朝もう一回熊の湯まで行ってみたが朝7時までは清掃中とかで入浴は断念。
宇土路の展望台にあがったが天候も悪く眺望はイマイチ。遠くに国後島が見える。
諦めて次の目的地である、野付半島・トドワラへと、まずは標津へ向かう。
途中、馬の親子の朝飯に出会って、北海道を実感。
子馬がこちらに寄ってきてじっと見つめるのがなんともかわいい。
野付は昔、海岸べりでメノウが拾えると石を何個か持って帰って今でも持っているが、同じように海岸へ降りて探してみた。
当時、メノウとヒスイの違いが判らなかったので、白い半透明の石と緑の石を持ち帰っているのだが、今回はメノウを探した。
結構短時間で数個拾うことができた。
磨くと勾玉になるんかな?
朝早いし暇なので、シミジミ孤独を楽しみつつお茶しました。
しかし天候が回復するに従って雄大な景色が実感できまする。
途中でナラ原と呼ばれる白骨林+洲を発見。
ハイエースで行脚する老夫婦に出会いました。お父さんはシカの写真に夢中。
朝方かなりの雨が降ったらしく、大きな水しぶきを上げつつ半島を南進。
野付半島の途中(最先端ではない。後で聞いたが許可を得れば車で最先端まで行けるそうだ)にレストハウスがあり、
ここに車を置いて木道を歩いてトドハラ(実質は跡地)へ往復2.6kmを歩く。
突端には、かつての白骨林が何とか5本ほど残っているだけであった。
残念
風は強いし、何故かかなり疲れた。
かつて若かりし頃見たであろうトドワラの写真
付近の資料館にて。
40年間で地形や環境が大きく変わって白骨林も無くなってしまったようだ。
キタキツネ遭遇。毛並みが良く餌欲しげである。
が、アップしてみるとやはり目つきが厳しい。この辺りはGRD優秀ですわ。(この写真は面積比で1/4にトリミング)
朝方、朝飯購入で立ち寄ったコンビニで標津サーモン館祭りをやっているとのポスターがあり、入館割引券が置いてあったのでこれをゲットしていたので寄ってみる事にした。
ちょうど館前で赤い餅投げをしていて2個ゲット。食べたけど甘くなくってちょっとがっかり。(当たり前か)
館内ではサーモンの生態を展示していたが全般的にイマイチ。
(写真は、川を館内まで引き込んでの遡上中サケ生中継水槽なので、先日来の大雨で濁っています)
チョウザメの指パクコーナーがかわいかったのと、
サーモン握りの併設展示が妙におかしかった。
本日は根室で秋刀魚祭りをやっているので、ここで昼+晩飯を食おうと、さらに東進。
途中、ひたすら走るに疲れて、風連湖のレストハウスでひと休み。
確かに湖です。ハイ
13時過ぎに根室港へ到着
聞けば、北海道一の集客力を誇る絶賛秋の大イベントらしい。
なんと、100円払ってスチロール製のトレーと箸を購入すれば秋刀魚食べ放題。
こんな感じで何匹でもくれます。
しかも、炭火焼き。
最初に2匹はその場で塩をまぶしたもの、3匹目は生で会場に無料で置いてあるポン酢で食す。
広島あたりで食べる秋刀魚とは一味ちがいました。
トロ箱でも一匹80円少々で売ってはいましたが送料加算を考えると、広島で食べる値段とあまり変わらないようです。
現にサーモン館でも一匹170円で売っていたしなあ。
港には秋刀魚を狙うカモメが数百羽も舞っていた。カモメにも超人気
ホッキ貝焼きとサンマ丼も食べて腹いっぱい。
サンマ丼だけは最悪で400円も払う価値は無かった。缶詰味のたれに漬け込んだ焼き秋刀魚を白米の上へ乗せただけ。
サンマ会場はまだ早すぎて酒は飲めないので、14時過ぎに納沙布へ向けて出発。
15時前に着いたがここも大きく様変わり。
北方領土返還の鉄製アーチが設置されていたが、足場がちょうどド真ん中に設置。
どこから撮っても写真が台無し。
翌日ニュースで北方大臣が来たことを知った。
返せ北方領土 の碑が多数立っている。
昔、根室支庁でもらった返還ステッカーを自転車に張っていたら「右翼」と思われるから剥がせと言われたことを思い出す。
風は強く、寒く、さすがはオホーツクと思わせる荒天ぶり。
数軒程しかなかったはずの突端の土産屋さんは無くなり、一般の漁師家になっていた。
悪天候の中、灯台前で十数分以上も笑顔のポーズを取らされていた赤い服の女性客が哀れであった。
あれって到底プロの撮影ペアには見えない・・・
突端の灯台の下まで入ってみたが、40年前に日の丸が描かれていた岩だけは同じ姿であった。
余りに寒く見るものも少ないので、根室へとって帰った。
夕方、根室のどこへ止まろうかと考えていてたまたま寄った銭湯で、旅のチャリンカーが宿泊場所をおじさんと話しているのを聞いて、明治公園に即決
しかし北海道はどこへ行ってもカラスが多いですわ。
スマホ案内で公園駐車場へ直行
車中泊連中がたくさんいたが、ほとんどが高齢者。同年代ってあんまりいないようだ。
聞けばキャンカーに乗っているほとんどが団塊世代以上だという。
駐車場付属のトイレは至れり尽くせりで超快適仕様だったのには感謝。
夜半、雨が降り出したが近所のボケ犬大小2匹が雨がザッとふる度に、「わおーん」「きゃんきゃん」と交互に遠吠えするのには参った。
どこでもアホ犬がいるもんだ。
北海道で初めて一般住宅地の近くで寝たのだが、内地との大きな違いに花の少なさが目立つ。
厳しい自然ゆえ花壇が破壊されるのだろうか、殆どの個人住宅は砂利敷きで雑草生え放題。
ちょっと物寂しい。