2020年6月の江南市議会6月定例会で一般質問を行いました。「新型コロナウイルス感染症」対策が喫緊の最重要課題となっており、私は小・中学校の対応ついていくつか質問しました。その中で、「学びの保障」について議論しました。3月~5月の約3か月の臨時休業によって、子どもの学びに大きな影響を及ぼしました。無理な詰め込み、家庭任せにするのではなく、子どもに寄り添った対応を行うべきだと訴えました。
折しも、本来であれば今日から夏休みのところ、今年は違います。夏休み期間が短縮され、今日も通常授業が行われています。学校現場は相当な重圧がかかっていると思います。とにかく、無理なことはせずに、健康第一で学校運営にあたっていただきたいと思います。
質問要旨と答弁要旨は以下の通りです。ご意見等がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
<質問要旨>
約3か月間の休業期間中に出された宿題は評価対象になり、成績に反映されるのか。
<質問要旨(教育長)>
提出できなかったことをもって、評価が低くなるとは考えていません。
<質問要旨>
長期休業による学びの遅れを取り戻すため、文部科学省が「『学びの保障』総合パッケージ」」で基本的考え方や支援策を示した。この中で、個人でできるものは家庭学習に回すとの考えも打ち出された。しかし、学習内容を消化することありきの姿勢は、大人の都合と受け取られても仕方ない。家庭の負担が増えて、教育格差の拡大につながる。コロナ禍にあって、公教育・義務教育のあり方が問われている。無理な詰め込みや家庭任せにしてはいけない。現実を受け止めて、子どもに寄り添って、子どもの学びを保障すべきだが、見解を求める。
<質問要旨(教育長)>
「学びの保障」については、今年度の最重要課題と考えており、夏季休業期間の短縮や、各校で教育課程の再編成、行事の精選をしているところです。無理な詰め込みや家庭任せにすることなく、児童生徒の理解度を見ながら、理解度の低い児童生徒にも分かりやすい授業を行い、学力格差が広がらないように、校長会で共通理解を図っていきます。