今日は9時から先ほど(16時30分)まで、市議会本会議で議案質疑が行われ、私も登壇しました。
決算関係分の質疑の原稿をアップしますので、ぜひご一読ください。
議案第55号 平成23年度江南市一般会計歳入歳出決算認定について
生活産業部市民サービス課の事業についてうかがいます。
(市民相談事業 決算書p.147 成果報告書p.41)
質問
「多重債務相談」は月1回、日曜日午前9時~正午まで実施されました。原則一人あたり30分、弁護士が無料で相談に応じるにもかかわらず、相談件数が11件にとどまりました。
制度を周知する、法律相談(弁護士による無料相談)と住み分けるといった改善を図るべきですが、いかがですか。
市民相談室と連携を図ることを要望します。
相談場所について再考することを要望します。
人権相談、行政相談について周知徹底を図ることを要望します。
(戸籍事務事業p.165)
質問
戸籍事務事業の一つとして、一般的にはあまり知られていませんが、「犯罪人名簿」を作成・管理・運用しています。
犯罪人名簿は、罰金刑以上の有罪判決(道路交通法違反の罰金刑など一部を除く)を受けた人の名前と生年月日、罪名、刑期などが記載されています。ところが、他人に知られたくない重要な個人情報であるにもかかわらず、その作成や運用の根拠となる法律がありません。地方自治体の自治事務とされています。そのため、担当の職員は心的負担が増していると懸念されます。
法的根拠がない中で、犯罪人名簿がどのように扱われていますか。
国などからの犯歴照会の実態(調査目的と件数など)はどのようになっていますか。
議会や市民に求められたら、件数を公表すべきと考えますが、見解を求めます。
続いて、健康福祉部子育て支援課と教育委員会教育課の事業について、一括でうかがいます。
(放課後児童健全育成事業 決算書p.215 成果報告書p.71)
(学校施設整備事業 決算書p.349 成果報告書p.117)
○ 放課後児童健全育成事業(学童保育)の今後の方向性
・ 課題 利用者の増加に伴う施設整備を検討する必要がある。
・ 対応方策 小学校の空き教室の活用等について検討する。
○ 6施設(布袋、藤里、古知野西、古知野南、門弟山、布袋北)が学校(敷地)内で学童保育を実施している。現在、待機児童はいない。
○ 学校施設整備事業
・ 課題 35人学級の拡大や集合住宅建設等による一時的な児童・生徒数の増加により、今後も普通教室の不足が生じる可能性がある。
・ 対応方策 教室の不足に対しては、教育環境を考慮し、学校現場との協議を行いながら、仮設による臨時校舎の借り上げ、又は特別教室の普通教室への一時転用で対応を行い、余裕教室については、その有効活用の検討を行う。
質問
市長部局が考える「空き教室」とはどのようなものですか。
質問
教育委員会が考える「余裕教室」とはどのようなものですか。また、「余裕教室」の現在の状況についても説明してください。
質問
少子化といわれる社会状況にあって、どうして教室不足が発生するのか、またこれまでの見通しが妥当であったのか、説明を求めます。
質問
次年度以降、教室不足が生じる恐れはありませんか。また、余裕教室ができる可能性はありますか。
質問
学童保育の実施場所として最も望ましい場所は、学校(敷地)内と考えているのですか。
質問
市長部局と教育委員会は連携を強化し、学校施設についての認識を共有し、その活用を図る方策を検討すべきですが、見解を求めます。
また、教育委員会は学校施設の管理について柔軟性を持った対応をすべきですが、見解を求めます。
(就学援助事業 決算書p.343、353 成果報告書p.112)
質問
就学援助制度がうまく活用されていない、貧困率と比べて就学援助の捕捉率が低い、という指摘をどのように受け止めていますか。また、今後の改善策についてもお示しください。
続いて、江南市決算審査意見書のむすびの部分(pp.68-70)についてうかがいます。
質問(当局)
財政力指数が0.84で前年度に比べ、0.03ポイント低下した要因について、説明を求めます。
質問(監査委員)
財政力指数が0.84であることを第三者の立場から、どのように評価していますか。
質問(当局)
時間外勤務の問題が毎年指摘され続けていることをどのように受け止めますか。また、グループ制が十分に機能していないと考えられますが、いかがですか。
その上で、今後の改善策についての考え方をお示しください。
「集中改革プランによって大幅な人員削減が行われたにもかかわらず、時間外勤務時間が縮減できた」との答弁がありましたが、パート(非正規)化やアウトソーシングの推進が、時間外勤務時間の縮減と関係しているのかどうかについて、再質問します。
質問(監査委員)
予算執行について初めて意見が付されました。予算額と決算額の差に注目されていますが、「かなりの差」とはどのくらいですか。これまでに同様の問題がありませんでしたか。
議案第56号 平成23年度江南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
質問
平成23年度江南市国民健康保険特別会計の歳出決算額は約94.4億円となっています。年々、歳入、歳出総額ともに増加していると思われ、今年度の当初予算額はついに100億円を超えています。平成23年度に比べて、大幅な増加となった要因はどこにあるのか、説明を求めます。
質問
増大する医療費に対して、どのような抑制策を実施しましたか。
質問
決算書p.485に基金一覧が掲載されています。その中で「江南市国民健康保険事業基金」については、平成23年度末の残高が約2億円ありましたが、そのほとんどが今年度予算の財源として投じられ、残高がなくなるおそれがあります。今後の財源対策についてうかがいます。
報告第7号 平成23年度江南市健全化判断比率報告書について
実質公債費比率は、一般会計等が負担する元利償還金及び準元利償還金の標準財政規模に対する比率をいいます。
質問
実質公債費比率が5.7%という結果をどのように受け止めますか。他自治体と比較するなど、客観的に見て、どのように評価しますか。
質問
仮に、協議制から許可制となる18%、また早期健全化基準となる25%まで市債が膨らんだとすると、どのぐらい借り入れることになりますか。
質問
そもそも、起債の発行基準はどのようになっているのか、説明してください。
質問
今後、戦略プロジェクト(大型プロジェクト)が実施されると、実質公債費比率が一気に上昇し、市債残高が大幅に増加します。財政状況の悪化をどの程度までなら容認することができますか。今後の行財政状況をどのように進めているのでしょうか。見解を求めます。