淡路島の一期幾会(旅館若潮ブログ)

活魚料理旅館 若潮 で日々のお仕事を通じて”淡路島の魅力”を伝えていきます

スモモの花

2017-03-31 22:38:32 | 旅館のお仕事

 

 

 

春休み2週目の週末の金曜日はあいにくの雨の一日

また、少し寒さが戻って膨らみ始めた桜のつぼみも「あれ?」と首をかしげるお天気

 

そんな足踏みする桜を横目に咲き始めたのは宿の菜園脇に咲きますスモモの花

 

昨年はほとんど咲かなかったので心配しましたが、今年はつぼみが数えきれないほど …

 

なので、昨年はひとつも実が生らなかったのですが、今年は大丈夫そうです

 

今年は生った実をいいタイミングで収穫して、果実酒にする予定です

 

 

さて、そんな本日は馴染みのお客さまから海外のお客様をご紹介いただきました

予約から次の日の観光タクシーの手配までされて、あとはよろしく!と …

日本語はもちろん、英語もあまり(そういう僕らもそれ以上の“あまり”)らしいとは伺っていたので

もうこうなったら開き直って、スマイルとジェスチャーで!

「私はちょっとは喋れるよ」と嫁が行きますが、料理説明はさすがに厳しかったようです

 

それでも、食事が終わる頃に残った釜飯を指さしていたので、これはおにぎりやな^^と「OK!OK!」

横から嫁が「Oh!サークルライスねっ!」 

 

これが通じてしまうから、中学と高校の英語はなんだったんだ、とも思う

それにしても、サークルライスは酷い^^;

 

 

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小さな出会い

2017-03-30 21:52:50 | 旅館のお仕事

 

 

「おとうさん、明日は朝早く起こして」

 

連日、寝坊助の娘が珍しく、早起き宣言 …

 

しかも、昨夜は同級生家族の集まりの宴会に、僕と娘も後から途中参加

娘はいっしょに来てた同世代の子供たちと夜遅くまで遊んでからの今朝

 

昨日、チェックインされたお客様のお孫さんが

娘を自分のお姉ちゃんのように慕ってくれてたようで

新しい兄弟ができたように楽しく遊んでいたそうです

 

なので、帰りにお見送りしたい!とお母さんといっしょにお送りしました

 

こちらは見えなくなるまで …

お客さんはスライドドアを開け放したまま

僕らが見えなくなるまで手を振ってくれました

 

 

たった1日足らずの滞在のなかで起こる、心が通う瞬間が嬉しい

 

たまたま、そこにいたから …

そんな不確かで曖昧な偶然がたとえ、一年もしないうちに忘れてしまうような

小さな出会いだったとしても、娘にとってはその時に満たされればそれでいいと思う

 

30年前同じ境遇だったであろう僕の記憶のなかには

残念ながら、そういった記憶がほとんどない^^;

 

でも、なんかこういうのがいい!と強く思えるのには

それなりの所以があるんだととも強く思う

 

 

 

 

 

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ガシラ

2017-03-29 23:59:59 | 旅館のお仕事

 

 

 

春は磯のお魚もいい季節 …

 

 

今日はガシラを使って小鉢を一品

 

和の香味野菜と焼き霜にしたガシラを和えてポン酢を流し込みます

 

残ったアラもいい働きをしますよ~

 

他のお刺身などで残ったアラを煮立った昆布出汁に入れて出汁を取り …

 

赤出汁にしてお料理の最後に召し上がっていただきます

 

磯魚独特の風味は、どうやってもこれしか出せない唯一無二の味になります

上身が霞むくらいの最後のお汁、これも料理の醍醐味です

 

 

 

 

 

 

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標準木

2017-03-28 22:19:58 | 旅館のお仕事

 

 

 

 

昨日が8つ …

 

今日が40くらい …

 

 

 

東京なら靖国神社、大阪は大阪城西の丸庭園、

京都は意外と京都地方気象台構内、北海道は北海道神宮らしい

 

など、全国にはその土地土地で桜の開花を表す標準木と呼ばれる目安の木がありますが

ここんところの僕の標準木は、福良に仕入れに向かう下り坂の大きな桜

 

先週あたりから、じぃぃ~~っと見とりましたが、

ようやく咲き始めました^^

 

こりゃ、明日は200超えるな^^

 

 

 

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柚子味噌焼き

2017-03-27 22:30:28 | 旅館のお仕事

 

 

 

 

季節外れの寒波もようやく収まりつつあり、やや暖かな一日となりました

今週あたりから、また春らしいお天気が続くそうで嬉しいですね

 

