「買場紗綾市」で活動
3月4日(土)、桐生市東久方町の、普段は駐車場として利用されている催し物会場で再開2回目の広報活動を行いました。
ここは、かつて織物業を営んでいた齋藤嘉吉(かきち)氏の旧敷地で、趣のある住居も存在し十字路脇にあるので「四辻の齋嘉」と呼ばれています。
活動場所は前回の本部付近から、会場入り口に続く通りに替わりました。会場に入る人々が必ず通るので、活動には最適な場所です。ただ道幅が広くない上に車がすれ違う場面も多いので、解説しながら気も使いました。
開始の9時までに、ノボリ・パネル・パンフレット(メインと子供向け)を準備しました。
パネルは桐生市にある6件の日本遺産を始め世界遺産を含む8枚です。
暖かく穏やかな陽気に誘われ、たくさんの人出で賑やかな一日でした。
桐生天満宮と本町三丁目には関東三大骨董市と呼ばれる古民具市が開かれ、広く県内外から多くの人が訪れます。そこから回って来る人もいれば、骨董市の場所を尋ねる人もいました。
日本遺産のパネルには珍しそうに多くの人が近寄って来ます。世界遺産が4資産あることを知らない人がいまだに多く、まして日本遺産を知らない人は桐生の住民でも結構いました。解説中、白瀧姫の伝説などに大変興味を持って聞いてくれました。
桐生から富岡製糸場に行ったことのある人は大分いました。島村も近いので行ったという人も少なからずいました。桐生や伊勢崎の織物工場で働いていたという女性からは体験談を伺うことができました。桐生の市内をガイドしているという男性が、日本遺産のパネルが実に良く出来ていると感心しながら見入っていました。解体業だという男性は、県内の古民家を見て回るのが趣味だそうで主な大型養蚕農家をよく知っていました。
富山、東京、埼玉、栃木などの県外、そして県内では桐生の周辺の市からと広範囲から来場されました。
パンフレットの受け取りも良く、持参したものが活動終了予定の15時より1時間半ほど早く終わり、あとはパネルでの解説だけになりました。
熱心に聴いていただけたので、参加伝道師は充実した気分で帰路に就くことができました。
今回の参加者はK下部、T比地、S條、I上雄の4名でした。
最後に、活動場所等に配慮くださった森寿作会長を始め関係の方々に感謝いたします。
(Y.I記)