ログハウスは丸太を積上げていく工法ですが、耐震基準に少しでも近づけるために通しボルトやダボを入れていきます。
この方法を取り入れないで積み上げていくログハウスもあるのではないかと思いますが、地震対策のためにはどうしても取り入れることといたしました。
私が1棟目に造った小さなログハウスは一切、通しボルトやダボを取付けないで製作したのですが、現在も倒壊せずに使用しております。
ただ、震度6以上の大地震に対応できるのかは分かりません。
通しボルトの構造はログハウス丸太の四隅(8カ所)に積んだ丸太に大型のドリルで穴を開けて15mmの鉄筋ボルトを通し、ボルトで上下をしっかりと固定していきます。
そのほかに丸太の中間にダボ(鉄筋10mm)交互に差し込んで強度を補強しました。
これにより窓や玄関を取付けるため開口する部分の補強をすることが出来ます。
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大型のドリル(特注品)友人が持っていたログハウス専用を借用しました。
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基礎部分から出ているところに穴を開けます。
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丸太の中央部に墨線を打って開けます。
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ログハウス製作はほとんど一人での作業なので、穴を開けるために丸太に対し直角に穴を開けなければ11段積む丸太にボルトが通らなくなるので、精度を上げるためにドリルの上部に水平器を取付けて作業を行いました。
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丸太に10mmの穴を開け鉄筋を下段の丸太まで差し込みます。
窓などの開口部を作ってもこのダボを入れると丸太がずれることがないようになります。
角ログの施工でもこの方法が用いられています。