富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「富岡市立小野小学校」での学校キャラバン

2017年03月20日 10時10分27秒 | 世界遺産伝道師協会

 「富岡市立小野小学校」での学校キャラバン

 

  11月16日「富岡市立小野小学校」にて、学校キャラバンの「座繰り体験」を行ってきました。今期新たに加わった富岡市内10の小学校、11日間に及ぶキャラバンで、今回は4年生27名が対象、最終校となりました。

会場の設営を終えた後、並木校長への挨拶を行いました。ここで、「グランドデザイン」という学校の経営方針を記したA4版のパンフレットを示され、説明を受けました。この中に、学校の課題として「体験重視」の1項目がありました。「座繰り体験」を通して、何を伝え、何を体験してもらうか、限られた時間内で実施したことを踏まえて記すことといたします。

(1)「座繰り体験」では2人1組、1人は右手のみごぼうき操作。もう1人は左手の糸巻き操作を分担し、途中で交代します。操作中に繭からの糸の出る様子と、座繰り器の機構を端的に説明します。ひととうり終わった後希望者には1人で座繰り体験をしてもらいました。全員がいとも簡単に1人で操作していました。習得の早さには驚きでした。

(2)煮繭された繭から、糸口を見つけ糸を引き出す体験を実際やってもらいました。もうこれは子供の世界です。大人が口を出す余裕はありません。廊下まで行く者、座って指にひたすら巻き取っている者、実体験そのものでした。

(3)最後はS井伝道師から全員にパネルの説明を頂き、その後質疑応答に移り、N島(進)伝道師から「官営製糸場がなぜ富岡に出来たのか」の質問に、期せずして生徒から「繭のとれる所だから」との返答がありました。この一言が如何に重要であるかは学校キャラバンの活動の趣旨と、学校の課題がまさにこの一点に集約されているからです。

生き物の蚕を育て、繭を作り、これから糸を引き出し、生糸を作るという一連の実体験を通し、一方で、富岡の地に明治5年に官営製糸場が出来、平成26年3資産(田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴)を含めて世界遺産になった歴史的背景の一端を話し伝えるという伝道師の使命を実感した次第です。

 今回の活動はY田、N島(進)S井、H岡の4名の伝道師が担当しました。 

                           (M.H 記)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渋川市南小学校での活動報告・学校キャラバン

2017年03月19日 23時32分22秒 | 世界遺産伝道師協会

渋川市南小学校での活動報告

 

11月25日(金)渋川南小学校で学校キャラバンを行いました。

前日24日は思いがけずの降雪で、今日の渋川行きはどうなることかと心配でしたが、幸い朝からの晴天に救われました。

 渋川南小は毎年伺っているお馴染みの学校で、校舎内は木材をふんだんに使った柔らかい雰囲気の学校です。又、教室の間仕切りはなく、全てオープンスペースで明るく開放的です。

 今日は六年生14人の生徒さん対象で、齊藤校長先生のお話に依りますと、この学年は一年生の時から六年間学校一番の小人数学級だったそうで、既に11月14日富岡製糸場を見学しています。

 先ず、初めの40分間でI上伝道師が世界遺産の講話をしました。現地見学の時は解説員の説明は受けずに、担任の青梅先生が解説をされたそうですが、「十分な説明はできなかったと思うので、宜しくお願いします」との事でした。

 I上伝道師は現地見学をしているので却って話がし易かった様子で、子供用パネルも使って丁寧に伝道師ならではの解説をしました。

 後半の40分は座繰り体験です。担当のH岡伝道師は最初から子ども扱いをせずに、積極的な指導をしました。

生徒数も少なく六年生ということもあって、両手を使っての糸引きも二巡できましたし、次々と繭付けもできました。中には網杓子を持って鍋底の蛹をすくい始める生徒さんもいました。

 今日は一人の欠席者はいましたが、13人がとても和やかでまとまりが良くて楽しそうに体験して貰えましたので「皆さんも伝道師になって下さいね」と伝えました。

 座繰り体験終了後の後片付けを始めますと「お手伝いします」と2~3人の生徒さんが声を掛けてくださいました。さすが六年生です

 こちらの学校を訪問する時いつも感じるのですが、教室の間仕切りがないために、授業をしている脇のオープンスペースで準備をさせていただくのが気掛かりです。でも「慣れていますのでご心配いただかなくて大丈夫です」と言われます。

