ポジャギアートYangja-pang

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伝統柄のアレンジ

2014-02-27 20:23:00 | 美しい本
ちょっと前から欲しいな~、でもちょっと使えないかな
どうしようかな~と悩んでいた『아름다운 우리 무늬』(美しい私たちの柄)
やっぱり買ってしまいました(~o~)



韓国の伝統的な文様をテーマ別に構成し、
デザインや設計の現場でスムースに利用できるようまとめたもので
伝統柄がPCでかなり大胆に応用展開されています。
ご覧のとおり、これはシリーズの3巻で、
ポジャギ、卍、お餅の型、格子がテーマ。
グラフィックデザインの本ですから、ポジャギ的には難しい面もありますが
逆に、ひとつ挑戦してみよ~じゃないかとかきたててくれるものも多く
勉強になります。もっと早く買えばよかった!



シリーズは全4冊。
思わず「ジャケ買い」したくなるような、きれいな表紙でしょう?
1巻は花模様、2巻は瓦、4巻は仮面と大極。
本当は全部欲しいけれど、いまのところはターコイズブルーの3巻でOK。
各巻にはDVDもついていて、掲載の柄をPC上で見ることもできます。
教保文庫のサイトでも詳しく紹介されていますので、
可能な方は上記の書名で検索の上、ご覧ください。
眺めてるだけでも楽しいですよ~(*^_^*)


未完の大器(?)

2014-02-23 06:56:00 | ポジャギ2014
言うまでもなく、チョガッポとはハギレの最終使用形態ですから
新しい反物を切って繋げる、などという概念はありません(でした)。
ですから本来の醍醐味は、「もう使えないだろう」と思われる布を
なんとかして繋げていくことにあります。
モノに溢れた現代人には味わえなかった愉しみを
昔の女性はひっそりと味わっていたのでしょう。
そうでなければ、あれほどの色やカタチを作り出せるわけがありません。

もっとも、ポジャギを作り始めた頃の私たちにとっても
韓国の布はそうそう手に入らない貴重なものでした。
とくにミョンジュは特別な布。
ハギレが溜まったら何はともあれ繋いでおいて、失くさないようにしたものです。
今はまだ、小さな額(30×30くらい)に納まっているコレ↓も、
そのうち、大きなポジャギのパーツになるかもしれない。
そんな「野望」を抱きつつ、ハギレ作り(?)に精出すこととしましょう(~o~)



遠大なる計画

2014-02-21 22:10:00 | ポジャギ2014
3.5㎝角の正方形をひたすら繋げて、ベッドカバーを作りたい
……という、遠大かつ壮大なる計画を遂行中の方が、教室にいらっしゃいます。
ベッドスプレッドといえば、シングルでも180×280くらいはありますから、
これを3.5の正方形で作るとしたら、単純計算で 横52枚、縦80枚。
ってことは、な、なんと4160枚!
7×7の四角繋ぎを1ブロックとして、約85ブロック……う~む……遠大過ぎる(@_@)

でも、続けていらっしゃいます。黙々と。凄いことです。
もうこうなったら、行くとこまで行きましょうと
私も蔭ながら応援しています。楽しみだ~

ご本人の四角繋ぎは、規則的でとてもきれいなのですが
承諾を取っておりませんので、写真は私メの適当な四角繋ぎでご勘弁ください。



あ~でも、やっぱり幾何学模様は規則的なほうがきれいだなあ。
バラしてやり直そうかしらん(T_T)



菱形の研究

2014-02-17 00:01:00 | ポジャギ2014
前回の話題で、「韓国では菱形で習いました」とのコメントをいただき
う~む…やはりそうであったかと妙に納得。
理屈から考えれば、正方形より菱形のほうが形が決まりやすいのですよ。
たぶん布の張り具合というか伸び具合が。
二等辺三角形2枚の菱形で15枚接ぎの針山を作られたとのこと。
以前、正三角形2枚の正方形でやってみたことはありますが、
菱形ではやったことないので、さっそくトライしてみました。

三角形30枚をせっせと繋ぎ



さらにせっせと綿を詰めます。サイズについては無頓着だったので
この時点であまりのデカさにうんざり(^_^;)



ちょっとだけ引き締めてみたところ。
「も~このへんで止めとけ~」の声が聞こえそうですが(~o~)



結局、全ての交点を引き締めることに。
ボサをつけてやって、まあみられるようにはなりましたが
前回作った15枚接ぎと比べると、その大きさが分かると思います。
中華街の肉まんみたい^m^



布はミョンジュ。私もそれほど布に恵まれているわけではないので
配色はいまいちサエませんが、菱形、面白いです。
ただし私の実力では、布に少々無駄が出ます。
その切り落とし(?)をどう活かすかも面白そう。



さらに違う方法

2014-02-14 23:29:00 | ポジャギ2014
また雪! またまた雪かき(@_@)
雨がどれだけ溶かしてくれるかに期待……甘いかな。

さて、10枚接ぎ底板付の針山といえば閨房工芸の定番ですが、
その作り方が一番最初に紹介されたのは、
このブログでも再三話題にしている金賢姫著『ポジャギ』(文化出版局)です。
しかしその内容は、一般的に行われている方法とはかなり違っています。
普通は星形に繋いだ正方形と同型の長方形を組み合わせるのですが、
なんとこの本では、菱型と二等辺三角を組み合わせるのです。


ちなみに、この菱型の鋭角のほうは75度、鈍角は100度。二等辺三角の真ん中は95度
………ビミョ~です(~_~;)

菱型の繋ぎ方は、これでいいんでしょうか。
本には「菱型と三角形のパーツを巻きかがりでつなぐ」としか書いてありません。
もちろん、マトモな図もないので、どっちの角を中央に集めるのかについては
まあ、鋭角のほうだろうと勝手に解釈して……



三角もはめ込みます。その後、一周ぐし縫いするのは同じなのですが



しか~し! この方法では開口部がやけに広くて綿を詰めにくいっ!
それに、この状態で「糸を渡して閉じる」って、どこにどう渡すのだろうか?



底板は最後に「はりつける」(!)とありますが
さすがにそれでは安定が悪すぎるので
通例どおり底板に穴をあけて角をくぼませつつ固定することに。
まあ、どうにかカタチにはなりましたが
閉じ方に難があるせいか、側面(三角の部分)の形が一定になりません。
なんかイビツな感じ(*_*)

この方法、少なくとも私の場合、他で見かけたことがないので
ひょっとしたら「ここだけの話」なのではないかと
疑ってみたりもするのですが
実はその昔、この形をぷっくり丸く仕上げるには
布の伸びを利用したほうがいいんじゃないかと考えたことがあります。
その場合、菱形は理にかなっていなくもありません。
確かに、表面の「張り具合」はなかなかイイ感じ。
しかし側面がなあ……
ということで、これも今後の課題になりそうです。

菱形で作る方法も確かにあるそうです。
それにしても難しそうだなあ(>_<)