山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q 練習50-Vol.3(倉田記)

2013-11-18 23:59:59 | 練習日誌
 練習後帰宅時にふと思ったのですが、帰り道にサングラスをしても夕日がまぶしくて帰っていたのが、今日なんかはもう真っ暗!良い事、嫌な事、どんなことがあっても時は過ぎてゆくもんです。日がだいぶ短くなっています。年々短くなっていると感じている秋はどこへ??すっかり冬の様相です。

 今日の練習は、前回積み残していた曲から。F.J.ハイドン Op.54-1の第2楽章から。Allegrettoとだけの指示の曲なのですが、歌いたくなって伸びてしまうのとアレグレットの指示の快活さをどう同居してゆくか、難しいところです。基本的なダイナミクスの確認作業をしながら何度か通してゆきました。

 そして、これまたMenuetとだけ指示された第3楽章。Trioの表示もありません。習慣的にこの部分がTrioというのは判断できるのですが、メヌエットとトリオらしい部分のキャラクターをどのように変えてゆくのか?変えてゆかないのか?曖昧にならないように今日は、方向性を決めました。

 次は、山田耕筰の第2番。後の歌作品ばかりを作曲する前の若い頃の作品です。Adagio~Allegro moltoの中に、後の童謡に繋がるような旋律線が出てきます。(ピリオド奏法など無い時代の)古典派音楽が模倣された音楽です。多少ロマンティックな音楽になっても脱ピリオド奏法です。何度も通している間に気持ちの良い曲だと言うことがどんどん分かってきます。

 L.V.ベートーヴェンのOp.130。

 まずは、Alla Danze tedesca Allegro assai 3/8から。前回よりも少しずつ音楽性を高めて、認識を統一させてゆきます。そしていくぶんおおらかにアンサンブルすることを忘れずに。

 私にとっても他のメンバーにとっても大きな壁になっている第3楽章 Poco scherzoso Andante con molto ma non troppo 4/4。転調と穏やかな流れの中に各種取りそろえてある短いモチーフのキャラクターをどのように出すか?要検討でした。この曲には一番時間をかけてじっくり練習してゆきました。後は個人練習。

 第2楽章 Prest 2/2。まだ本番のテンポではありませんが、だいぶまとまりつつある感じ。

 第5楽章 Cavatina Adagio molto espressivo 3/4。内緒にしていたわけではないですが、2ndVnの今井氏が今回から新しい弦に変えたことによって、バランスを取るのが楽になっています。上三声が同じ弦を使っています。個人の好みはあると思いますが、今はベターな選択かも。この楽章は何度も弾いていますが、どう詰めてゆくかこれから協議です。

 次回は第1楽章、第6楽章中心に練習する予定です。

 チラシを置いてもらったり、貼ってもらう運動をしています。
 現在10箇所。
 
コメント
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