 昨日の雪のために外の空気はとても冷たかったですが、生徒さん達との触れ合いにほっこりとした気持ちで帰路に着きました。

 本日の担当はI上雄二さん、H岡誠さんとY田でした。小人数での活動大変お疲れ様でした。(S・Y記) 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『絹遺産研究会リポート』第12号

2017年03月19日 23時26分06秒 | 世界遺産伝道師協会

 

 『絹遺産研究会リポート』第12号

平成29年1月10日(火)13:30から第12回目の研究会を、県庁舎10階101会議室において発表者のK川伝道師を含めた6人で実施しました。

 

 今回は、K川伝道師から官営製糸場の設置場所選定等において、大きな影響を与えたとされるアルガシルクの存在及び南三社(特に甘楽社)の概要についての研究成果をご披露していただきました。

 

1 アルガシルクとは、下仁田地区の有力者であり、周辺養蚕農家の技術的指導にもあたっていた「有賀善五郎」氏が横浜に出荷し、その品質から外国商館から高く評価されていた生糸の名称であり、官営模範製糸場建設地の適地選定にあたって、横浜外国商館の生糸検査人としての経歴を有するブリュナが現地に赴き調査を行ったとされる評価の高い生糸であります。

  

下仁田の狭隘な土地柄から充分な地積が確保できない事等から実現はしませんでしたが、有力な候補地であったことが偲ばれます。

 

氏の指導した生糸生産方法は、俗に「四分六分の五粒取り」、即ち肉薄繭2粒、肉厚繭3粒を基本として糸取りを行うものであり、これを近隣農家に指導し、規格外の生糸は購入しない等して品質の確保に努めたとされており、富岡製糸場や南三社で行う繰糸要領にも影響を与えたとされています。

 

参考までに、今では知る人も少ない氏の略歴については「1841年(天保12年)~1885年(明治18年)で下仁田町の有賀善五郎秀元の長男として生まれ、幼名を竜太郎といい、襲名して14代善五郎秀成となった。1879年(明治12年)第1回の県会議員となり在任は1年。東京商社の通訳や学習院の講師にもなった。屋号「大三」という生糸問屋を営み海外市場における「天下一」の声価を高めた。性格は温厚篤実で、常に蔵の中で読書をしていた。」そうです。

(出典:群馬県人名事典(1982年 上毛新聞社刊、折茂崔夫記))

 

2 南三社は、養蚕製糸農家が出資して立ち上げた西毛地区の組合製糸組織(碓氷社、甘楽社、下仁田社)の通称であり、群馬県を中心として拡大成長した組織として、当初は改良座繰りを採用、順次時代の趨勢に応じて器械製糸に転換し、戦時中に日本蚕糸製造株式会社の傘下となり解散(甘楽社)、戦後は新たに「群蚕」として再出発するに至っています。

 

なお、甘楽社については、終戦前の解散のため関連資料が散逸している状態にあるため、今回掛川伝道師が各種資料を用いて作成、メンバーに配布された労作「明治期の甘楽社事業内容年表」が今後の調査研究に恰好な資料となることが期待されます。

 

3 今回の研究会も、活発な質疑応答を通じて伝道活動に必要とされる関連情報の共有化が図られたものと考えます。多方面に亘る研究活動の中には、メンバー個々の研究テーマに関する様々なヒントが隠されていることを実感した次第であります。 

 

 

(A.T 記)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊勢崎市境小学校での学校キャラバン活動報告

2017年03月19日 23時17分18秒 | 世界遺産伝道師協会

伊勢崎市境小学校での学校キャラバン活動報告

 

1月12日(木)伊勢崎境小学校で学校キャラバンを行いました。

先ず全員で校長室へ伺い小林信二先生にご挨拶させていただきました。

小林校長先生は昨年3月で閉校になった島村小学校の最後の校長先生で、在校生と共に境小学校へ移られたそうです。

今日は三年生二クラス60人の児童です。

クラス別に町田副会長の講話を聞く組と、N島進さん、K井さん、T平さん担当の座繰り体験組に分かれて行いました。

町田副会長の講話では「地元田島弥平旧宅を見学したことある人」続いて「富岡製糸場を見学したことある人」と質問したところ、「はい」「はい」「はい」と元気よく何人もの手が上がりました。

