自然を尋ねる人

自然の素晴らしさ、豊かさ、人と自然の係わり合いを求めて!自然から私たちにくれる贈り物を見つけるために今日も歩く。

春の来ない冬はない

2005-12-14 11:38:19 | Weblog
雪化粧、寒波の襲来と自然のニュースは冬の到来一辺倒。
そんな中、朝の散歩道。
騒がしい鳥の声、近くによると隣の木へ集団疎開される。
すずめの大群が騒ぎ、その声を聞いて又四方からすずめが飛んでくる。
寒いからか、丸くなりながらも囀りはやめない。
10mそして6mと近づく、5m迄来てデジカメを構える、取れる。
そのとき、1羽が飛んだら皆が遠くの電線へ向けて逃げていった。

気温3度寒い。ブログを見るには寒すぎる。
鍬仕事をして身体を暖めることを試みた。確かに暖かくなってきた。
土は凍みており鍬は中迄入らないが2度打つと深くまで耕せる。
深くなったところを良く見ると蝶のさなぎがじっとしている。
来る春に備えて冬を耐えているようだ。
蛹のそばを見るとツクシが芽を出し、頭をもたげる準備をしている。
貴重な映像を確保するためにデジカメを取りに走る。そして土と格闘をした結果が
これである。
もうツクシ坊やの顔をしているではありませんか。
こうしてみると冬に入ったばかりの師走のある日、土中は春を迎えるために頑張っているのが見えた。
冬着たりなば春遠からじと誰かが言っていたが、まさしく自然はすばらしい!
ちゃんと次代を創っている。
今日の薬草研究はツクシだが
ツクシ誰の子、スギナの子、春1番の贈り物で痩せた酸性土壌を示す植物である。
ドラッグストアーへ行けばスギナのお茶なども置いてあり、
薬用にはスギナの若葉を使う。
干して煎じれば小便の出を良くするし、熱さまし、咳止めにも良い。
生葉の汁は山でウルシに触りかぶれたものに効く。
退治するには頑固な草だが季節を知るには貴重な植物だ。