寒くなってきました。雪はまだ積もっていませんが朝は氷点下の日もあり、車のフロントガラスが凍っています。
さて、ようやく山形Qの第82回定期のための練習がスタートです。今回(2月3日)のプログラムは、クロイツァー「クラリネット四重奏」、シベリウス「弦楽三重奏」、そしてクラリネットの川上一道氏の委嘱作品の新垣雄「Rhapsodey in Uchinaa Ⅱ」です。
さて、世界初演の委嘱作品は、いったいどんな曲なのか?
期待が高まるところですが…まだできてません。
やっぱりね。だいたい作曲家というものは、演奏家のことを考えていないので、練習にどれぐらい時間がかかるかなど、そういうことにはお構いなしなのです。
個人的にはこれまでも、新作には何度か酷い目に遭っていますが、最悪だったのはジャズ。日頃から即興でやるジャンルなのはわかりますが、こっちはそうはいかない。アドリブもちゃんと譜面にしてくれと、ずっと前から懇切丁寧に何度もお願いしていたのにも関わらず、来たのは前日の真夜中にファックスで。…クルンクルンした長大なファックス紙相手に、消音器つけて寝ずに朝まで練習してそのまま行きました。若いから我慢できましたが、今だったら断ってましたね。
話はそれましたが、そういうわけで新作はお預け。年内には届くと良いのですが。
ということで、今日は残り2曲を弦楽器3人で。
クロイツァーは、古典的な聴きやすい曲です。知られていない曲ですが、埋もれるのはもったいない、心地の良い曲です。
そしてシベリウス。これも知られていませんが、単一楽章の曲で、集中力がすごい。シベリウスの硬質なロマンが凝縮されたような曲です。
まあ、どちらも今日は「はじめまして」の感じで、さらっと合わせて終わりました。
…何といっても明日が早いのです。明日は、大江中学校スクールコンサートの2回目。なんと朝8時に集合です。そしてその後に山響のリハーサル。
もう冬ですが、芸術の秋はまだ継続中。早めに休むことにします。