座繰り体験では四人一組となって、全員が繭付けとハンドル操作を体験しまして、今日は学校からの要望で、四人が終わるとその都度小枠から生糸を切り離してお渡ししました。

この方法は自身で引いた糸を受け取れて良いと思いますが、児童数、授業時間、伝道師の人数などで、難しい学校もあると思います。

今日も座繰りの順番待ちが手持無沙汰にならぬよう、N島進さんが子供用パネルの前で説明したり、繭のことを三年生に理解できるようかみ砕いて話をしたりしました。私が荒船風穴のパネル説明をした時「どうして使わなくなったのですか」と聞かれ、電気冷蔵庫が使えるようになったので風穴は使わなくなったと話しましたが、百聞は一見に如かず、是非現地を見学して欲しいと思いました。

又、児童の皆さんはとても積極的で、煮繭しているポットを見て「これは何をしているのですか」と質問されたのでポットの蓋を開けて中を見せますと「あ~おむすびの匂いがする」とか「卵の匂いだ~」なんて言葉が次々と聞かれました。以前、吾妻の小学校でしたか「丸亀製麺の匂いがする」と言われたことを思い出し、表現は違っても食べ物に由来する匂いであるのは嬉しいことです。

今日は今年最初の学校キャラバンでしたが、時間内に講話、座繰り共に無事終了してほっといたしました。本日担当の町田副会長、N島進さん、K井さん、T平さん大変お疲れ様でした。(S.Y記)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「伊勢崎市立赤堀小学校」での 學校キャラバン 

2017年03月19日 23時05分33秒 | 世界遺産伝道師協会

「伊勢崎市立赤堀小学校」での

學校キャラバン 

11月22日(火)12:55現地集合13:55から解説と座繰り体験が始まった。

3年生100人(3クラス)でした。

校長室に通された私たちは金井校長と教頭先生、担当の中島先生に挨拶をして、会場へ座繰りの道具を運び込みました。事前にY田伝道師から「K井さんは座繰りの時にあいている生徒に蚕の話をして上げて下さい」と言われていた。始まる前にY澤さんがカードを使うかいと見せてくれた。(アッいいかも)と思った私は「使わせてください」とパラパラとめくってみると上毛かるたが有る。使わせてもらうことにする。こんな子供向けの紙芝居とかカードが有ると話しやすいと思いました。

そしてポット煮繭で始まる座繰り。O田伝道師とM井伝道師が次々子供に引かせていく。2人で引かせるのは大変だ、一人が鍋に繭を入れて一人がハンドルを回させてそして煮繭の様子を見ながらとやはりもうひとり欲しい状態だと思いながらも私はほかの子供たちが騒いでしまうのを何とかしなくては、と座繰りの忙しさを横目にしゃべった。

子供たちの声は大きいそれより大きな声でY澤さんからお借りしたカードで上毛かるたの富岡製糸場や伊勢崎銘仙・桐生の機所と子供たちは良く知っている。目がキラキラしている。少しは役に立てたのかなと思いつつ、最初は蚕の話をしてくださいと言われた時は「はて?」 と思った私も座繰りをしていない子供たちへの対応も考えたY田さんのお考えが素晴らしいと思いながら、今までとちょっと違った学校キャラバンを体験させていただきました。

Y澤 朗夫  M井 透  O田 三枝子 

Y田 節子  K井拓美 

(T.K記)             

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安中市後閑小学校での活動報告

2017年03月19日 22時56分18秒 | 世界遺産伝道師協会

安中市後閑小学校での活動報告

 

