富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

桐生市立西小学校「学校キャラバン」世界遺産・富岡背イオ市場と絹産業遺産群

2015年12月15日 20時36分17秒 | 世界遺産伝道師協会

桐生市立西小学校「学校キャラバン」

 11月11日(水)、前日は雨模様でしたが当日は晴れてほっとしました。

 校門に入り、資材を下ろしていると柿沼教頭先生がおいでになり会場となる体育館に案内して下さいました。

 先生方にも協力して頂き体育館の両端に世界遺産講話と座繰り設備とを配置して準備を終えました。「カイコの一生」のDVDの代わりにO野伝道師が持参した繭や写真でカイコの話を伝えることとしました。

 3年生51名が佐竹先生、横山先生の先導のもと整然と入場し、Ⅱ校時(午前の後半)を使って学校キャラバンです。

 子供たちの挨拶に続き、参加伝道師5名の自己紹介と「富岡製糸場と絹遺産群」概要説明で始まりました。

 世界遺産講話と座繰り・カイコとを二組のローテーションで実施しました。

 まず3年1組が世界遺産講話(S場伝道師が説明・T比地伝道師はPC操作)を受けました。 子供たちは世界遺産が沢山あることに驚くとともに富岡製糸場始めとした絹遺産群が果たした役割が日本が世界一の生糸生産国になったこと、絹を身近なものに変えたことと等興味深く聴き入っていました。

 質問の中に「「花燃ゆ」の中で生糸の暴落がなぜ起きたのか?」がありました。

 

    (説明するS場伝道師とT比地伝道師)

 3年2組は座繰りとおカイコさんの話からから始まりました。J保伝道師が煮繭してきた繭をみご箒でこすると糸が出てくるのを不思議そうに眺め、一つの繭から糸が1000mから1500mの長さがあると言うことに驚いていました。

 それぞれの子供たちに索緒と繰糸両方の体験を喜々として取り組んでいました。

 

(座繰りを指導するJ保伝道師とO野伝道師)

  繭の標本の説明では日本種と中国種との交雑でより優秀な品種が出来ること、小石丸のような昔の品種と比べると現在の品種は大きくなっていること、家蚕のほかに天蚕やクリキュラ野蚕にも触れ、熱心にスケッチもしていました。

 

(繭標本に見入りスケッチする子供たち)

 桐生には白瀧神社はじめ多くの織物関連施設が絹遺産として登録されておりますが、家業が織物業の子供もいたり、地元の協力で鯉のぼり作りに取り組んだり、織物が息づいていました。 西小学校は明治12年に開校した安樂土分校まで遡る桐生でも由緒のある小学校です。

 学校キャラバンの後に小山校長先生に御願いして資料室に保管してある県令楫取素彦が明治16年に揮毫した大きな校名額「安楽土西学校」を見学し、学校を後にしました。

                            Y.Y 記

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