今日は近所の方のご法事の膳も仕上げました

宿の玄関先の掃き掃除をしていると、道向かいで畑仕事で

よく道を挟んで世間話しをしていたおばあさん

近くの旅館の厨房で腕を振るっておられたこともあってか

僕に、この仕事はキリがないけど気張る気持ちを忘れたらアカン

、とよく言ってくれてました

さっぱりとした物言いがとても心地よかったの覚えています

 

そんなことを思い出しながら、仕上げた膳の料理より …

 

今日もとてもいい鰆が入りましたので、少し多めに買って、お造りの台盛りにする鰆を

もう一品、焼き物としてお出しました

 

焼き台で3回ほど焼き休めしてほぼほぼ火が通ったところに、黄柚子を擦った玉味噌をひと塗り

ギャッと表面を焼いて仕上げます

相性のよいお味噌と、なかがレアな鰆の上身はお刺身とはまた違った味わいがいいです

 

鰆もまだまだこれからがいいですね

 

 

 

 

 

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午後9時過ぎ

2017-03-26 23:31:56 | 旅館のお仕事

 

 

春休み最初の日曜日はふだんの日曜日と一味違って、内容盛りだくさん …

朝から気合い全開で準備しながら、仕込みしながらの盛り付け

 

夜の営業にかかってくるかな、と思われたお昼もなんとか乗り切り

夜は夜で思った以上に流れるようにお料理がお出しでほっとひと息^^;

 

今日はウチの子たちも総動員させて、お座敷の片付けや洗い物、食器仕舞いを …

上のふたりはだいぶ、役に立つようになってきましたが、一番下は集中力がありません

仲居さんにかまってもらいながら、今宵は最長4時間(実労2時間くらい)

 

でも、お客さんがお食事を終えて、お部屋に戻られる午後9時過ぎの休憩の時間は大活躍!

 

彼女の「お茶、せんかー!」の号令が、休憩時間の始まりのチャイムみたいなものです

 

周りの朗らかで優しい大人たちのおかげで、明るく楽しい子に育っております^^

 

 

 

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春の催事

2017-03-25 23:59:59 | 旅館のお仕事

 

 

 

先週まではもうすぐ桜が咲きそうな勢いでしたが

つぼみが縮こまりそうな季節外れの寒い日が続きますね

 

今日はお昼を準備中にさせていただき、夜のお泊りのお客様に集中でした

 

段取りも進み、いよいよ夕食にかかろうとする夕方5時半

水槽のパネルを外して魚を簡易水槽に入れるころに

ちょうど、チェックインされたご家族さんのお嬢ちゃんが二人

「魚、見せてくださ~い」とやって来られました

お魚の名前や何を食べるの?とか聞いてチェックインされていきました

「今からこのお魚食べるんだよ~」なんて、言えそうもない純粋無垢な子たち

“食”の有難みより、今は水族館気分でいるほうがいいですね^^

 

そんな本日の追加料理より …

 

朝からじっくり出汁を取った鯛素麺

 

コース料理に追加だったので、少な目をみんなで分け分けしていただきました

 

ちょうど、明日は福良のうずしお朝市は桜鯛まつりで鯛素麺の振る舞いも …

季節外れの寒さは続けど、催事はもう春まっさかりです^^

 

 

 

 

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男二人旅 最終日

2017-03-24 17:01:11 | プライベート

 

 

次男坊との男二人旅も今日が最終日 …

 

今朝は少しゆったりで東京に戻り、それから千葉へ

これまでの東京近郊の旅でやり残したことをするらしい

 

さすがに3日目になると、街の駅放置は辛いので

カメラのクリーニングや他の子たちのお土産も買いたかったので

「お昼ごはんくらいの時間に合流しよう」と提案

「えっ!」

ちょっと戸惑ったようで可愛げがあるように見えたが …

「おとうさん、大丈夫なん?」 って、僕の心配?

^^; …  めちゃめちゃ大丈夫です!

 

 

娘は、おかあさんのケータイから『なんでもいいよ、おとうさんに早く会いたい』

なんて、泣きそうなメッセージをくれるので、たくさんありすぎるお店を渡り歩いて

余計に疲れたのもまた、旅の思い出^^;

 

また、ちいさい小学生がひとりで電車に乗ってくるのを見て …

 

千葉で生活している弟家族が昨夏、帰省した時に小2の甥が

4つも先の駅前にある塾にひとりで通っているのを聞き、とても不憫に思えた

近くの公立校に進学するために、遠くの塾へひとりで通う …

そんなことは、都会ではよくあるという

同級生が少なくて嘆く僕らとは、また違った悩みを抱えているんだなと思う

 

住めば都、とはよく言ったもので、みんな複雑な思いを抱えながらも

この町が一番!って生活しているんだろうな、と …

でも、子供も大きくなるとそんな思いもなくなり

心の底から自分の住む町が好きになるのである

 

そんな我が町、我が島へ帰る新幹線のなか …

今日もフル回転だった次男坊が爆睡するシートの隣でブログ更新完了^^

 

明日からまた、がんばります!

