立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

格差を是正し,人間らしい働き方を!!

2008年08月10日 | Weblog
 格差を是正し,人間らしい働き方を!!



 1990年代後半から,「構造改革」 によって労働市場の規制緩和が強引に進められ,雇用形態が多様化しました。その結果,派遣社員やパート,アルバイトなどの非正規労働者の急増と,どれだけ働いてもまともな賃金を得られず生活苦に陥る「ワーキングプア(働く貧困層)」 の出現など格差拡大が大きな社会問題となっています。

 1997年をピークに正社員が減り続ける一方で,非正規働労者は3人に1人を占めるまで増えています。特に,若者や女性の雇用情勢は依然として厳しく,2人に1人が非正規雇用で働いています。

 今,小林多喜二の『蟹工船』が若者を中心にブームとなっています。本の売れ行きが何を訴えているかは明らかです。若者が80年前のプロレタリア小説に強く共感するぐらい,現在の労働条件が劣悪化しています。

 また,東京の秋葉原,八王子で相次いで無差別殺傷事件が発生し,世間を震撼させています。いずれも犯人が「就職の超氷河期世代」の派遣社員であったことから,図らずも派遣労働に対する社会的関心が高まっています。事件の背景に派遣という働き方があり,それは人間をモノ扱いし,使い捨てにするシステムであるとの認識が広がっています。事件を機に,派遣労働のさまざまな問題点が改めて指摘されています。

 一方で,正社員の職場環境も悪化しています。長時間労働,行き過ぎた成果主義・能力主義,リストラ・解雇などによって,うつ病,過労死・過労自殺と隣り合わせの状態に置かれています。

 非正規,正規といった雇用形態に関わらず,非人間的な働き方が横行しています。こうした状況下で,将来に夢や希望を持つことができるでしょうか?健全な
社会といえるでしょうか?

 格差社会は,働く人々の命と健康,生活を脅かしています。格差社会は不平等であり,未来への希望や安心を奪う社会です。政治の責任によって格差を是正すべきです。社民党は,働くことに誇りが持てる社会,自立して生活することができる賃金が保障される社会,努力すれば報われる社会を目指します。社民党は人間らしい働き方をみなさんといっしょに追求します。



 <社民党は提案します。>

 【労働者派遣法を早急に改正します。】
1. 労働者派遣対象業務を見直し,登録型派遣は専門的・一時的・臨時的業務に限定します。
2. 常用型派遣を基本とし,日雇い派遣は禁止します。
3. マージン率に上限を設けて規制し,情報公開を義務付けます。
4. 常用型派遣でも特定職場での派遣期間の上限は1年間とします。

【非正規労働者の社会保険制度加入を積極的に推進します。】
 条件を満たしているにもかかわらず,非正規労働者を社会保険制度(年金,健康保険,雇用保険)に加入させないという,違法,脱法的な問題をなくし、セーフティネットを確立します。

【サービス残業,長時間労働に対する規制を強化します。】
1. サービス残業(ただ働き)の強要に象徴される不法行為根絶に向けた監督・検査体制の強  化および長時間の時間外労働や休日労働に対する実効性のある法規制を進めます。
2. 時間外賃金割増率(現行25%)を引き上げます。



 社会新報号外江南市版「山 としひろ 市政レポートNO.11」 より転載

「官製ワーキングプア」をつくるな!

2008年08月10日 | Weblog
 「官製ワーキングプア」をつくるな!



