山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌68-vol,11(中島記)

2018-06-17 23:59:49 | 練習日誌
 山響の忙しさに流されて、月日はあっという間に過ぎて行きます。

 山響で大変なスケジュールが入るとか、難しい曲がプログラミングされるとかいうことに、振り回されるのが私たちです。

 しかし、そんな中でも、それとは別の大きな「流れ」、弦楽四重奏団としての成長とか、ハイドン全曲演奏での向上とか、そういう長いサイクルでの演奏活動を「別の軸」として大切にしてきたからこそ、ここまでやってこれたのかなと思っています。

 こまごました日常に振り回されるだけでは、長期的な成長にはつながりません。日々、外からの要求にどうにか応えているだけでは、劣化して行くだけです。貴重な休日ですから、そのような危機感と理想を共有できるメンバーで、一緒に演奏活動をして行きたいものです。

 さて、そうこうしているうちに、ハイドンも最終回。

 他のパートはどうかわかりませんが、第1ヴァイオリン的には、とても厄介なハイドン。「伴奏を従えて華麗に弾きこなす」ことが要求される。要するに、負担が集中しているわけです。「いやいや、みんなで役割分担しませんか?」と言いたくなることもしばしば。しかし、それが叶うのは、ハイドンでも本当に後期の作品なのです。

 今回のプログラムでも、初期・中期・後期と並んでいるので、その違いをグラデーションのように感じてもらえるのではないかと思います。

 あとひと月。大団円に向けて頑張ります。

チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
 ただいま46箇所

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