A Daily Life Diary

日常や思い出を綴ったblog

ある日、機内で・・・

2005-09-20 | 旅行エッセイ
機内で「あら・・・」とぼくは声をかけられた。
声をかけてくれたのは日本人の客室乗務員の方だった。

ぼくは、客室乗務員の方に「あら・・・」と声をかけてもらえることは何もしていない。
ビジネスシートにいたわけでもなく、エコノミーシートにいたので、乗客は大勢いたはずだ。

飲み物のサービスをしている、とてもチャーミングな彼女が「行きのフライトでも一緒でしたよね」とぼくに尋ねた。そうなんだ。ぼくもこの人を覚えている。

ぼくはこの客室乗務員の方が“エコノミーシートに大勢いる乗客の1人を覚えていてくれた”ということに感激していた。

「ずいぶん早いお帰りなんですね」
「ええ・・・。」
「仕事だったんですか?」
「いえ、観光です。休みが取れないので、仕方なく・・・」
「そうだったんですか」

そういうと彼女は再び機内で飲み物のサービスを続けた。

ぼくは、休暇が取れないため夕方の便で日本を発ち、深夜にシンガポールに到着。次の1日を街の散策にあて、その次の日の朝早いフライトで日本に帰る途中だった。ようするに、2泊3日、実質1日のシンガポール観光を楽しむためにフライトしたのだ。

声をかけてくれた客室乗務員の方もシンガポールに観光でこんなに短いステイをする乗客に驚いたに違いない。ぼくもまた「このようなフライトをする客室乗務員の方々も、仕事とはいえ大変だな」と感じていた。


【補記】
客室乗務員の方々のよりよいサービスを乗客の私達もいい想い出として忘れることはないでしょう。これからもフライトの際はお世話になります。
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