週末の宿泊込みの貸し切りパーティーの主催の方から
普段お仕事でお世話になっている淡路島の生産者さんの素材を使ってほしいと依頼があり
今日はお昼過ぎに南あわじの賀集にあります森の木ファームさんへおじゃましてきました
菌床作りから培養、育成、収穫、出荷まで各棟に分けて一環して行なわれている施設
産直市場で陳列されていて名前は知っていましたが、この場所にこんな施設があるとは驚きでした
菌床栽培のしいたけの生産風景はテレビでしか観たことがなかったので案内していただきました
イメージとしては蒸し暑く、もわっもわ!を覚悟してましたが
外がそれ以上にもわっもわ!なおかげで涼しく感じ快適な空間でした
菌床は、おが粉(木のチップ)と米ぬかなどの栄養体を混ぜたものを袋に入れ、
椎茸菌を植え付け、ブロック状にしたものでおが粉はシイ(椎茸の名の由来)や
ナラなどの広葉樹が使われるそうで栄養体の配合にこだわって作っておられます
いい作物を作るには土づくりから … 菌床づくりも同じですね
出始めの小さい赤ちゃん椎茸ですが、この時点で生育しても良くならないものは間引かれます
でも、意外なのはその間引きの椎茸にも旨みが凝縮していて、ソースのベースなど
島内のイタリア料理店でも引き合いがあるそうです
案内していただいた棟ではこのサイズが明日になればひとまわり大きくなり収穫となります
大きな肉厚の椎茸はまた、違った棟で違った環境で育てられているそうです
収穫されると一日、温度管理された冷蔵庫で休ませてから後日、出荷となります
主に島外に出荷されているそうですが、南あわじ市内の産直市場ではお求めになられます
本日の夜のお客さまにも鱧鍋の野菜としてや、お肉の付け合わせなどでも召し上がっていただきました
低温ロースト、煮浸し、酢和えなどいろいろやってみましたが、素の生椎茸らしさや食感、
噛んだときに溢れる椎茸エキスの旨みを愉しむにはやはり、あれこれしないことかも …
とは思いましたが、もう少しやってみたい感はあります