山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌66-vol.4(倉田記)

2017-12-02 23:59:59 | 練習日誌
 先日の大江町でのふれあいコンサートの余韻を楽しみながら、いよいよ18年1月20日(土)に山形市文翔館にて行われる〜第66回定期演奏会に向けてのリハーサルのゴングがならされました。

 師走の間に大江町の学校公演が4回入っていますが、定期演奏会の方も着手しないと間に合わなくなってしまいます。

 最初は、J.S.バッハのフーガから・・・音楽的アプローチからまた少し留まって、中島氏による弓講座を受ける今井氏。頑張るのは今しか無いです。この弓の講座は、今井氏だけの問題ではなくて、私や茂木氏にも勉強になること多し。要研究ですな。

 そして、F.J.ハイドンのOp.42。3曲セットの内の2曲は消滅していてOp.42は1曲しか現存しません。あと何十年もすれば、どこかで見つかるのかしら。マイナーキーの曲でもあって、「十字架上のキリストの最後の7つの言葉 」Op.51に雰囲気がとてもよく似ています。

 最後に、M.ラヴェルの弦楽四重奏曲を。

 C.ドビュッシーが、若手のM.ラベルのこの作品を評して「一音たりとも変えては駄目」と言ったとか・・・・。名曲中の名曲です。やっと山形Qは本格的に取り組み始めました。(アンコール等で楽章では演奏したことがありました)。

 彼らの音楽は「印象派」〜本来は蔑視目的の言葉だったようです〜といわれることもあります。

 ぼやけた骨格に淡い色使い・・・・・。M.ラヴェルの音楽は少し違いますね。骨格はしっかりしているし、演奏者への要求も高い。ただし、メロディの他の声部が、とにかく色んなキャラクターを演じていて、どれ一つとっても隠れては意味が無く、積極的に色づけに参加することが、まずは第一目標。

 一見黄色に見える「絵」でも実は、赤や青、黒、茶色などおよそ黄色からはかけ離れている色が乗っているのが、印象派色使い・・・。オーケストレーションの天才、管弦楽の魔術師とも言われるM.ラヴェルの音楽にどっぷりとつかりましょう。

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま6箇所

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