 

 

 

 

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男二人旅 2日目

2017-03-23 22:01:24 | 旅館のお仕事

 

 

次男坊との男二人旅、2日目は宿泊先の前橋から一気に北上して

利根川水系の源湖、みなかみ町からゆったりと南下する川下りの旅

正確に言うなら、その川沿いを走る線路を下る旅とも言います^^

 

奥には新潟の山々がまだ雪を被って高々とそびえております

ここにはたくさんの桜の名所があり4月には賑わいますが

まだ、つぼみのまま  … まだ、寒いところです

 

 

 そんな源流を車で下りながら、彼の行ってみたかった場所に立ち寄りながらの道中

 

草津温泉、伊香保温泉、尾瀬公園に富岡製糸場など群馬県には有名どころが数あれど

彼の目的は近所のおばあちゃんが耕す畑の隣の鉄道沿線

 

彼曰く、こういうのがいい!らしいです^^;

 

 

待ち時間は河床に下りてのんびり過ごします

もしかしたらと、ちょびっとだけ川に足を浸して見ましたが

キンキンに冷えたビールよりも冷たい~、雪解け水ですものね^

 

 

ただ、こんな山奥でもポツンと急に行列のあるお店が出現するのも面白く …

 

 肩がコンコン当たるような狭いカウンターの隣で食べてたご夫婦のおっちゃん

「これでビールが飲めたら最高だね~」「ホンマっすね~」

「君は関西から来たの?」「淡路島からです!」「徳島の?」 … ^^;

 

 

 そんな川下りの旅は利根川の河口もかなり広がった埼玉との境まで

 

 

川の旅は新鮮でいい

でも、できることなら … 夏がいい

 

今日は高崎で宿泊

夜はゆっくりと次男坊と近くの居酒屋で …

普段、あまり会話がない分、今夜の次男坊は旅感もあってか

いろいろと自分の思いや将来のことを話してくれた

「大人になったら、いっしょに飲もうな!」

「炭酸、飲めんから無理 … 」

「おこちゃまか!^^」

 

 

 

 

 

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男二人旅 1日目

2017-03-22 22:37:38 | プライベート

 

 

1日目の次男坊との男二人旅は夜行列車で途中下車した早朝の横浜から …

 

ここから平沢まで戻り、「じゃあ、8時に改札で!」って放置されるのである

まぁ、彼との旅はこれが当たり前 …

この限られた時間をどう過ごすか、が毎度の課題

 

ただ、頭の働かない早朝は駅ナカの喫茶店で過ごし

なぜ、ここなのか?を推測するところから …

 

江ノ電始発の駅でも、男二人で湘南の海へ行くわけでもなく …

 

構内から綺麗な富士山が見えるからといって、ここから富士山へ向かう訳でもなく …

 

ただ、感覚的にここからの風景が“いい” … ただ、それだけのこと

 

ここから一気に東京の高円寺へ、理由は同じ … 

 

ただ、ここは2年前長男と二人旅した時、東京に帰ってた友人が案内してくれた場所で

少しの時間でしたが散歩しながら、懐かしく過ごせました^^

 

 

前回の夜とは違って、また違う顔がある興味深い街です

 

面白そうな方と出会ったお店も見つけられてよかったです

 

ここからまた一気に北上して、埼玉からレンタカーを借りて向かったのは

ここ数年、彼がハマっているレトロ自販機巡りへ

 

埼玉県行田市にあります昭和なドライブインのなかにあります

 

 

NHKのドキュメンタリーで青森のそれが反響して以来、再燃したレトロ自販機

僕ら世代でギリギリなこのカテゴリーになぜ、ウチの子が反応したのかはまだ謎のまま

 

そのまま埼玉を北上して、今回の旅の目的地の群馬県へ

 

大きな街を越えて向かったのは栃木の日光へ向かう街道沿いの山の中 …

 

朝とは打って変わっての山村地帯

 

全国でも有名(らしい)なのが、この山の中の小屋のような建物

 

こんな旅でも、食事だけは僕が決めるはずでしたが …

 

群馬名物のひもかわうどんも、自販機のもの(T_T)

 

 

それでも、普段僕には見せることのない彼の気持ちの高ぶりに

気持ちも満たされた次男坊との男二人の旅の初日

 

お昼だけでその気持ち以上に満たされたお腹に、夕食が入らずほぼビール^^;

 

明日も同じような行程で群馬の旅 … 

明日はどこへやら^^

 

 

 

 

 

 

 

 

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