立憲民主党 山としひろ「パワフル日記」

立憲民主党 衆議院富山1区公認内定者
44歳 
人にやさしい政治

現実を見つめることからはじまる!

2006年04月18日 | Weblog
 このブログでは、フランスのCPE(初期雇用制度)とそれに反対するストライキ・デモを何度か取り上げ、私は「フランスの若者はすごいなあ」という旨のことを書きました。確かにその通りなのですが、ことば足らずなところがありましたので、つけ加えます。

 フランスの若者を称賛しているだけであまり意味がありません。フランスの教訓を私たちの生活やしごとにどう生かしていくのか考えなければなりません。

 例えば、日本の若者はどのように「連帯」していくべきなのでしょうか?フランスのストライキ・デモではCGTをはじめとする労組が力を発揮しました。ところが、フランスの労組の組織率は日本よりもはるかに低く一ケタ台なのです。それなのに、あれだけ大きなことができたのです。

 私は、何事も現実を見つめることからはじまる、と思っています。机に向かうばかりではなく、今後はさらに人と対話する、語り合う、あるいは現場に出かける、ということを大切にしていきたいと改めて思っています。

消費者金融問題……銀行、マスコミの責任も重大!

2006年04月17日 | Weblog
 アイフルが過剰な取立てなどを行ったかどで全店業務停止処分を受けました。法令を遵守しない企業に厳しい処分を課すのは当然でしょう。
 だいたい、利息制限法を越える高い利子を取っていること自体、許せないですね。この時代、数十%もの利益率を上げているのは消費者金融業者以外にないんじゃないでしょうか。

 さて、アイフルをはじめとする消費者金融問題で忘れていけないのは、銀行やマスコミの責任です。

 大手メガバンクは近年、消費者金融との提携を推進してきました。銀行にとって、個人融資のノウハウを持つ消費者金融は魅力であり、また、消費者金融は銀行から多額の資金を低利子で調達できるメリットがあります。
 
 また、さらに許せないのがマスコミ。テレビでは、うんざりするほど消費者金融のCMが流されてきました。また、全国紙でも大きな広告が何度となく掲載されてきました。しかし、テレビのワイドショーは、ひたすらアイフルの過剰な取立ての様子を報道するばかりで、自らの責任について触れようとしません。出演者も正義ぶったことをいうばかりで、まるで他人事のようです。

 企業は儲けを上げなければ成りたっていきません。だからといって、消費者金融の片棒を担ぐばかりでいいのでしょうか?


行動することの大切さ

2006年04月14日 | Weblog
 ついに、フランスのドヴィルパン首相は、CPE(初期雇用契約)を撤回しました。学生、労働組合や野党のデモ・ストライキが実を結んだといえましょう。
 フランスの「街頭民主主義」は、他の先進国には見られない特有なものです。それに、CPEを撤回させたからといって、若者の雇用情勢が好転するわけでもなく、グローバル化(フランス語ではmondialization=「世界化」)は避けられません。
 とはいえ、行動しなければ政治は変わりません。フランスの若者の行動ぶりにはあついエールを送ります!!

NHKテレビ フランス語講座

2006年04月05日 | Weblog
 4月3日(月曜日)夜、たまたまチャンネルをNHK教育にひねってみたら、フランス語講座がやっていました。

 フランス語といえば、私のこれまでの学びとは切っても切れないものです。大学2年生からフランス語を(まともに)勉強し始め、大学院でもフランス語文献を研究して修士論文を執筆しました。

 私のフランフ語学習の入り口となったのが、NHKテレビ・ラジオのフランス語講座でした。テレビ講座では毎週新しい表現が出てきて、出演者の発音したあと、画面に向かって自分で発音練習をよくしたものです。また、当時は一ヶ月ごとに新しいシャンソンが紹介され、それを何度も歌ったりもしました。今思うと本当に懐かしいですし、大変感謝しています。(テキスト代も良心的価格で1ヶ月ごとに350円くらいでした。)

 今、テレビ講座を担当しているのは杉山理恵子先生(明治大)。杉山先生をテレビで見るのは初めてですが、大変知的そうな女性でした。でも、まだテレビ慣れしていないせいか、ちょっぴり硬い様子でした。

 まあ、これからも時々、フランス語講座を見ようと思います。

日仏ストライキ報道

2006年04月05日 | Weblog
 フランスのCPE(初期雇用契約)反対のデモ・ストライキは抜き差しならないところまできています。フランス革命以来の「伝統」が受け継がれているんでしょうね。

 ところで、CPEをめぐる報道では反対派の学生の声やデモ隊の動向が詳しく取り上げられています。他方で、ドビルパン首相の主張も伝えられています。

 一方、日本でも先月、全日空(ANA)の組合がストライキを決行しました。その際、予定していた飛行機に乗れなかった利用者の不満の声が伝えられましたが、全日空労働者の声は聞くことができませんでした。(このことは、いなもり としなおさん3月26日付け日記が的確に指摘しています。)

 労働者の地位や処遇めぐる問題であっても、どうして報道姿勢がこれほど違うのでしょうか??