A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

2人のJONESを追いかけていたら6人のJONESに。

2007-05-24 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
THE WHOLE TOWN’S TALKING ABOUT / THE JONES BOYS

色々好きなアルバムについて書くつもりであったが、いつのまにかQUINCY JONES と THAD JONES、そして彼らの周辺のことが多くなってきた。まあ、好きなプレーヤーになっていくのは仕方がないか・・。

それに、おまけで「CONCORD」も。

この2人が、一緒にやっているアルバムがある。
ベイシーの名盤で一緒にプレーをしていたこともあるが、今回は2人が主役。というよりはJONES仲間が6人集まってのアルバム。サドジョーンズはハンク、エルビンと有名な3兄弟だが、今回は兄弟以外のメンバーで。

レナードフェザーが監修した「THE JONES BOYS」。
フェザーは評論家として有名だが、時々面白いアルバムを企画している。

このアルバムも、そもそもフェザーの企画が先にあって無理やりメンバーを集めたのかもしれないが。日本でいえば、「田中さんバンド」のようなもの。
JONES性を名乗るプレーヤーも多いので、そこそこのメンバーは集められたのかもしれないが。顔ぶれを見ても特に違和感はないし、演奏はというとけっして寄せ集めバンドのおざなり演奏ではない。
しっかりしたアルバム作りになっている。

サドのトランペットが中心であるが、57年というとちょうどベイシーバンドでも絶頂期。加えて自己の名を冠したアルバムも出していたころで、彼自身も絶頂期。
プレーヤーとしてのサドも捨てたものではない。ベイシーでも聴けるハーモンミュートのプレーは特に好きだ。

クインシーもガレスピーのオーケストラを抜けて、ヨーロッパに行く前か?
自分のアルバムも出して、自己の音楽を主張しだした頃。
ここではアレンジだけでなくフリューゲルホーンでプレーにも参加している。
全体としては、サドのトランペットを前面に出した、無難なアレンジ。

サドの作編曲も秀逸。2人のJONESの作編曲バトルなんていう企画も面白かったかもしれない。

The Jones Bash
You Leave Me Breathless
No Other Love
You've Changed
Jones Beach
Montego Bay
Blues For The Joneses
Salute To The Blue Bird
Have You Met Miss Jones?

Reunald Jones (tp),
Quincy Jones (flh)
Thad Jones (tp)
Jimmy Jones (p)
Eddie Jones (b)
Jo Jones (ds)

Recorded in 1957
コメント
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