苦手なものが年々増えていって困っているのですが、今年「苦手なもの遺産」に新しく登録されたのが「カシワバアジサイ」です。
初めて見たときなんと、気持ちの悪い咲き方だろうと思いました。花はきれいなクリーム色の紫陽花なのに、咲き方が円錐系にとがっていて、剣で刺されるような感じを受けました。
このあいだの、東京での大森さんの授賞式の懇親会で、花山多佳子さんと会いました。お料理がたくさんあったので、どれにしようか迷っていると隣に来られて、
「あなた、カシワバアジサイ嫌いなんだって?」
「なんでご存じなんですか??」
「歌にあったじゃないの」
ああ、6月の月詠草にそんな歌を出していたことを思い出しました。
「あなたが嫌いそうな花だわ。とんがっていてイジワルそうだもの」
それだけ言って、お料理をもってつつつと去っていかれたのでした。
ちょっと唖然としましたが、ふふふ、花山さんはわかってるなぁと思ったのでした。
きょう、帰宅途中にひまわりの列に会いました。近くの水度神社の参道に沿って植えられていて、毎年立派に咲くのです。あおあおと葉っぱが育っていて「さ、夏よ、来い!」といった感じで並んでいるのをみて、私も、さ、夏よ、来い!と思いながら帰りました。