地下鉄の車内で作った曲もいくつかあります。
会社に行く途中に乗客とこんな話になりました。
男性:曲作れるんだよね?
春江:作ってるけど、いい曲ってなかなかできないですね。
仕事中に電話かかってきて、ストレス発散みたいにやっちゃうから
男性:作りだめしてるわけじゃないの?
春江:全部受注生産です。
男性:じゃなんか作ってみてよ。
春江:なんかお題ください。
男性:ナンバーワン
春江:ナンバーワン。はは。
ナンバーワンにならなくてもいい
もともと特別なオンリーワン
花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
人それぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
ひとりひとり違うのにその中で
一番になりたがる?
そうさ僕らは
世界に一つだけの花
ひとりひとり違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
男性:それはいい曲だね
春江:聞き方の問題だと思いますよ。受注生産なんだから
男性:それ誰に歌わせるの?
春江:キンキがいいな
男性:SMAPだよ
春江:あーそうか。SMAPたくさん作ったからもう作りたくないんだけど。
でもSMAPっぽい曲になっちゃいましたね
という流れで生まれた曲です。
皆さんが好いてくださって嬉しいです。
最初は、なんであんな当たり前の曲が売れるんだろうって思ってました。
SMAPが歌うと説得力があったんですね。