深谷市産業祭での広報活動
11月2日(土)・3日(日)の2日間深谷市産業祭で伝道活動を行いました。昨年に続いて2回目の活動です。
昨年は強風でパネルが吹き飛ばされる厳しい天候の中での活動でしたが、今年は風もほとんどなく、時々薄日がさす温かい絶好の活動日和でした。10月に深谷市と富岡市が友好都市協定を締結したこともあり、今回の我々のテント場所は友好都市コーナーの一角で富岡観光協会と隣り合わせでした。そのようなことで、富岡市から参加した「お富ちゃん」も我々のテント前で応援をしてくれました。チラシはメインのチラシとともに。深谷市で作成した「富岡製糸場と深谷の偉人たち」のパンフレットもセットにして配布しました。
2週間ほど前に行った深谷方面現地研修会で訪問した深谷陣屋跡の向かいの空き地が我々のテントの場所でした。昨年は本部テント近くの歩道で忙しげに歩く人が多かったのですが、広い空き地に陣取った今年は、お客さんもゆっくりと歩いてパネルを見ていただくには良い場所でした。
活動を開始すると隣のテントから一人の小学生が「先日は解説をありがとうございました」と声を掛けてきました。テントをみると「深谷小学校」となっていました。つい1週間前に富岡製糸場見学に来た生徒さんでした。午前中に深谷市内において韮塚直次郎が奉納した大絵馬についての話を聞いてから、午後に富岡製糸場を訪問したとのことです。深谷市で解説をしたのが鹿島伝道師で、富岡製糸場で案内したのが偶然私でした。その二人がちょうど揃っていたのです。そうこしているうちに、なんと担任の先生が挨拶に来てくれました。「先ほども生徒さんが挨拶に来てくれたんですよ」「お世話になったお二人が揃ってここにいてくれるなんて奇遇ですね」などと話し合っているうちに、先生から「来年は小学生とコラボできたらすばらしい活動ができますね」などという話にまで発展しました。ただ、世界遺産正式登録となれば活動の内容も違ってくるのでどのようなコラボができるのかは不明ですが...。校長先生もあとでご挨拶にきてくれました。非常に教育熱心な学校で感動です。
2週間前の研修成果を地元深谷の人たちを相手に発揮できるよいチャンスとばかり、解説にも自然と熱が入りました。深谷本陣と田島弥平家の関係に関しては深谷のひとも全く知らないようです。伝道師協会研修での我々の訪問とその後のマスコミの取材で、近所の方々もようやく理解したようです。実家が田島弥平旧宅のすぐ近くなんです、と言う人も幾人かいました。深谷・本庄・境島村が古くから結びつきが深かったのだな、と肌で感じるとともに、まだまだ伝え切れていないことも多いのだなということも実感した、今回の活動でした。
参加伝道師は、2日がK島、T政、O野、K林(春)、N塚、K藤(基)の6人、3日がN嶋(紀)、K島、T政、O野、N塚、K藤(基)の6人でした。
(M.K 記)