 行財政構造改革「集中改革プラン」などによって「北部学校給食センター」(高屋町)の調理・ボイラー業務の民間委託が予定されています。
 山としひろ議員は,一般質問で民間委託の目的・手法・必要性について厳しく追及しました。


問:なぜ民間委託が必要なのか?
答:民間でできるものは民間で,削減できる経費は削減するとの立場で必要と考えている。内容を低下させずに,民間のノウハウを活用して学校給食を提供していく。

問:民間委託すると人件費を削るしかないので,現在よりも安い賃金で働かざるを得ない。結局,調理員は非正規雇用,低賃金で働かざるを得ないのではないか?
答:…中略… 非正規雇用と低賃金の問題については,委託業者と仕事を求める側(労働者)の関係であると思っている。

問:民間委託によって,(官製)ワーキングプアにもつながりかねない大量の低賃金・非正規雇用を生み出すことについての責任をどのように考えているのか?
答:…中略…(契約などで定めたことがらを除いて)委託業者がどのような雇用形態を取るかについてまで,市に責任が及ぶとは思っていない。委託することにより,非正規雇用を生み出す責任が市の民間委託にあるとは思っていない。…以下略…


 経費の削減はまさに人件費削減を意味しており,そこで働く人々に大きな影響を与えます。今や全労働者の3人に1人,若者や女性に限っては2人に1人が非正規雇用で働いています。年収200万円以下の給与所得者は,全労働者の4人に1に上ります。

 雇用の二極化による所得格差の拡大によって,どれだけ働いても最低限度の生活が営めない,いわゆる「ワーキングプア」の増大は深刻な事態であり,さまざまな社会不安の要因になっています。こうした問題は民間だけではなく,官公庁においても相当広がっています。

 厳しい財政事情を理由に,「官から民へ」の流れを加速させ,自治体が労働条件を引き下げ,労働環境を悪化させる方向に舵を切ってもよいのでしょうか。

 たとえ民間委託になっても多額の税金が投入されます。ですから,「きちんとした完成品を作ることが請負契約なので,それに至る過程でどのような雇用形態が取られようと関知しない」と考えるのは間違いです。安易な民間委託の行き着くところは「官製ワーキングプア」です。自治体は,人間らしく生き,働けるような雇用のあり方を率先して示していくべきではないでしょうか。



 社会新報号外江南市版「山 としひろ 市政レポートNO.10」 より転載

ふるさと納税制度で自治体の財政格差是正?

2008年08月10日 | Weblog
 ふるさと納税制度で自治体の財政格差是正?



 地方税法の改定に伴い,市税条例が一部改定されました。市議会6月定例会の「企画総務委員会」で議論になった点を中心に,山としひろ議員の見解を紹介します。

 個人住民税における寄付金税制の見直しが行われ,その目玉策として「ふるさと納税制度」が導入されました。居住地以外の自治体に寄付すると,住民税の1割を限度に寄付金額から5,000円を除いた額を,居住地の住民税納税額から控除する制度です。

 しかし,居住地の自治体からさまざまな行政サービスを受けている応益原則を考慮すると,住民税は居住地の自治体に納税すべきです。同じ所得で同じ給付を受けているにもかかわらず,居住地への税負担が異なると,負担と受益の関係という税の根本原則が損なわれるのではないでしょうか。

 ふるさと納税制度は,自治体の財政格差是正をめぐる議論の中で浮上した政策です。しかし,格差が拡大した要因は何だったのでしょうか?小泉「構造改革」によって,「財政健全化」の名目で効率の悪い部分が切り捨てられ,地方よりも都市部が重視されるようになりました。そのため,「三位一体の改革」によって地方交付税が5兆円以上も大幅に削減され,格差が一層拡大しました。
 
 格差是正のためというのであれば,思い切って地方へ税源移譲を進めるべきです。格差是正を自治体まかせにし,自治体の「自助努力」「自己責任」に転嫁することは許されません。

 「ふるさとに恩返ししたい」「がんばっている自治体を応援したい」と思うのはごく自然なことです。また,地方分権が推進される中で自治意識を高揚させ,税金の使い道に対する納税者の意思を反映させることも大切です。そう言われるともっともだと思われるかもしれません。しかし,別の見方をすると,自治体の財政が都市部の富裕層の意のままに左右されることになりかねません。税の再配分機能が弱まり,財政民主主義の根本が突き崩される危険性があります。

