山形弦楽四重奏団 ブログ

演奏会のお知らせ・日々の活動など

山形Q 練習日誌74-vol.5(中島記)

2019-12-04 21:44:49 | 練習日誌
 大江町でのスクールコンサートを終えたその足で向かうのは、いつものコミュニティセンター。

 忙しいのはいつものこと。その中でこそ、やれること以上のことをやるために集まるのが山形Qなのです。

  …というぐらいの気概がないと持続はできません。  

 ということで、次回定期のためのクルッセルとベートーヴェン。 …正直、疲れている感じがします。

 山響の目の前の演目のために、「やりくり」が追いついていない。  こんなことは山形Q長年の歴史の中では日常のことなので、それぞれが、培ってきたスキルの中で乗り越えるべきものです。

 …この歳になって思いますが、究極のスキルというものは結局、時間の管理なのかなと。  

 たとえば、ぱっと30分の時間が空いた時に、どうするか。寝るのもよし、本を読むのもよし、先の曲を練習するのもよし…。その後に自分の中で最高のパフォーマンスにつながれば、それが正解なのです。

  …それぞれに歳を重ねてきたメンバーが、未曾有の忙しさの中で、難しい三重奏にどのように対応するのか。試されてます。  

 朝起きた時、体が重い。  今日は何を弾けばいいんだっけ…?毎朝、目がさめる時に思うことです。  そんな時に、「今日は山形Qか」と思うと、少し心が軽くなるのは、やはり山形Qが好きなのだということなのでしょう。山形Qをやっていなければ、休日になるはずの日も、気持ちの軽さは大差ない。

 その日のスケジュールを思い出した時にドッと疲れて、目覚ましを「スヌーズ」にして、9分間(アイフォンならでは)の現実逃避することもある。  

 …やはり、山形Qが好きなのです。そういう、3人なのです。  

 チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。  
   ただいま3箇所
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山形Q 大江町スクールコンサート

2019-12-04 18:48:54 | 演奏活動
 ほぼ毎年恒例になった、山形Qによる大江町でのスクールコンサート。今年は本郷東小学校にお邪魔しました。

 冷たい雨が時々雪に変わる、すっかり冬が深まりつつある大江町。午前10時に訪れた体育館はさぞかし冷えているかと思いきや、学校や町の教育委員会の方々の厚意により、たくさんのストーブで温められていました。おそらくかなり早い時間から準備してくれていたのでしょう。

 今回は男3人に加えて、山響フルートのおなじみ小松崎さんに来てもらい、モーツァルトの四重奏をメインに、楽器紹介などを含めて聴いてもらいました。司会はもちろん、大江町のヴィオラ倉田氏。

 時間が余ったところで、「質問コーナー」。何か私たちに訊いてみたい事ありますか?

…いきなり、おじさんたちに「何でも訊いてよ」と言われても戸惑うのが普通の小学生だと思いますが、大江町の子供は積極的です。低学年の女の子がすぐに手を挙げました。いったい何を訊こうというのか?

「いろんな曲が弾けて、すごいなと思いました」

…以上。素敵な感想を発表してくれました。

 それで空気が和んだのか、次々に手が挙がり、「どのぐらい練習すると上手く弾けるようになるんですか?」「チェロの重さはどれぐらいですか?」「フルートは何円くらいするんですか?」などなど。

 明るい子供達なのです。

 ここ大江町でも少子化が進んでいて、年々生徒が減ってきています。それでも、子供たちは、しっかりと、のびのび育っているのを見て、温かい気持ちになりました。

 この公演のために尽力してくださった教育委員会の方々、先生方、関係各位に感謝します。
 
 (写真)HPより
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