1月20日(金)安中後閑小学校3年生対象の学校キャラバンを行いました。

どんよりと曇って今にも霙でも降り出しそうな空模様の中、本日担当のI上さん、S場さん、N木さんとY田は二台の車で到着しました。

先ず校長室に伺い佐藤校長先生にご挨拶し、暫し歓談しました。

その中で、校長先生の奥様のご実家が晩晩秋までやった箕郷の養蚕農家で、繁忙期には先生もお手伝いをされた経験がおありとお聞きしました。

又、同校は昨年度の校旗作成プロジェクトに参加され、数ある校旗の中から選ばれて『グラフぐんま2016年2.3月号』の表紙を飾りました。

準備をさせていただきますからと校長室を辞して、本日の体験教室に充てられた図工室に移動、諸々の設営を修了し1時45分の授業開始を待ちました。

本日の世界遺産講話担当はS場さんで、現役時代を彷彿とさせる語り口で皆さんがより関心を持つよう、既に見学された碓氷製糸のことなど盛り込みながら解説しました。

後半は座繰り体験です。

I上さんが優しく順番にハンドル操作を教え、N木さんが一人一人に手を添えながら繭付けも体験できました。

「学校キャラバンのチラシを見て飛びつきました」と言ってくださった担任の松本先生も、初めてとは思えぬ手捌きで体験されました。

座繰り体験を済ませて糸口を出した繭を手渡すと、児童の皆さんはがぜん本領発揮です。思い思いのやり方で自由に楽しく賑やかに繭糸を引き出して遊びました。

又、今日も展示した7枚のパネルの中で、皆さんが一番関心を示したのは『荒船風穴』でした。機会がありましたら是非現地を見学していただきたいと思います。

予定した体験は全て終了し、ふと、窓の外に目を遣りますと、いつの間にか雪が静かに降り始めていまして、プールも一面の氷で覆われています。

後片付けを済ませて校長室へご挨拶させていただいた時にお聞きしたお話の中に、こちらの学校では長寿会の皆様のお世話で『収穫祭』をされるとのこと。全校生91名が六班に分かれてさつま芋を掘って、すいとん作りをするのだそうです。夫々が工夫してオリジナルすいとんを作り、中にはウインナーソーセージ入りのすいとんもあるそうで「それがとても美味しいのです」とは佐藤校長先生の感想でした。和やかな中にも真剣な様子が目に浮かびます。楽しいお話をお聞かせいただき有難うございました。

四名の伝道師の皆様大変お疲れ様でした。(S.Y:記)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

渋川市橘北小学校での活動報告

2017年03月19日 22時38分03秒 | 世界遺産伝道師協会

渋川市橘北小学校での活動報告

 

1月24日(火)渋川市橘北小学校を訪問し学校キャラバンを行いました。

今日は三年生25名の一クラスです。

二つの教室を使わせていただき、講話用と座繰り用に分けて行いました。

先ず前半の40分でY澤さんが「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話を、小学三年生が理解できる言葉を選びながら、パワーポイントを使ってゆっくりとした口調で分かり易く解説しました。

後半の40分は二つのグループに分けて、M田(順)さんのお蚕の一生や絹全般についてのお話と、N木さんの指導による座繰り体験を交替で行いました。

M田(順)さんは今日も樹脂製のお蚕の模型、生きたお蚕、生糸や絹糸の見本など、色々な展示品を持参してくださいました。

 

朝の寒さで動きの悪かった上ぞく間近のお蚕たちも、暖かな教室に入って元気を取り戻し、人口飼料を食べ始めていました。

今日の三年生は昨年養蚕を経験していますので、生きたお蚕を手にとってとても愛おしそうに撫ででいました。

N木さん指導の座繰り体験は、語り掛けるような親しみのある言葉で会話しながら進めてゆきました。

初めは緊張もあってでしょうか静かで大人しい児童たちですが、ひとたび生糸が小枠に巻き取られ始めますと「オオーすげー」「ワーきれい」などといった歓声が上がります。ハンドルを回す速度と小枠の回転数の関係や、あや振り棒の仕組みの説明を聞き「そう言うことか」と納得してくれます。中には小枠の生糸をそっと触って「シャンプー仕立ての髪の毛みたい」なんて感想もありました。

繭付けも体験し、糸口を出した繭で遊んで、あっという間の40分でした。

これは余談ですが、当校の都丸校長先生は私たち伝道師仲間S場さんの元同僚で、お勧めによって富岡製糸場、高山社跡も見学されたそうです。又、偶然ですが校長先生のご自宅は私の住まいとほんのひと足の所でした。

