14歳に行った性格に関するアンケートを77歳に再実行するとまったく正確・行動はまったく別人のものであった。
従来は10/20年のスパンでは相関関係が見られるため、長期間でもそれなりに関係があると考えられていたが、が長期間ではまったく無関係というもの。
「性格は、思考パターン・感情・行動などが、それらの背景にある心理メカニズムと一緒に反映された結果です」と研究者は語っているそうだ。
http://gigazine.net/news/20170221-personality-teenager-septuagenarian/
長期間会わなかった嫌な奴がまったく別人かと思うほど変わるというのを裏付ける結果だと思う。
「三つ子の魂100までも」はある意味少々違っていたようだ。
今回の研究結果は性格の変化であって、人生の良し悪しではない。
しかし、この研究結果から考えると、本人の思考・行動がどう自分の周囲の環境に良い方向で作用していくかが重要な要素といえると思う。
じゃあ、どうしたら良い方向へ自分を導けるかというと、やはり「自省」「前向きな考え」「失敗を次の成功につなげる」「明確な目標の設定」「地道な努力と継続」といったところか。
スタート時点における走り出す方向を誤ると、やはり大変なことになるな。
それを考えると「三つ子の・・」は、青年期においては特に重要だ。
若い時には人間的資産が少ない。その時にかいま見える基礎的な性格や考え方が「育ちがいい」という部分かもしれない。年をとってからは「育ちがいい」とは言われないものなあ。
DNAが性格にどの程度まで影響を及ぼすのかは、他の研究が明らかにしつつあるみたい。