 ふるさと納税制度のような思いつき政策で,自治体の財政格差是正はできません。



 社会新報号外江南市版「山 としひろ 市政レポートNO.10」 より転載

社民党自治体議員の活動報告

2008年08月10日 | Weblog
 現在、愛知県内には6人の社民党自治体議員がいます。6月定例会についての報告など、それぞれの議員の活動を紹介します。

◇名古屋市議 とみた勝ぞう(名東区選出・当選5回・党県連代表)

 非常識な苦情への対応を問う。

 本来,普通のクレームや要望などは,事業運営上の貴重な情報として不可欠であり,事業に生かされています。しかし最近の非常識でわがままなクレームは,多くが自分本位の主張を繰り返し,何回も長時間かつ大声のため,対応する職員が体調を壊し,仕事に支障が生じるなど大きな影響が出ています。これに対して当局は,「職員が一人で問題を抱え込まず,庁内で情報を共有し,組織的に対応していくことが重要だ」と答弁しました。



◇瀬戸市議 柴田恵子(当選1回・社会新報瀬戸分局長)

 少人数の老人クラブにも補助金支給を!

 高齢者は奉仕活動,子どもの見守り活動,グランドゴルフなどさまざまな地域活動を積極的に行っています。しかし,最近5年間で老人クラブ数が約3割減少し,加入率低下が大きな問題となっています。
 そこで,老人会の活性化を図るべく,少人数の老人会であっても単位クラブとして認め補助金を出すよう見直しを求めました。これに対して当局からは,「老人クラブ連合会と協議し,市の老人クラブとして活動することができるよう補助金支給方法とあわせて検討していく」と前向きな答弁が得られました。



◇江南市議 山としひろ(当選1回・党県連役員)

 税金で官製ワーキングプアを生み出すな!

 行財政構造改革「集中改革プラン」によって,学校給食センターが民間委託されようとしています。しかし,経費の削減は人件費の削減を意味しており,そこで働く人々に大きな影響を与えます。当局は「民間委託によってどのような雇用形態が取られようと,市が関知するところではない」旨の答弁をしました。
 たとえ民間委託になっても多額の税金が投入されることに変わりありません。安易な民間委託の行き着くところは「官製ワーキングプア」にほかなりません。今後とも,民間委託のさまざまな問題を厳しくチェックしていきます。



◇大府市議 木下よしと(当選7回・党県連副代表)

 後期高齢者医療制度廃止を!

 本来,保険制度は支える側と支えられる側によって成り立つものです。75歳以上の高齢者だけで保険制度をつくることは排除の論理そのものです。制度の廃止に向け,引き続き奮闘していきます。
 問:新規加入や脱退届にはどのように対応するのか?
 答:新たに75歳になる人には、その前月に保険証を送付する。保険料については、75歳になった翌月に納付通知書を送付する。転出や死亡については、届出時に保険証の返却の手続きを行っている。



◇豊明市議 榊原きょう子(当選2回・党県連役員)

 市民の信頼回復へ議会改革に全力。

 2期目に入り,市民派議員と一緒に会派「市政改革の会」を結成しました。会派結成により議会運営や議会予算などの協議に関われるようになり発言力がアップしました。そのため,会派代表者会議は全会一致を旨とし,これまで無難に運営されてきましたが,今期から一転,議論が頻発するようになりました。しかし,右から左までいる議会で意見が割れるのは当たり前です。やっと議会らしくなってきました。財政難の今こそ議会が正しく機能しなければなりません。「富良野問題」で豊明市が被った汚名を返上し,市民の信頼を回復するため,議会改革に全力を挙げて取り組みます。



◇長久手町議 じんの和子(当選2回・党県連役員)

