酒と薔薇の日々(その2)

好きなことだけ求めて生きるアスペ気味のINTJ人

ベネッセアート旅 (1)

2017年09月18日 20時14分27秒 | 旅行

■9/18(月)

本来の出発日は昨日17日であったが、台風が広島・岡山の真上にあるために出発を1日延期した。

おかげで、宿の予約はできないわ休刊日の調整が大変で、牛島、豊島、直島を経て、先に鳴門の国際美術館、最後に坂出の東山魁夷威、シモン人形館へ行くことに。

カートの中は万一の野宿に備えて、テントなど一式 抜かりはないぞ!

にした。が、金曜日にはまた雨の予報

朝、5時半過ぎの岡山直行の鈍行へ乗り込む。はずだったが何故か行先のパネルは福山あたりになっていた。

時間は間違いないので、とりあえず乗るが車内アナウンスは呉線経由の三原行きに変更だと。

しょうがないので、広島駅で降りるとホームのアナウンスで糸崎までしか行かない列車に乗れと。

糸崎で乗り換えてなんとか岡山駅へ30分遅れで到着。

昨日は台風で終日列車が走らなかったことへの調整らしい。

ダイヤの組み替えは一晩中やっていたのかなあ。お疲れさまです。

 

駅前から宝伝港行きの直行便バスへ乗って、

連絡する高速船サンダーバードへ乗船。

立って乗る人もいて満員であります。

港へ着いたら、牛島全部を回れるチケットを購入。

小西真奈美似のかわいいおねえちゃんが一人でチケット販売をしていて、結局20分近く待たされた・・・

結構高額な値段であったが、精錬所と家プロジェクト3軒分のセット料金なので、そんなもんかなと。

まずは、精錬所美術館へ。

ブレブレです・・かなり暗いんだから。

入ってすぐ背中側には太陽プロミネンスの動画

通路内はあちこちに鏡が置かれ、ずっと先の景色が見える。

振り返ると常に太陽プロミネンスが。

細く暗い通路を進むが、地鳴りにも似た音が鳴り響き、何とも言えない重たい空間

終点間近で発見した終着点の映像は、青い空と白い雲であることがわかった。

外へ出たが、結構暑い。

スラグで作ったレンガ

崩れかけた精錬所煙突。この島に来れば何でもアートに感じる。

廃墟マニアにはたまらんかも。

続いて、家プロジェクトを歴訪

ここは郵便局だったようだが、プロジェクトではない。

DNAを模したアート。中心からは光が発せられているとか。

 

石屋さんだった跡地に描かれた絵

コンタクトレンズ風のレンズの連結オブジェクト。

綺麗です。好きだな光物。

花の絵を連ねたオブジェクト。

ひなびた漁村の中にあるのだが、妙にマッチしていて不思議な感じ。

グルッと回って、港へ戻る。

船を逃したので、小一時間程、港で座り込んでビールなど飲みながら切り出された石を並べた壁を眺める。

横から眺めると、ピシッと一列に並んでいた。

よく見ると、ちゃんと計算された配列のようで、角がピタッとあっている配列が多い。

不思議と見ていて飽きが来ない。

ここで、現代アートの眺め方に気が付いた。

時間をかけていろんな角度から作品を眺め、作者の思いを考え、自分の見方を拡大すると、なるほど!と思う点が次々と見つかる。

勝手な思い込みであるが ( ^ω^)・・・

夕方の高速船で豊島に到着。

民泊したいので、観光案内所で本日宿泊可能な家を聞くと、自分で直接電話をしてくれと。

港近くの「高橋さんち」3500円に決定。安っ

改装されたばかりで、風呂もトイレも超奇麗!!!

荷物を置いて、集落の中を歩いてみた。

ここで、明日朝の食事などを購入。昭和そのものであります。

豊島ではなく、ヌコ島。

港なので魚がもらえるのかな。

真っ赤なガラス越しに中庭がみられる「豊島横尾館」を発見。

横尾らしい色ずれ。

一杯機嫌で入ってみた。

設計者 永山裕子建築設計サイトから引用

写真の奥にいるのは、金色の鶴

右側の黒いガラスで覆われた室内から見ると、正面に目を合わせるように置かれた金の亀がいる。

屋外から室内の床下へ流れる、底が瑠璃色の川には極彩色の鯉が泳ぐ。

室内には狂気の絵が飾られている。

色彩に圧倒された。


この庭は、入園前には外から見られるのだが、真っ赤なガラスを通さなければ見えない。

まずは、真っ赤なのでいかにも横尾らしい庭園に見える。

中に入って日本庭園を見れば、真っ赤なキチガイい色で塗られた石が日本庭園然と置かれている。
  :
退館し、庭を出るともう一度赤いガラス越しにさっきまで居た庭が見えることになる。

今回は、赤いと思っていた石は真っ白に見える。(赤い石を赤いフィルターで透視するとこうなる)

さっきまでの狂気は消えて、真っ白に。

入る前には赤に圧倒されて石が白く見えていることに気が付かなかったけど、出てから赤い石を見直すと実は白く見えている。

外から赤いフィルター越に見る一般世間側の偏見を揶揄しているのではないのか。

狂気の目 って何なんだ? どっち側なんだって思った。

円筒上の施設内には合わせ鏡の間とかもある (永山祐子建築設計 から引用)

いやいや、さえkの勢いも手伝って感動しまくりでした。

夕方、同じ宿へ入ってきた大阪から100回以上豊島へボランティアで通っているというKWHRDさんと夕日を見ながら一杯。

学生時代の親友と同じ名前だったし、何故かうまが合う。

仕事に疲れているのだろうなあ・・・

陽が沈む

ちょっと、アートっぽい?

夕食を食べようと彼が案内してくれたおしゃれな店へ。

ここに来るためにいつもと違った宿へ入ったとか。

ここまでは何とかブレていないが・・・

そろそろダメダメですね。GRD4の手ぶれ補正ってありゃ何なんだ?

泥酔状態で寝てしまいましたとさ。