ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

旧月歌会

2014-07-19 21:00:10 | 日記

 きょうは旧月歌会でした。神戸と大阪で短歌のイベントがあったこともあって、参加者はいつもより少なめの22名。3時間22首だったので結構じっくり議論になって、いつもは時間を気にしていまの意見はちょっと違うなぁと思ってもそのままにしてしまうところ、きょうは思ったことが言えてよかったです。歌会は20首くらいがちょうどいい数なのかもしれません。

 

 私のきょうの歌

 

 ・火傷したときは二度焼きすればよい熟練工は言い放ちたり    藤田千鶴

 

 「言い放つ」にイメージを込めすぎている、いや、ちょっとした違和感がこの言葉から感じられる、など意見が分かれました。「怖いことを言っているわりには冷静な言い方でまとめている」「熟練工のプライドのようなものが出ている」「新人に向かって言っているのか、自分自身のことを言っているのか、見学者など第三者に言っているのか」というようなことも議論になりました。

 

 きょうの歌会の歌は落ち着いたいい歌が多かったように思います。

 

 歌会の雰囲気も影響しているのかもしれません。きょうの歌会で印象的だったのは、吉川さんの評のなかの、「なんでもない時間のうつくしさ」という言葉です。

 

 あしたは割り付け・再校作業です。

 

 

 

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神楽岡歌会

2014-07-19 00:53:26 | 日記

 きょうは神楽岡歌会でした。仕事の帰りに市バスに乗っていると、涼しくて気持ちよくてつい寝過ごしそうになりました。

 

 19時スタート24首。2時間で20首だから、1時間で10首。誰がどのうたに票を入れ、どんな批評をするのか毎回楽しみです。

 

 私が出した今月の歌は

 

 ・お囃子の鉦は打たれて美しい紐に私は釣り上げられる     藤田千鶴

 

 おとといの夜のあのちょっと怖くなったときのことを詠んだ歌です。参加者20名で6票。選んでくださった人が「生活」から離れた歌を多く作る人たちだったことがとても嬉しかったです。批評は「鉦の音と身体感覚とがうまく重なっている」「きれいなのと残忍な感じが気に入った」「いい感じに転調がおきている」「祇園祭とわかる人とわからない人では読み方が違う。シュールに読まれる可能性もある」「心が持っていかれる様子を「ごとく」「ように」をつかわずに私は釣り上げられると言い切ったところがいい」などでした。みなさん、とても細かいところまで感じ取っていただいてありがたかったです。

 

 私が選んだ5首は老いた父を「眉」に表した歌、遠くにあると思っていた「火」が急に近づいてきた歌、浴槽と愚痴の歌、半分埋められたタイヤに座って夏の川を見る歌、幻想的な白い蝉の歌、でした。

 

 選ぶときに気を付けていることは、「好み」が偏らないようにすることです。巧いと思う歌とは別に、勢いのある歌や、社会詠(あんまりそのものずばりでなく、個性的な詠み方で心に響くもの)、へんだけど気になる歌、そういうのにも票を入れます。

 

 やはり、歌会は楽しいです。仕事のつかれが飛びました。21時終了で、時間が大丈夫なひと12名で居酒屋へ行き、遠くへ帰る田舎チーム3人(私も含む)はすぐに帰る時間になりました。残念。あしたは旧月歌会です。 

 

 

 

 

 

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