新日本風土記という番組を見ていた。大阪法善寺界隈をやっていた。ある料理屋で働く青年を映していた。10年ほど修業をやってきたけれど、ここの料理に触れたらいままでのやってきたことは、なんだったのかと思いなおしてこの店に一から入りなおしたとのこと、ここに入って3年目といっていた。夕方、その彼がのれんの手前でお客の来るのをじっと立ったまま待っている所があった。親方がいう。技術というのは切ったはったやから、長くやっていれば誰でもできるようになる。修業というのは、その技術のことではなく、お客様に本気で持て成す思いを育てることやと。掃除することひとつ、その一つひとつの態度が自らの思いで、思いを育てていくことだと。
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