最後になりましたが、本日参加されたY澤さんに一言お詫びとお礼を申し上げます。今回は、どうしても自分の車だけでは対応し切れない事情がありまして、当日の朝、Y澤さんのご自宅からはとても遠回りになってご迷惑なことは重々承知の上で、県庁経由で現地へ行っていただく事を強引にお願いいたしました。機材運搬の手助けをしていただきました上に「これを一人でやるのは大変でしょう」とも言っていただきまして、申し訳ないやら有難いやらでした。

本日の担当はY澤さん、M田(順)さん、N木さん、Y田の四名でした。皆様大変お疲れ様でした。(S.Y:記)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017.2.4「第252回買場沙綾市」で伝道師協会活動(再開初回)

2017年03月19日 20時57分11秒 | 世界遺産伝道師協会

2017.2.4「第252回買場沙綾市」で活動(再開初回)

 

毎月第一土曜日に買場沙綾市は開催されています。伝道師協会も世界遺産登録に向けて永らく活動させていただいていましたが、世界遺産の登録が実現した時点で所期の目標を達成したということで活動を終了しました。

 平成27年度に文化庁が始めた「日本遺産」に「かかあ天下~ぐんまの絹物語」が4市町村の12資産で認定され、桐生市はそのうちの6資産を有しています。

 伝道師協会は世界遺産のみならず日本遺産、ぐんま絹遺産の広報も担っていますので今回から買場沙綾市で新たに広報活動をさせていただくことにしました。

 従前のように1~2月を除く毎月という訳にはいきませんができるところで活動をさせていただくことにしました。

 活動場所も火事に見舞われ従前の場所から「四辻の齊嘉」に移り、活動時間も市の開催時間に合わせて15時までとしました。

 事前の打ち合わせ時に森寿作会長から、来場者も増えている、との情報をいただきましたので今回は楽しみでした。

 立春のこの日、気温は13度と暖かく、ここ二日間の強風が嘘のように穏やかな活動には最高の日となりました。9時には4名全員集合し、場所の確認、パネルの設置を済ませて開会を待ちました。

 会場には33店が出店、イベントスペースでは民謡、新舞踊、バンド演奏もあり、また午前・午後には厩橋アマチュアチンドン倶楽部も特別出演され、場内を盛り上げました。

 パネルは世界遺産1枚、日本遺産は桐生の6資産と解説用で7枚、都合8枚を準備しました。大勢の皆様がパネルに立ち寄ってくれ、じっくり日本遺産の説明と世界遺産の説明を熱心に聞いていただくことが出来ました。

 昨日は節分、白滝姫神社の豆まきには織物に関わる多数の方が参拝されていたという話を伺ったり、これから白滝姫神社に行きたいので行き方を教えてほしいという方がいたり、地元の方は桐生の6資産個々は知っていますが、日本遺産を知っていますか、とお聞きしますとほとんどの方が知らない、という答えでした。

 埼玉、新潟など遠方の方もおり、足利市や栃木市からも、県内も地元桐生市の他、太田市、前橋市、伊勢崎市、他から多くの皆様がお出でいただいていました。

 今回の参加は、T比地規雄、S條清、T橋章、K下部の4名でした。

 3月4日の第253回の参加者も募集中ですので皆様の申込をお待ちしています。

 (K.K記)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「JR熊谷駅」で世界遺産伝道活動

2017年03月19日 20時44分38秒 | 世界遺産伝道師協会

「JR熊谷駅」で伝道活動

 

 2月8日(水)、JR高崎線の熊谷駅で伝道活動を行いました。企業担当のK下部理事の折衝で、平成27年11月に続いての活動となりました。

 熊谷駅は、1883年(明治16)開業、高崎線内で最も古い駅の一つです。平成25年に開業130周年を迎えています。また秩父鉄道も乗り入れています。

活動は15時からです。電車で、または車に乗り合わせて集合した参加者は、14時半から活動場所の駅構内で設営準備にかかりました。パネル、ノボリ、メインパンフレットと少数のこども用パンフレットも用意しました。活動に立ち会ってくださるJR高崎支社の石川さんを交え、簡単な自己紹介・打合せを行ってから活動に入りました。

