に染めていただきました。
蝋で描いた部分が白(卵の地色)に抜けるので、
さらに模様を描いては色を重ねて……


どうにか無事完成したのがこちら↓

右の白っぽいのが私メの、左の赤いのが一緒に参加された方の。
共にまったくの初心者でしたが、先生のご指導のおかげでなんとかゴール!
最初にしてはいい出来ではないかと、互いに健闘を讃え合いました(~o~)

ポジャギでは滅多に肩なんぞ凝らない私ですが
息を詰めて(?)作業をしていたせいか、目も肩もガチガチです。
やはり、あまりトシをとらないうちに習っておくべきですね。
イースターまでに、もう少し作れる……かな(?_?)


寄木細工

2014-10-31 22:43:00 | Arts & Crafts
友人に連れて行ってもらった箱根やまぼうし
露木清高さんの寄木細工作品を初めて拝見したのは、確か2年前。
箱根のお土産品といったイメージしかなかった寄木細工の概念を
もう根底から覆してくれるような作品の数々に目を見張ったものでした。
木の色彩が生み出す斬新なカタチは、ポジャギにも通じるものがあります。
今年もハガキを頂いたので、秋の箱根に行ってみたいと思ってはいるのですが
さあて、行けるかな……




黄龍佳緑展

2014-10-11 10:36:00 | Arts & Crafts
すっかりご報告が遅れてしまい、
気がつけば今日が最終日の「黄龍佳緑 福比陶朱展(@韓国文化院)
KBFのパンフにもどど~んと使われていた超ド級の大作「鳳凰婚礼用刺繍宮褓」の作者・李貞淑さんの作品展です。
「菁軒 李貞淑、宮褓と佛の世界」サブタイトルにもあるように
華麗な刺繍がびっしり施された宮褓、宮中衣裳、それに仏画の作品展。
見応えありましたよ~(*^_^*)
ほとんど同時に仁川でも同様の作品展が開催されているようで
いったい、どんだけ作品があるんだぁ~と頭がクラクラしてきます。
もちろん、お弟子さん達も動員されるのでしょうけれど
そりゃあ個人差というものもありますからね。いずれにしても大変(@_@)

最近では、こういった方式が流行っているんでしょうか
ポスターとパンフレットが組み合わされていて……



この裏が(どっちが表なのかな)がパンフ部分。



そして、折り曲げると表紙、という按配です。



そりゃもう、豪華絢爛な作品が目白押しでしたが
個人的に、いま金銀が「来ている」私としては
やはりその方面に目が行きます。これはもうタイミングですから仕方がない(^_^;)



こういったタイプの刺繍は基本的に「胸背(ヒュンベ)」と呼ばれる
高官の衣裳飾りで、鶴の模様は文官、虎の模様は武官。



そして王様は、両肩、胸、背に
五本爪の龍の刺繍をほどこした丸い飾りをつけるのだそうです。
五本の爪をもった龍は中国でも皇帝の象徴なので、
かつて朝鮮半島では遠慮して王様でも四本爪にした…と聞いたことがありますが
今回の説明によると、四本爪は皇太子の象徴とのことでした。

せっかくの機会なので、WSにも参加してウェトレのモッコリ(首飾り)を復習。
基本的な結び方でも、いろんな方法があって面白いんです。ちょっと目からウロコ(~o~)

韓国文化院では、時々「発作的」に(!?)このよ~な素晴らしい作品展を開催しますが
なにぶんにも告知が遅く、ホームページを定期的にチェックしていないと
「知らなかったよ~(泣)」とガッカリすることがしばしばです。
今回はKBFとのかねあいもあり、たまたま知っていたのでラッキーでしたが
HPに掲載されたのは、たしか一週間前でしたからね。
世宗学堂に毎週通っていても、状況は同じです。
マメにチェエクしておかないといけませんね(~o~)