きょうは旧月歌会でした。神戸と大阪で短歌のイベントがあったこともあって、参加者はいつもより少なめの22名。3時間22首だったので結構じっくり議論になって、いつもは時間を気にしていまの意見はちょっと違うなぁと思ってもそのままにしてしまうところ、きょうは思ったことが言えてよかったです。歌会は20首くらいがちょうどいい数なのかもしれません。
私のきょうの歌
・火傷したときは二度焼きすればよい熟練工は言い放ちたり 藤田千鶴
「言い放つ」にイメージを込めすぎている、いや、ちょっとした違和感がこの言葉から感じられる、など意見が分かれました。「怖いことを言っているわりには冷静な言い方でまとめている」「熟練工のプライドのようなものが出ている」「新人に向かって言っているのか、自分自身のことを言っているのか、見学者など第三者に言っているのか」というようなことも議論になりました。
きょうの歌会の歌は落ち着いたいい歌が多かったように思います。
歌会の雰囲気も影響しているのかもしれません。きょうの歌会で印象的だったのは、吉川さんの評のなかの、「なんでもない時間のうつくしさ」という言葉です。
あしたは割り付け・再校作業です。
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