富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

第3回研修会(桐生市・みどり市)報告(平成30年11月9日) 彦部屋敷から穴原観音堂 さらに宝徳寺で床もみじ

2018年11月15日 19時50分28秒 | 世界遺産伝道師協会

第3回研修会(桐生市・みどり市)報告(平成30年11月9日)

 

 現地研修会の報告です。

乗用車3台に分乗しての研修会です。

参加人数は、15人の予定でしたが、最終的には、14人での研修になりました。

伊勢崎駅北口に8時50分集合の予定通りに皆さん集まり9時には出発できました。

研修先を決めるときに何度か行ったところでも価値あるところを優先するのか初めてのところを優先するのかいつも幹事としては迷うところです。しかし 伝道師としては、同じところを何回行ってもその時その時で感じ方は変わりますし、初めてのところはそれなりです。幅広い年齢層・経験層の方に参加してもらいたいという思いは、常に感じて研修先を決めているI上理事には、頭が下がります。

今回も何度か研修している桐生方面でしたが、様々なところを研修出来ました。

最初の研修先は、“彦部家住宅”(桐生市広沢町)です。住宅と言いながら“砦”のイメージのする様々な建屋で構成されており立地条件も戦国時代を意識させるものでした。

ここでは、ガイドさんが2人で対応してくださり2グループに分かれて充分研修出来ました。

約1時間見学後は、“金谷レース工業KK”(桐生市東久方町)に迎い、そこにあるベーカリーで早めの昼食になりました。

昼食は、パン食でサラダ、スープ、コーヒー(or紅茶)付きでした。

あいにくの天気で朝から曇り空で天気予報も雨模様でしたが、結果的には、食事中だけ強い雨が降っていました。(それ以外は、ほとんど雨にたたられずでした)

昼食後は、金谷レースの建物内にある“工房 風花”を見学しました。我々の仲間の伝道師“板野知恵さん”が主宰している工房で様々な工夫が感じられました。特に繭の毛羽から糸をつむぐ工夫を御主人と取り組まれているのは印象的でした。

次の研修先は、“後藤織物”(桐生市東町)です。

古くから桐生織物の発展に貢献しているところで外から見るとのこぎり屋根が見られ、中には、多くの織物機戒がありました。普段から見学者が多いのか丁寧な説明はありがたいものでした。

そのあとは、予定通りの、白瀧神社(桐生市川内町)、貴船神社(みどり市大間々町)、穴原薬師法境内(みどり市大間々町)にある馬鳴菩薩石像を見学しました。

白瀧神社は、私の車の同乗者2名がここの見学のために参加したということでした。

蚕神調査でも調査員が調査した神社です。

貴船神社は、水の神様として有名ですが、ここでは、養蚕との関係が示されています。

最後に見学した馬鳴菩薩石像は、蚕神調査の報告書である「群馬の蚕神」の表紙を飾るもので蚕神調査員もそうでない人も為になるものだと思います。

途中 白瀧神社の近くにある宝徳寺で床もみじを見学するというおまけ付きでした。

(前々日のNHKで紹介されていたとのことで急遽見学先に追加されました)

今回は、比較的ゆったりした研修であまりあわただしさを感じなかったように思います。

大体予定通りの17時頃には、伊勢崎駅北口に戻れました。

世界遺産の4遺産以外を研修することにより周辺知識を蓄積し、次の伝道活動へ役立つことでしょう。また 途中で伝道師同士のコミュニケーションによる情報もためになります。

次の研修の際には、また多くの伝道師の方が参加するような企画があることでしょう。

次回以降の皆さんの参加を期待します。

よろしくお願いいたします。

(N屋 和幸 記) 

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