午前中、市当局から市議会6月定例会に提出予定の議案について説明がありました。一般会計補正予算(第1号)については、約4億8292万円の増額補正が提案されます。主なものをピックアップします。
① (仮称)第6次総合計画策定支援業務委託料 587万円
2018年度からの総合計画の策定のための委託料です。
② 公共施設等総合管理計画策定支援業務委託料 1,102万円
公共施設・ハコモノの老朽化に対応するために管理計画を策定します。以前から私が要望していたことであり評価します。今後の公共施設のあり方について議論するにあたり、公共施設の全体像を示すことが前提となります。公共施設の再編・見直しが避けられない状況であり、市民の理解と合意を得ることができるかがカギとなります。
③ 乳児避難所資機材整備事業 389万円
災害時の乳児避難所を愛知江南短大に整備します。
④ (仮称)布袋駅西一時自転車等駐車場の整備 72万円
布袋ふれあい会館の横に新たに駐輪場(約369㎡)が整備され、300台が収容できます。
⑤ 学童保育所整備事業 6,979万円
これまで古知野児童館で学童保育が行われてきましたが、古知野東小学校の敷地内に学童保育室を整備されることになりました。設計委託料(1,769万円)が計上されています。学童保育が抜けた後、古知野児童館が児童館的機能を発揮できるか、真価が問われます。
また、門弟山小学校の体育館内で学童保育が行われてきましたが、新たに学童保育室を建設します(工事費 4,814万円)。
⑥ こうなん健康マイレージ事業 62万円
⑦ 企業誘致推進事業 648万円
企業誘致推進の基本方針を策定します。税収確保のために企業誘致を、とどこの自治体も必死になっています。しかし、現実はそんなに甘いものではないと思います。また、コンサルに委託しますが、果たしてうまくいくか気になるところです。
⑧ 名鉄布袋駅エスカレーター設置事業 2億3000万円(債務負担行為)
エスカレーターの設置は市が全額負担しなければなりません。これだけの資金を投じるのですから、工事費の内訳をきちんと精査しなければなりません。
⑨ 放課後子どもプラン事業 154万円
古知野西小学校に放課後子ども教室が開設されます。市内で5ヶ所目となります。放課後の子どもの居場所をどのように確保するか、子育て世代にとっては切実な課題です。学童保育の充実とあわせて、子育て世代のニーズにこたえられるものにしていきたいです。
⑩ コミュニティ・スクール事業
地域とともにある学校づくりをめざし、古知野西小学校、西部中学校に準備委員会が設置されます。
⑪ 総合型地域スポーツクラブ補助金 150万円
生涯にわたってスポーツに親しむことができる環境づくりをめざし、総合型地域スポーツクラブ設立への支援がなされ、自主運営による各種教室の開催に対して補助します。
上記の事業を見て明らかなように、補正予算案には新市長のカラーがにじんでいます。思いを同じくするものについては積極的に後押ししていきたいと思います。
また、補正予算案についてご意見がありましたらお待ちしています。よろしくお願いします。
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