給食センター共同化阻止へ請願活動

 現在,瀬戸市との間で共同給食センター建設の検討が進められています。しかし,保護者や地域住民に一切説明がなく,教育委員会の正式な議題にも上っていません。
 1万食を超える大規模給食センター建設は、明らかに「食育」や「食の安全」といった社会情勢と矛盾し,大きなリスクを抱えることになります。学校教育の一環である給食をさらに充実させるには,町単独直営の給食センター以外に考えられません。9月定例会に向け,町民グループと一緒に請願活動に取り組んでいる最中です。



 社会新報愛知県版(2008年8月)より転載

2008年8月・9月の活動報告、予定について

2008年08月10日 | Weblog
 活動報告

【2008年8月】

1日(金) 早朝    社会新報号外江南市版配布
      10:00~ 江南市平和祈念戦没者追悼式(市民文化会館)
      19:00~ 江南七夕まつり・市民サマーフェスタ(布袋ふれあい会館前特設会場、江南駅前ロータリー等)
2日(土) 早朝    社会新報号外江南市版配布
      10:00~ 社民党愛知県連合役員会(名古屋市)
      19:30~ 親和会盆踊り大会(古知野神社)
4日(月) 早朝    社会新報号外江南市版配布
      18:30~ 飛高ボランティア協議会役員会(飛高町)
5日(火) 早朝    社会新報号外江南市版配布
      10:00~ 議会改革検討委員会(傍聴)
6日(水)  5:00~ 創立62周年平和祈念朝起会(赤童子東公会堂)
       9:00~ 飛高ボランティア協議会盆踊りやぐら組み立て・準備(飛高白山社)
      19:30~ 東野盆踊り大会練習(東野神社)
7日(木)  9:00~ 社会新報愛知県版編集作業等(名古屋市)
      19:00~ 社民党支部会議(一宮市)
8日(金) 19:00~ 盆踊り大会(東野神社)
9日(土) 17:30~ 飛高ボランティア協議会盆踊り大会(飛高白山社)
10日(日) 15:30~ 丹羽高校・犬山市立南部中学校吹奏楽部合同演奏会
(犬山市国際観光センターフロイデ)
       17:30~ 丹羽高校同窓会総会・懇親会(犬山市「臨江館」)



 今後の予定について

【2008年8月】

11日(月)  9:00~ 飛高ボランティア協議会盆踊りやぐら解体・後片付け(飛高白山社)
12日(火) ~ 15日(金) お盆休み(私用)
18日(月) 14:00~ 自治基本条例研修会(江南市消防署3階講堂)
19日(火) 13:30~ 市議会全員協議会
24日(日) 10:00~ 第13回国際交流フェスティバル(すいとぴあ江南)
25日(月)  9:30~ 9月議会議案説明会、各派代表者会議
29日(金)~31日(日) 「社民党自治体議員団全国会議」08年度夏季研修会(宮城県仙台市)

【2008年9月】

1日(月) 13:30~ 議会運営委員会、市議会9月定例会一般質問通告開始
6日(土) 10:00~ 社民党愛知県連合役員会(名古屋市)
       13:30~ イラク訴訟、後期高齢者医療制度講演会(主催:財団法人愛知社会文化センター、名古屋市)
8日(月)  9:00~ 市議会9月定例会開会、本会議(議案上程、説明)
11日(木) 9:00~ 市議会本会議・一般質問
12日(金) 9:00~ 市議会本会議・一般質問
14日(日)        敬老会(市民文化会館)
16日(火) 9:00~ 市議会本会議・一般質問
17日(水) 9:00~ 市議会本会議・議案質疑
18日(木) 9:00~ 市議会本会議・議案質疑
19日(金)        市議会企画総務委員会審議
22日(月)        市議会企画総務委員会審議
26日(金) or 29日(月) 市議会本会議(委員長報告・採決)、9月定例会閉会
27日(土) 14:00~ 「NPO タンザニアの教育を支える会」2008年度第2回理事会(小牧市)