山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習日誌82-vol.3(中島記)

2021-12-07 23:39:07 | 練習日誌

 寒くなってきました。雪はまだ積もっていませんが朝は氷点下の日もあり、車のフロントガラスが凍っています。

 さて、ようやく山形Qの第82回定期のための練習がスタートです。今回(2月3日)のプログラムは、クロイツァー「クラリネット四重奏」、シベリウス「弦楽三重奏」、そしてクラリネットの川上一道氏の委嘱作品の新垣雄「Rhapsodey in Uchinaa Ⅱ」です。
 
 さて、世界初演の委嘱作品は、いったいどんな曲なのか?
 
 期待が高まるところですが…まだできてません。
 
 やっぱりね。だいたい作曲家というものは、演奏家のことを考えていないので、練習にどれぐらい時間がかかるかなど、そういうことにはお構いなしなのです。
 
 個人的にはこれまでも、新作には何度か酷い目に遭っていますが、最悪だったのはジャズ。日頃から即興でやるジャンルなのはわかりますが、こっちはそうはいかない。アドリブもちゃんと譜面にしてくれと、ずっと前から懇切丁寧に何度もお願いしていたのにも関わらず、来たのは前日の真夜中にファックスで。…クルンクルンした長大なファックス紙相手に、消音器つけて寝ずに朝まで練習してそのまま行きました。若いから我慢できましたが、今だったら断ってましたね。
 
 話はそれましたが、そういうわけで新作はお預け。年内には届くと良いのですが。
 
 ということで、今日は残り2曲を弦楽器3人で。
 
 クロイツァーは、古典的な聴きやすい曲です。知られていない曲ですが、埋もれるのはもったいない、心地の良い曲です。
 
 そしてシベリウス。これも知られていませんが、単一楽章の曲で、集中力がすごい。シベリウスの硬質なロマンが凝縮されたような曲です。
 
 まあ、どちらも今日は「はじめまして」の感じで、さらっと合わせて終わりました。
 
 …何といっても明日が早いのです。明日は、大江中学校スクールコンサートの2回目。なんと朝8時に集合です。そしてその後に山響のリハーサル。
 
 もう冬ですが、芸術の秋はまだ継続中。早めに休むことにします。

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