この駅の活動で前回と異なったのは、パネルに近寄って説明を聞いてくれる人、パンフレットを受け取ってから立ち止まり会話をしてくれる人が増えてきたということです。思い出や経験談を話してくれる人もいました。

かつてご主人が片倉工業熊谷工場の総務にいたという女性からは、現在も片倉シルク記念館として残されている蜂の巣倉庫は、福島県の郡山工場が閉鎖される時にご主人が担当して移したものだと誇らしそうに話されました。

※「蜂の巣倉庫」は、倉庫内が蜂の巣のような形状をし、巣穴のような場所一つ一つに繭を貯蔵した倉庫。

また東京に在住の男性は、仕事の関係で高崎に4年ほど住んでいた時にまだ操業していた富岡製糸場を見に行ったと懐かしそうに話してくれました。かつて高崎の製糸工場で働いていたという女性は「わあ、懐かしい」とパネルに近寄って来ました。熊谷市の会社に勤めている男性は自分の所属する部課の人たちに配りたいとパンフレットを20部受け取って行きました。深谷市の女性は「渋沢栄一記念館などを回り、渋沢栄一がこんなにすごい人だったのだということを最近になって知りました。富岡製糸場が世界遺産になったことで関心を持ったからです」と話してくれました。

K伝道師の熊谷市に住む友人が、今日ここで活動することを聞いてわざわざ訪ねてくれ、パネルを見ながらしばらく話していくという場面もありました。

JR高崎支社の石川さんは、終始伝道師と一緒にパンフレットを配布し、また「伝道活動を行っています」と大きな声で通る人たちに声をかけてくれました。勇気をもらった気分でした。

製糸場に行ったことのある人は結構いましたが、他の3資産についてはほとんど知りませんでした。荒船風穴以外は割合近そうだし、島村は特に近いので是非行ってみたいという人達もいました。

参加伝道師はパンフレットを渡しながらの対面解説に応じてくれる人が多くなったと喜んでいました。

パンフレットの受け取りも良く、活動終了予定の19時より1時間以上早く持参のパンフレットが配布完了となりました。

今回の参加者はK下部、M田睦、S澤、T平、S田敏、F本、I上雄の7名でした。 

通りに面した階段下から冷気の上がってくる構内で休むことなく活動された参加者の皆さん、お疲れ様でした。

今回の熊谷駅での伝道活動に関して、ゆったりとした活動スペースと駐車場を提供してくださった駅関係者、活動に最後までお付き合いいただいたJR高崎支社の石川さんに感謝いたします。

 

            (Y.I 記)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富岡製糸場と絹産業遺産群伝道活動 富岡銀座まちなか交流館

2017年03月19日 20時33分56秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡製糸場と絹産業遺産群伝道活動

富岡銀座まちなか交流館

 

晴天の2月12日(日)10:00~15:00 富岡銀座まちなか交流館の世界遺産伝道活動が行われました。

時折吹き付ける風は寒風となって、体温を奪い、行き交う人はコートやジャンパーに身を包み肩を窄めて歩いていました。

銀座まちなか交流館の前の通路は 1月30日から2月20日まで道路の側溝工事が始まり、

工事の立て看板やパイロン等が設置されて居り、お客様が来られるか心配でしたが、本日の工事は日曜日で お休みのようです。安心いたしました。

  

又、2月は例年 特に寒さが厳しく、お客様の減変があり、ご来場が心配されましたが、

本日は上信富岡駅前にて、伝道師1名が10:00~11:30まで お客様誘致案内チラシ配布を行った効果が表れたのでしょうか!

富岡製糸場の入場の行き帰りに、ご家族連れのお客様が多くお立ち寄られ、まゆクラフトぐんまちゃん無料体験を親子で、されながら、世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群のパネル解説や、日本遺産、ぐんまの絹遺産のタッチパネル等に目をやられ伝道師協会の会員の解説やお話を お聞きになられ楽しんでお帰りになられました。

   

本日の伝道師はU原一美・I井規雄・I川武男3名の活動でした。

(T.I)記

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする